アラバスタ編で登場した『ジャッカルのチャカ』と呼ばれているチャカ。イガラムがバロックワークスに潜入している際、代理で隊長をしていたほど信頼厚い人物です。そんなチャカを詳しく解説していきます。
チャカの基本情報
名前 | チャカ |
性別 | 男性 |
所属 | アラバスタ王国護衛隊副官(隊長代理) |
種族/出身地 | 人間/アラバスタ王国 |
懸賞金 | 無し |
悪魔の実 | イヌイヌの実 モデル『ジャッカル』 |
使用する技・術 | 主に剣術 |
年齢/誕生日 | 39歳→41歳/4月26日 |
身長/体重 | 213㎝/不明 |
声優 | 植村喜八郎 |
初登場 | 164話『国が好き』 |
好物 | バナナ、コシャリ |
好物がバナナ、コシャリという点を見ると、砂地の多い土地であるアラバスタっぽいですね。コシャリとは、エジプトの国民食で、日本で言うラーメンのような知名度です。ちなみに、声優の植村喜八郎さんは、主に特撮などで活躍されています。
チャカの戦闘能力
コーザの剣の師であり、剣術の達人です。それに加えて、イヌイヌの実モデル『ジャッカル』により驚異的な脚力やパワーを手に入れており、その脚力は地面から瞬時に王宮の最上階へ飛べるほどです。チョッパーが言うには、『肉食種の動物系能力者は凶暴性も増す』とのことですが、チャカはその強い正義感から、悪魔の実による凶暴性を抑え込んでいるようです。
技としては『鳴牙(なりきば)』という剣技があり、これは、悪魔の実の力でジャッカルになり、その驚異的なパワーと脚力ですれ違いざまに敵を何度も切り裂くというものです。この技はクロコダイルに対して使用されましたが、自然系の能力者であるクロコダイルには効果はありませんでした。上記のようなことから、チャカはまだ覇気を習得していないものと考えられます。
とは言え、チャカはアラバスタ王国護衛隊副官という立場ですので、かなりの強者であることは疑いようもありません。
チャカとペルの関係
チャカと同じく、ペルはアラバスタ王国護衛隊副官という地位にあり、共にアラバスタ王国を守る守護者です。戦闘では、地上にはジャッカルのチャカ、空中にはハヤブサのペルと、二人でアラバスタ王国の地上と空を守っています。
チャカは正義感が強く真面目な性格で、ペルは普段温厚な性格ですが、時には厳格な面もあり、幼い頃のビビを想って平手打ちで叱ったこともあります。
そんな、似ていないようで似ている二人ですから、関係性は強く、同じ『アラバスタ王国を守る』という使命感のもと、戦友としても固い絆で結ばれています。
チャカの名シーン・名セリフ
寡黙に見えるチャカですが、ときには饒舌に語るチャカ。ここではそのチャカの名シーン・名セリフを紹介したいと思います。
チャカの罪
当時、王下七武海サー・クロコダイル率いるバロックワークスに国を乗っ取られようとしていたアラバスタ王国。そんなバロックワークスの裏工作により、コーザの反乱軍に進撃された際、チャカはやむなく王国軍を指揮し、迎え撃ちました。
そんな戦争の最中、アラバスタ王国のエリート護衛団『ツメゲリ部隊』が、クロコダイルを討ち取るため、アラバスタに伝わる『豪水』を飲み、戦いを挑みました。その際、チャカはその真面目な性格からか、クロコダイルにも聞こえるのに豪水の説明をしました。
「やつら・・・!!!『一時の力』を得る為に!!!・・・命を削る水を・・・」
「『豪水』を飲んでいる。もはや・・・数分の命・・・助からぬ!!!」
このように、クロコダイルも聞いているというのに、ご丁寧に説明したため、クロコダイルが豪水の正体を知り
「勝手に死ぬんなら・・・俺が手を下すまでもねェよな?」
と、相手にさえされませんでした。結果、高みの見物をしているクロコダイルに見下ろされながら、豪水の副作用によりツメゲリ部隊は散っていきました。これにより、ツメゲリ部隊はワンピース史上最も酷い無駄死にをしたとまで言われています。
確かに、ツメゲリ部隊が豪水を飲んだところでクロコダイルには敵わなかったでしょう。しかし、戦ってもくれずに自滅するのは、戦士としては屈辱以外のなにものでもありません。それを知ったうえでのクロコダイルの行動ですから、結果的に酷いのはクロコダイルではありますが、それを教えてしまったチャカに罪はないのか、と言われると難しいところではあります。
とはいえ、直後にツメゲリ部隊の無念を晴らすべくクロコダイルに戦いを挑んだチャカを見ると、当然、わざと豪水について教えたわけではないようなので、あまりチャカを恨まないであげてほしいところです。クロコダイルの悪意がチャカの想像を超えただけです。おそらく。
チャカの戦士としての使命感
上記のように、ときにはおっちょこちょいなチャカですが、男前な場面ももちろんあります。それが、反乱をとめるべく動くビビとコーザのために、クロコダイルを足止めしたシーン。
「命寸分でもある限り」
「私は戦う」
クロコダイルの実力を知っているチャカは、負けるとわかっていても戦いを挑みました。ただただ、足止めのためだけにです。それは、チャカが王国を守る戦士としての使命感からなのでしょう。実際、クロコダイルに敗れてしまいますが、戦士としての使命は果たしたと言えるでしょう。
チャカは正義感の強い守護神
チャカは色々と賛否両論のある人物ですが、正義感が強く真面目で、戦士としては強いと言って良いでしょう。作中で、何度も『死んだか』と思わせては生きているという、生命力も強い戦士です。今後もペルとともに活躍してほしいところです。