【ワンピース】カイドウの強さと正体は?性格や声優も解説!

四皇の一人で、百獣海賊団の総督であるカイドウ。四皇の中でも特に凶悪な人物として知られるその強さと正体は一体どうなのでしょうか。紹介してきたいと思います。

カイドウの基本情報

【ワンピース】カイドウの強さと正体は?性格や声優も解説!

『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

カイドウの特徴

【ワンピース】カイドウの強さと正体は?性格や声優も解説!

『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

極めて荒々しい外見と性格をで、ユースタス・キッド達の数倍の大きさの巨体とオーズのような二本角、体に刻まれた龍の鱗のような入れ墨がとても特徴的です。一目見て「ヤバい奴」だということは言うまでもありません。
脇腹にある十字の傷跡は過去に光月おでんの愛刀「閻魔」によって付けられたものです。

ちなみにカイドウのように角の生えた人間については、オーズやハンニャバルに関する質問への57巻SBSにて「個性というか、ちょっとした特徴でしかありません。」と作者の尾田さんは回答されています。
そもそも作中ではこのカイドウに限らず白ひげやくま、モリア、カタクリのように並み外れて大柄な巨漢や、彼らには及ばずとも2~3メートル級の背丈を持つ人間、モリアやショウジョウ、ハンニャバルなどのように人間でありながら常人離れした容姿の人間もおり、「単なる個性」とでもいったところなのでしょう。いずれにせよカイドウを含めた多くの個性的なキャラクターが多いのはワンピースならではじゃないかと思います。

おでんの死に際に対して「見事な死に様とお前は語り継がれる」と評するなどおでんに対してはある種の敬意を持っていたことが伺えるシーンがありました。
モモの助に語ったおでんに対する「馬鹿殿」発言も、その発言に対して彼が泣き出してしまい「あれがおでんの息子とは………」と嘆息するなど敢えて父親であるおでんを侮辱することでおでんの息子らしい反応を期待していたようにも思える発言をしています。意外にも自分が認めた人物に対しては敬意すらも見えます。
そして自分の部下への対応に関してカイドウは、その粗暴な外見に反して意外なほどに寛大というのが大きな特徴でもあります。酒さえ絡まなければ、の話ですが近しい人間に対しては元々そこまで気性が荒すぎると言うこともないのではないかと思う節々も見えています。

カイドウの性格

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

自分自身の強さには絶対的な自信を持っており、自身に歯向かう者には躊躇なく潰し、彼の意に違うことをすれば破滅は免れないという、まさに最強生物であるがゆえの性格と風格を持ち合わせています。強くても弱者を巻き込むのを潔しとしない白ひげやロジャー、自国民を人質にされ一度引き下がったことで戦機を逃してしまったおでんなどは、とても甘いと見ており馬鹿にしています。
また、ドレスローザ編にて酒が入っていたとはいえ、ドフラミンゴ敗北の報を受けた時には、「かわいそうなジョーカー…!」と嘆き悲しむ姿も見せながらも、直後には「ひとえにてめェが弱ェせいだが…」と続けており、ドフラミンゴの敵討ち自体はする気がないことを描写されています。
これらの事柄から見えるように、敵対者には手段を選ばず敵を倒すことを優先する方針であり、たとえ同盟相手でも用済みと判断したら切り捨てる事も厭わない身内以外の人物に対して非常に容赦のない性格であることがわかります。

かつて戦った相手であるゲッコー・モリアからは「カイドウの野郎(バカ)」と呼ばれており、馴染みのある物言いをされています。カイドウも「白ひげのジジイ」とかつての同胞に対して親しみを感じるような言い回しをしていました。
また、自分の強さに絶対的な自信を持っているからこその武人的な気質を持っており、過去に光月おでんと戦った際には、おでんとは互角の戦いを繰り広げながらも、黒炭ひぐらしからの横槍により彼の隙を突く形で勝ったことを気にしており、「ババアの件は悪かったな 殺しておいた」とおでんの殺害前には彼に詫びていました。本来ルフィでも認識している通り海賊が卑劣な手段を取ることは当然の行為であり、そのことを謝罪したことからおでんからは「真面目だな…せいぜい強くなれ」と評されています。

趣味が自殺

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

あまりにも生命力・耐久力が高すぎて今まで自分自身も含め誰も殺すことができず、それゆえ趣味が「自殺」と解説されてしまう程に強い自殺願望の持ち主となってしまっており、生きている事自体に苛立ちを募らせる事もあるらしいです。
初めて姿を現した際も、死に場所を求めて空島から飛び降りるも死ねず、自暴自棄に陥り、最期の戦争を起こすことで「退屈な世界」を破滅させることを考えている。
この時「うまくやったよ白ひげのジジイは」とも呟いており、マリンフォード頂上決戦に乗り込もうとしたのも自殺の一環である事が伺えます。

