ジーザス・バージェスは、ワンピース「ジョヤ島編」にて登場する黒ひげ海賊団に所属している1番船の船長です。
ワンピース内でも屈指の力の強さで、逆三角形の体型に腰にはチャンピオンベルトを巻いており、右手には素手で戦うための防具が付いています。また、「ウィハハ!」という特徴的な笑い方をし、相手を挑発する癖があります。
この記事ではジーザス・バージェスの基本情報や名シーンについて解説していきます。
ジーザス・バージェスの基本情報
本名 | ジーザス・バージェス |
異名 | チャンピオン |
身長 | 355cm |
年齢 | 27歳 |
懸賞金 | 2000万ベリー |
誕生日 | 12月25日 |
出身 | 偉大なる航路 |
声優 | 稲田轍 |
ジーザス・バージェスの性格は、話し合いよりもすぐに手が出るタイプで、たとえ無関係の人物がいてもお構いなしに暴れて周囲の人物や建物を巻き込んでしまうほどの好戦的です。だからと言って頭脳戦が苦手というわけではなく、状況に応じて自分がどのような立ち回りをするか瞬時に見極めることもできます。
黒ひげ海賊団の船長を務めるマーシャル・D・ティーチのことを慕っており、凶暴な性格をしていながらもティーチの言うことだけは素直に聞くという一面も。ティーチが提督と呼ばれるようになった今でもジーザス・バージェスは頑なに「船長」と呼び続けるほどの信頼を寄せていることが分かります。
ジーザス・バージェスの登場シーン
ジーザス・バージェスの初登場は、コミックス24巻に収録されているジャヤ編の第222話「大型ルーキー」です。
この当時は初登場なのにも関わらず「ジーザス・バージェス」という名前すら出てなく、また、ジャヤ島の人々からも認識されていませんでした。大きな身体に覆面姿という不思議な格好しているので、島民からも怪しまれました。
後に新世界編のドレスローザ編にて再登場するのですが、その時には黒ひげ海賊団の1人。エースが使用していた悪魔の実「メラメラの実」をかけた頂上決戦に参加するのですが、決勝にて敗退してしまい、代わりにルフィを殺害してゴムゴムの実を奪おうと企みます。
ジーザス・バージェスの戦闘スタイル
ジーザス・バージェスの戦闘スタイルは、逆三角形の体格を存分に活かした肉弾戦を得意としています。2階建ての建物を持ち上げて簡単に投げてしまうほどの怪力キャラクターで、作品の中でも上位に入るほどのパワータイプです。
悪魔の実の能力者ではないながらも腕力と脚力が優れているため、初登場した場所であるジョヤ島では素手だけで犠牲者を出したり、ドレスローザのときには巨大な岸壁を軽々と跳ねる身体能力を見せています。
しかし、一つ一つの攻撃が大きい故に、相手に攻撃が当たらないとジーザス・バージェス自身に隙が生まれてしまうのが欠点です。
ジーザス・バージェスの声優は稲田徹(いなだてつ)さん
ジーザス・バージェスの声優を担当したのは、稲田徹さんです。稲田さんは1994年から声優とナレーターとして活動しており、ギャクアニメや女児アニメなどさまざまな作品に出演しています。
声質は低くきりっとした眉毛が特徴的な素顔から強面の印象を持たれやすいですが、性格は温厚でアフレコの現場ではムードメーカーとして場を盛り上げたり、いろんな場面でアドリブを入れようと考えるおちゃめな性格をしています。
また、趣味がプロレス観戦で稲田さん自身も身長が184cmと高くガタイが良いので、覆面を付けプロレスラーを彷彿とさせる見た目のジーザス・バージェスの声優にぴったりです。
ジーザス・バージェスの名シーン・名セリフ
ジーザス・バージェスの名シーンや名セリフについて紹介していきます。
ジーザス・バージェスはお調子者な性格をしていながらも実力が分かるシーンばかりです。
覆面を取るシーン
メラメラの実をかけた闘技大会に出場した際、勝利を手に入れたジーザス・バージェスが覆面を取るシーンです。このシーンがジーザス・バージェスの初登場ではありませんが、彼の名前と素顔が初めて明かされたシーンなので、ある意味初登場と言えるシーンでもあります。
ジョヤ島では無名の存在であったジーザス・バージェスが、素顔を見せただけで観客がざわつくほどの知名度になったのには、黒ひげ海賊団の「10人の巨漢船長」に選ばれ活躍を見せているからです。憎い性格をしていますが、ジーザス・バージェスが陰ながら努力を重ねて、実力が実を結んだ結果であることが分かります。
しかし、なぜジーザス・バージェスが異名である「チャンピオン」と呼ばれている理由や、ジャヤ島では身に着けていなかったチャンピオンベルトはどこから入手したのかはいまだに明らかになっていません。
奪ってやる!ゴムゴムの実ィ~~!
メラメラの実をかけた闘技大会で敗北し、標的をルフィに変えたときのセリフです。
悪魔の実は所有者が死ぬとそのまま消えてしまうのではなく、再度悪魔の実は蘇り、別の所有者を待ちます。ジーザス・バージェスは悪魔の実のこの仕組みを理解しており、自身がメラメラの実を手にすることができなかったからこそ、次はドフラミンゴと戦ったあともう気力も体力もないルフィの持つゴムゴムの実を狙ったのです。
弱りきったところを狙うのは少し卑怯なやり方ではありますが、結果的に駆け付けたサボによってジーザス・バージェスの策略は阻止され、ルフィのゴムゴムの実も守られました。
まとめ
ジーザス・バージェスは、始めこそ無名のキャラクターでありましたが、見た目の存在感から再登場で多くの見せ場を作ったキャラクターです。
すぐに相手を挑発する憎らしい性格をしていますが、ジーザス・バージェスの実力は折り紙付きです。
黒ひげ海賊団の「10人の巨漢船長」の1人であり1番船の船長という肩書を得たジーザス・バージェスは、現在生死が不明となっていますが、作品の中でも屈指の怪力を持っているジーザス・バージェスなら生きている可能性もあるので、今後作中に再度登場し巨体を活かして暴れる姿を見たいものです。