【ワンピース】キャプテン・ジョンを考察!ロックス海賊団やトレジャーマークとは

伏線が二重三重に張り巡らされるワンピースですが、キャプテン・ジョンの名は作品序盤から随所に登場し、しかも徐々にその存在感を増していると言えます。

作品序盤から登場している赤鼻のバギーの口からその名が語られたかと思えば、スリラーバーク編ではゾンビとしてその姿を現し、最近では海軍将校の会議という重要シーンでその名が再登場しました。ほぼ「名前だけ」という見せ方がむしろ存在感を強め、読者の話題にのぼることも多くなりました。

今回は、キャプテン・ジョンの基本情報とともにその謎についてご紹介します。

キャプテン・ジョンの基本情報

【ワンピース】キャプテン・ジョンを考察!ロックス海賊団やトレジャーマークとは

『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

キャプテン・ジョンの特徴

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

その外観は、スリラーバークでの将軍(ジェネラル)ゾンビとして初登場しました。

ゲッコー・モリアのカゲカゲの実の能力によってゾンビとなっていたため、骸骨ではありましたが面長で顎の長い顔だちであったことが分かります。

また、長い髪に赤い外套、ストライプの細身のパンツは伝統的な海賊スタイルと言えるでしょう。剣を二本差していますが、そのうち一本は日本刀のように見えます。

包帯を巻いた体には銃創がいくつもあり、死因は銃殺なのかもしれません。

キャプテン・ジョンの性格

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

キャプテン・ジョンの名前が最初に出たのは第233話でのバギーの発言で、その会話中で「かつて財宝のために残忍の限りを尽くした」と語られています。また、スリラーバーク編でゾンビ姿となっての登場の際は、アブサロムに「天下にあまねし生前の悪名」とも呼びかけられており、残虐性の高い性格であったことが分かります。

その悪行でもって集めた財宝はどこかに隠されており、「トレジャーマーク」がその手掛かりとなるとされていました。バギーは登場初期からキャプテン・ジョンの財宝のありかを求め、トレジャーマークを探し求めていました。

キャプテン・ジョンの能力

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

上記の基本情報の通り、キャプテンジョンの詳細はほぼすべて不明となっており、その能力もまた謎に包まれています。

作中でも長らく名前だけの存在でしたが、スリラーバーク編で初めてゾンビとなって姿を現し実在の人物であったことが示されました。それ以上の情報はしばらく無く、本筋に華を添える端役かと思われましたが、第957話にて新たな情報が明かされます。キャプテン・ジョンは約40年前の大海賊、ロックス海賊団の一員であったというのです。

ロックス海賊団とは、かつて海賊王ロジャーが登場する以前に最も恐れられた海賊ロックス・D・ジーベックが率いる海賊団で、そこには若き白ひげ、ビッグ・マム、カイドウらが名を連ねていました。そうそうたるメンバーに並んでキャプテン・ジョンの名が示されていることから、彼もかなりの実力者であったことが伺えます。スリラーバークでも将軍ゾンビの扱いですから、彼の死後遺体を盗んだゲッコー・モリアもその実力を知っていたということでしょう。

しかしながら、悪魔の実の能力者であるのかどうかや、懸賞金やその能力といった詳細は作中では未だ明らかにされていません。

キャプテン・ジョンの謎

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

今まで述べてきたように、キャプテン・ジョンにはその素性から死因、トレジャーマークの示す財宝のありかなど、すべてが謎に包まれているといっても過言ではありません。ワンピースの世界ではそのように名前だけで示されるキャラは多くありますが、キャプテン・ジョンは特にその登場の仕方が特徴的と言えるでしょう。

初期、キャプテン・ジョンの名は主にバギーとともに登場することが多かったので、熱心なファンなら名前を覚えている方も多かったかもしれません。その後、キャプテン・ジョンのトレジャーマークは、スリラーバーク編の終盤でルフィが手に入れました。それからインペルダウン編でバギーの手に渡るまで、実はずっとルフィが身に付けていたのです。

単行本では25巻に初めて名前が登場し、トレジャーマークは実に4巻分にわたって主人公とともにありました。これだけでも、勘の良い読者は目を光らせるでしょう。加えて、ロックス海賊団という新たな情報に並んでの再登場です。これでは、注目するなという方が無理かもしれません。

キャプテン・ジョンの声優

キャプテン・ジョンの声優は岡本寛志さんです。奈良県出身の男性声優で、青二プロダクションに所属しています。代表作には「戦場のヴァルキュリア」カール・オザヴァルド、「サムライガン」亀吉などがあります。ワンピースではキャプテン・ジョンのほかに、オイモ、バジル、シャーロット・ニュージなどいろいろなキャラクターで登場しています。

キャプテン・ジョンの名台詞・名シーン

「ウ~ップ アイアイ………行くよォ フヘヘ!!!」

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

スリラーバークで将軍ゾンビとして出撃するシーンで、作中では本人が発した唯一の台詞です。

ゲッコー・モリアがアル中の影を入れてしまったため、アブサロムに叱責されてしまうような体たらくとなっており、生前の残虐性は見る影もないようです。

「お!ガラスのバンドカッチョイイなー おれ貰い!!」

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

キャプテン・ジョン本人が登場するシーンではありませんが、トレジャーマークがその姿を現した重要な場面ですので紹介します。

財宝にがめついナミがルフィに腕輪をあげた、ということの方に目が行ってしまいサラッと流してしまった読者も多いでしょうが、ここからインペルダウンでバギーに腕輪を渡すまで、ルフィはずっとトレジャーマークを身に付けていました。

キャプテン・ジョンの謎に包まれた正体に今後も注目!

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

今までの流れからすると大々的にその正体を明かすというよりは、作中でヒントが散りばめられていく可能性の方が高そうです。

同じ「キャプテン」の名を冠するキャプテン・キッドとの関連も噂されていますが、こちらに関しては「残忍である」ということ以上の情報はまだ明かされていません。いずれにしても、キャプテン・ジョンの名前そのものよりも、ロックス海賊団・トレジャーマークなどの関連するキーワードの登場に今後も注目するべきでしょう。