ワンピースに登場する首領(ドン)・クリーク。初登場はなんとも弱弱しいものでした。
当時サンジが働いていた、海上レストラン「バラティエ」にて、王下七武海のジュラキュール・ミホークの襲撃にあい、餓死寸前のボロボロ体で登場。その後土下座までし命乞いをしたクリークはサンジとゼフに命を助けられる。
その後回復したクリークは、グランドラインにに行けなかった理由は情報量の少なさと考え、昔大海賊だったゼフの航海日誌を奪おうと目論み、バラティエを襲撃する。
勝つために手段を選ばないクリークは、体中にしこんだ武器で対抗する。さらに猛毒を放つ毒ガスまで使い、部下までも巻き込み戦闘するも、バラティエのコックたち、そしてルフィの手によって敗れる。
首領クリークの基本情報
本名 | クリーク |
異名 | ダマし討ちのクリーク |
年齢 | 42歳→44歳 |
身長 | 243cm |
懸賞金 | 1700万ベリー |
悪魔の実 | なし |
誕生日 | 9月19日 |
出身地 | イーストブルー |
声優 | 立木文彦 |
かつてはイーストブルーの「最強最悪」の呼び名を誇っていたクリーク海賊団の首領。
全身は武器で固め、騙し打ちをはじめとする卑怯な戦闘スタイルをしています。
どんな手を使っても「勝つ」ことが重要と考える、ルフィとは間逆と言っていいような、性格と戦闘のしかた。この人に優しさという文字は存在するのか。疑問である。
自分は最強だと声を大にして言い張るほどの自信家で、ときには部下の命もこころみない冷酷な性格を持ち合わせている。
そんなクリークだが、グランドラインに向かって7日目。王下七武海のジュラキュール・ミホークのただの暇つぶしにやられてしまい、命からがら向かった先でルフィにやられてしまうというとても不運な男。
首領クリークの登場シーン
クリークの登場シーンは、当時サンジが働いていたイーストブルーの海上レストラン、バラティエです。
イーストブルーの覇者とはとても思もえないほど弱弱しいその姿。餓死寸前のクリークは下手に出て土下座しながら食べ物を分けてほしいと命乞いをする。サンジとゼフの優しい計らいで、己と部下の命を取り留める。登場シーンはとてもカッコいいとは言えません。
その後サンジ達のおかげで回復したクリークは、なんと豹変!
グランドラインに行けなかったのは、情報量の少なさだと考え、以前ゼフが大海賊の「赫足のゼフ」と気付き、ゼフの航海日誌を奪う事を目論む。そして、100人の部下とともに襲撃を開始する。さすが「騙し打ちのクリーク」やる事が汚いですね。
しかし、当然ながらサンジを含むバラティエのコック全員で迎え撃つ。
クリーク本人は、最初は自慢の全身の武器で圧倒するが、最後はルフィの腹にくくった1本の矢、強い「信念」によって最後は「ゴムゴムの大槌」によって敗れる。
首領クリークの戦闘能力
クリークは悪魔の実を食べてはいませんが、それに対抗できる武器を体中に仕込んで戦闘するタイプ。その武器の重さをものともせず、戦えるパワーは相当なものです。
クリークの代表的な技を紹介します!!
大戦槍(だいせんそう)
初見殺し!と言われる武器。肩当2つを合わせて1トンある多槍。相手が打ち込む力が強いほど大爆発する。それを知らな敵はそのおおきな爆発に飲まれてしまう。まさに初見殺し!
毒ガス「MH5」
小さな街なら壊滅させられる威力のある猛毒の毒ガス。船員はそのため全員ガスマスクを所持しているそうです。
ルフィの対戦時にも使用されたが、ルフィは危機一髪に逃れている。
能力者のルフィに、「くだらねぇ能力の無意味さを知れ」など言い放ち、イーストブルーのを制覇した実績もあり、基本的に「武力」が強いと信じている。その戦闘スタイルは、大戦槍のような初見殺し、MH5の強力な毒ガス、そして防具でさえも武器にかえる容赦ない、攻めの戦闘スタイルです。
ですが、その強大な「武力」を過信し過ぎたことが敗北の原因になりました。
ルフィが幾度となくクリークの武器を制覇するたびに少し驚いている様は、見ていて「だから油断するなって!」っと突っ込みたくなる大きな隙でした。
声優は立木文彦さん
立木文彦さん。愛称「ぶんちゃん」「ふーみん」というクリークとは正反対に可愛い愛称の立木文彦さんは、声優、ナレーター、歌手とマルチに活躍してる声優さんです。
実はワンピースでは、クリークの他にも演じているキャラクターがいます。それは、海軍大将の「赤犬」ことサカズキです。またまた、迫力のあるキャラクターですね。
その他にもカイジのナレーションや、銀魂「長谷川泰三」を演じています。そして声優人生のターニングポイントとなった、新世紀エヴァンゲリオン「碇ゲンドウ」は、今でも忘れられないキャラクターだそうです。
立木文彦さんの、叫ぶシーンは迫力。そして声から感じるたくましさ。頼りたくなる声色が印象的です。
首領 クリークの名シーン・名言
ここでは作中での名シーンや名言についてまとめていきます。
弱ェと言われて取り乱す奴ァ自分が弱ェと認めてる証拠だ。弱ェ強ェは結果が決めるのさ 。
まさに「ドンッ」といった感じです。この一言で、己の強さへの自信が感じとれます。この自信のあり方に、部下達には尊敬と憧れをもつ人もいたのだとか。
ただ、満腹になったとたんこのありさま。切り替えの速さにはあっぱれですね。
情景的にはやっぱり、この恩知らずが!といった印象ですが、この強気な姿勢に感化され、尊敬する部下もいたそうです。
勝ちゃいいんだ。たとえこんな”毒ガス弾”を使ってもな!!!これが『強さ』だ!!!
これは「騙し打ち」の時に放った一言。この一言がクリークの性格を全て表していますね。
冷酷で、どんな手段を使ってでも「勝ち」にこだわるクリークの性格。
ただこの時自分の部下をも巻き込み、それをものともしないクリークの姿に、仲間を大事にしているルフィの怒りをかった言動でもあります。
クリークとルフィは全くもって間逆の性格、考え、なのが浮き出る場面でした。
首領 クリークは本当に運がなかった
実はクリークはグランドラインに入る前から約5000人の部下を従えるカリスマ性、そして己の強さを持ち合わせていました。
ただグランドラインに向かう途中、あの王下七未武海のみホークに見つかってしまい、暇つぶしに襲撃されてしまった。
そのあげく、命からがらたどり着いた海上レストラン、バラティエに、たまたまいたルフィ達にやられてしまう。
もう不運でしかありません。
その後のクリークの動向は分かっていませんが、あのミホークに負けてもなお己の力を信じ、もう一度グランドラインを目指す強靭な精神力の持ち主。またどんな手を使ってでも這い上がってきそうですね。あ、運があれば…の話ですが。