ワンピース内でも指折りの不幸な境遇のキャラクターといえばこの「鉄仮面のデュバル」です、今回はそんなデュバルについての記事をご紹介していきたいと思います。
デュバルの基本情報
デュバルの基本情報をご紹介します。
性別 | 男性 |
所属 | 人生バラ色ライダースヘッド(トビウオライダース) |
異名 | 鉄仮面のデュバル |
声優 | 関 俊彦 |
誕生日 | 8月11日 |
デュバルの見た目と性格
常人の倍はある体躯を有しており、筋骨隆々の巨漢である理由があり初登場時には仮面をかぶっていた。
このことから「鉄仮面のデュバル」と異名を付けられるようになりました、そしてその隠された顔には秘密がありました。
その秘密とは、麦わら海賊団のサンジが初めて懸賞金をかけられた際の手配書(手書き)の顔と完全に一致しているという事でした。
当のサンジとは似ても似つかないような人相書きで悪ふざけともとれるような写真にそっくりの人物であるデュバルが登場し、麦わらの一味一同驚愕の瞬間でした。
手書きなのでサンジにはあまり似ていませんでしたが、デュバルにはそっくりでそのせいで海軍や世界政府から狙われてしまうという過去を持ちます。
その出来事からサンジを恨み続け、シャボンディ諸島の周辺で人魚をはじめとする種族を人間オークションに売り渡す「人さらい屋」を生業としていました。
その後、恨みを晴らすべくサンジと決闘をしますが敢え無く敗北しますが、整形(バラージュ)ショットを顔面に受け骨格ごと整形された結果、手配書の顔からハンサムな顔に変形します。
顔が整形された喜びから、恨みはあっさりと消え、むしろサンジへの感謝の心を持ち、麦わらの一味に味方するようになります。
ちなみに、怒りで気持ちが昂ると元の田舎生まれの経歴もあってか激しく訛ってしまいます、「~ぬらべっちゃ」と発音する事から仙台弁のようなものかと思われます。
ハンサムになったデュバルの性格は、明るくかなり自意識過剰になっています、どんな言葉も「えっ?ハンサム?」と変換される耳を持ち、チーム名も「人生バラ色ライダース」に改名しています。
デュバルの不幸とは
ワンピース内でも随一を誇るほどの不幸キャラであるデュバル、整形させられてからは性格も垢ぬけて麦わら海賊団の船を守るため他の海賊たちに大けがをさせられても「名誉の負傷」、「奮闘記」とポジティブにとらえるようになりました。
しかし、それまでのデュバルの人生は散々なものでした、まず第一の不幸は生い立ちにまでさかのぼります。
コミックス零巻では1コマだけ、産まれた当時の姿が描かれているのですが鳴き声が「オギャーぬらべっちゃ」と泣き、顔も産まれた時から手配書のままの顔になっており、母親と瓜二つでした。
さらに母親からは「ああ!何という事!呪われた赤子が産まれたわ!海賊時代の呪いよ!」などと嘆かれてしまい産まれた瞬間から不幸でした。
田舎に育ち、マフィアとして生活をしそれなりに幸せは掴んでいた矢先に、例の手配書が出回ってしまいます。
その結果、自分には全く身に覚えのない事で海軍や賞金稼ぎに追い回されるようになり、遂には後のビックマムとの政略結婚の為にサンジを呼び戻そうとしたジェルマ66に本物と勘違いされてしまったという経歴も持ちます。
それからは鉄仮面を被るようになり怒りのままに暴力的な人柄へと荒んでいってしまいます。
ちなみに、整形させられハンサムに生まれ変わり、大喜びしている本人とは裏腹に実際にはあまりモテなかったという点も彼の不幸を物語っています。
デュバルの名言・名シーン
デュバルの名言や名シーンをご紹介していきます。
「オラ違うよォー!オラそんな奴知らねェよー!海賊ですらねェぬらべっちゃ!」
デュバルを最も不幸にした顔と手配書による、苦しみからあふれ出た悲痛な叫びです。
因縁深き麦わら海賊団のサンジを目の前にし、自身の恨みの根源である手配書とその悪名を轟かせた張本人サンジに対するデュバルの嘆きになります。
本編ではまさかの展開に麦わら海賊団のみならず、読者も爆笑してしまった人も多いのではないかと思われるほど有名な名シーン・名言となりました。
「ハンサム…!あっ!間違えた!デュバルだぜー!」
前名言とは打って変わって整形(バラージュ)ショットを受けたデュバルはその性格ごと変形しました。
登場の際にも自身の名前を「ハンサム」と間違えてしまうほどに、ハンサムな整形後の顔を気に入っておりどんな言葉も「ハンサム」と変換されてしまうほどにポジティブになりました。
まとめ
サンジと出会い整形(バラージュ)ショットを受けるまでは、作中1の不幸なキャラと思われていましたが整形後は人が変わったように垢ぬけました。
個性抜群のキャラクターは情にも厚く、麦わら海賊団たちをサポートしてくれる頼もしい存在になってくれました。