いつから自殺願望が強くなったかは謎ですが、カイドウは過去海賊として7度敗北しており一人で海軍及び四皇に挑み、18回捕まり1000度を超える拷問を受けています。そのほかにも死刑宣告され首吊りギロチン串刺し等の執行を40回行われたりと、規格外の経験を経ています。しかしその全てがカイドウの肉体には通じなかったため「死にたくても死ねない」身体にカイドウ自身が絶望を感じたのではないかと思われます。これだけされても死ねなかった結果、カイドウは巨大監獄船を9隻沈めています。

上空1万メートルの空島から飛び降りて地面に激突しても「頭痛ェ」程度ですみ難なく起き上がったりとカイドウはこれまで敗北こそすれども誰も殺すことが出来ませんでした。そしてそれは彼自身も然りです。また、獣形態はこれまで登場したどの動物系よりも大型であることが明らかになっています。

カイドウの声優

アニメでの声優を務めているのは81プロデュース所属の声優、玄田哲章さんです。岡山県出身です。

主な代表作は「うる星やつら」レイ役、「機動戦士ガンダム」スレッガー・ロウ役、「銀魂」屁怒絽役、「クレヨンしんちゃん」アクション仮面役、「聖闘士星矢」アルデバラン役、「ドラゴンボール」シュウ役、「鬼灯の冷徹」サタン役、「笑ゥせぇるすまん」喪黒福造役、「幽☆遊☆白書」戸愚呂弟役など様々な有名キャラクターを演じています。

カイドウの名台詞・名シーン

まだまだ謎に包まれているカイドウの名シーンや名台詞を紹介していきたいと思います。

こんな退屈な世界壊れてもいい!!世界最高の戦争を始めようぜ!!

【ワンピース】カイドウの強さと正体は?性格や声優も解説!

『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

自殺が趣味であるカイドウは「自らが死ぬ」ための戦争を引き起こすべく、闇のブローカーであるジョーカーから人造動物系悪魔の実「SMILE」を購入して能力者軍団を組織、シーザー・クラウンの毒ガス兵器で武装している事など、戦力の増強に力を入れていました。
そんな中、死ねないために趣味となってしまった自殺の一環として空島「廃虚バロンターミナル」から飛び降り自殺を行い、それでもかすり傷すら一つも付かずにまたも生き延びジョーカーと称される取引相手が敗れた事を知らず「世界を終わらせるための戦争」を堂々と宣言しました。

また、落下したところがユースタス・キッド、バジル・ホーキンス、スクラッチメン・アプーら海賊同盟の拠点だった為に彼らと遭遇しました。ホーキンスは早々に降伏したのに対し、キッドとキラーは最後まで抗戦し続けたため、カイドウは彼らを徹底的に痛めつけて無抵抗にし、自分に服従したホーキンス海賊団、オンエア海賊団と共にワノ国へ連れて帰ることにしました。

おい お前 教えてやれよ 同世代のガキ共に!!「早く逃げろ おれ達がやってたのは」「海賊ごっこだった!!」…ってよ

ゾウ編にてジャックの「ジョーカー奪還」失敗と取引の終了を知ったカイドウ。ジョーカーの身柄奪還に失敗した後にアプーと思われる人物からジャックと連絡が取れなくなったことを電伝虫を通じて伝えられました。

SMILEの取引が潰れ手に入らなくなったため、能力者軍団による戦力の増強も実現不可能となり、その原因となったルフィとローに怒りを向けました。そして酒を飲んで酔いつつも悲しみながら、ルフィとローを含める同世代のルーキー達に彼らのしている事は「海賊ごっこ」と笑い上戸で評し、キッドを牢屋の外から罵倒します。

最も最強の人物だと謳われる彼ならではの台詞ですが、このシーンだけでもカイドウの計り知れない強さが分かるようです。

カイドウの強さはまだまだ隠されている!?

【ワンピース】カイドウの強さと正体は?性格や声優も解説!

『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

現時点でも最強の男として君臨している百獣のカイドウですが、作中で登場しているだけでもかなりの強さを見せています。様々な伏線から見えてくる本来の強さ、過去、様々な海賊との関係性とは。

まだまだこれからも目が離せない展開になりそうですね。