カルーはワンピースの「アラバスタ編」にて登場するネフェルタリ・ビビのお供です。バロックワークスとの戦いによって麦わらの一味として旅をし、船を降りた今でもビビと共に一味のメンバーとして数えられています。
冷たい水が好きでいつも首から水の入ったストロー付きの樽をぶら下げており、すぐ半泣きになる臆病な性格をしていながらも、いざというときには体がボロボロになるまで戦闘に参加する根性ある一面を見せています。
この記事ではカルーの基本情報や名シーンを解説していきます。
カルーの基本情報
カルーの基本情報についてまとめていきます。
本名 | カルー |
年齢 | 14歳 |
相棒 | ビビ |
身長 | 150cm |
懸賞金 | なし |
所属部隊 | 超カルガモ部隊 |
誕生日 | 11月8日 |
出身 | アラバスタ王国 |
声優 | 粗忽屋本店(平田広明さん) |
ビビりで戦闘から逃げ出してしまうこともあるけれど、基本的には心優しいカルーは、ワンピースの作品の中でも癒しの動物キャラクターです。少し天然な性格と「クエッ」という可愛らしい鳴き声で麦わらの一味からも愛されていました。
アラバスタ王国にいる最速のカルガモたちで構成されている、超カルガモ部隊では7羽のカルガモと1頭のラクダを束ねる隊長も務めています。
登場シーン
カルーの初登場会は、コミックスでは13巻に収録されている109話の「責任問題」です。
ゾロがウィスキー・ピークにて100人の賞金稼ぎたちの相手をし、残すところビビがミスウェンズデーとして潜入しているバロックワークスの4人のみというときに、ビビが口笛でカルーを呼びます。
勢いよくやってきたカルーは呼ばれた理由が分からず「お手」をしてビビを怒らせます。
ビビはカルーの背中に乗り、ゾロの前で魅惑のメマーイダンスを披露。ゾロがふらついた一瞬の隙を狙って襲い掛かる予定でしたが、張り切るカルーがビビの指示と逆方向に進んでしまい失敗に終わってしまうのです。
アラバスタ編が終了したあとでもカルーは麦わらの一味のメンバーとして認識されており、仲間の証である「×」を翼に描き、ビビと一緒にルフィたちを見送りました。
ビビとの関係
相棒であるビビとは子供のころから一緒にいるため相棒でもあり親友でもあるという関係です。そのため、ビビを背中に乗せて移動することが多いです。
長年一緒にいてもカルーの天然な性格から、指示を勘違いして全く別のことをしたり、とぼけた行動をしてビビを怒らせることもしばしばあります。
臆病で戦闘が嫌いなカルーですが、ビビをおびき出すために麦わらの一味に助けをいく囮になるようMr.5たちに脅されたときには拷問を受けても絶対に口を割らず黙秘を貫き、反乱軍と出くわしたときは重傷を負ってもなおビビのことを庇うなど、ビビのためとなると自分の身を挺してビビを守ります。
カルーの声優
カルーの声優を担当したのは、粗忽屋本店(そこつや)さんです。この粗忽屋さんですが、麦わらの一味の声優さんたちが別のキャラクターを演じるときの名前として使用しています。
粗忽屋本店の正体はサンジの声優を務めている平田広明さんです。ダンディなサンジとは違った、憎めない愛らしい性格のカルーをよく表現しています。
カルーの名セリフ・名シーン
カルーの名シーンについて解説していきます。
おとぼけキャラのカルーの癒されるシーンや感動的なシーンを紹介していきます。
ビビにお使いを頼まれるシーン
アルバーナに到着する前、ビビは一度ナノハナで船を止めるようお願いしカルーに手紙の配達をお願いするシーンです。
ビビがカルーに託したのは自身とカルー、イガラムでバロックワークスに潜入したときに知りえた陰謀が書かれた手紙と、麦わらの一味と共に自分は無事であることを父親で王のネフェルタリ・コブラ伝えてほしいとのことです。
カルーが出発する直前ビビから「砂漠ではお水は大切に飲みなさい!」と言われ元気よく返事をしたと思ったら、出発して間もなくまだビビと麦わらの一味が見える距離で勢いよく水を飲み「お水は大切に飲みなさい!」と再度言われるカルーがとても可愛らしいです。
手紙を届けた後は自らが隊長を務める超カルガモ部隊を引き連れ麦わらの一味と合流し、反乱軍や残りのバロックワークスたちに対してカルガモクイズという名の作戦を決行するのに一役買うのですが、隊員たちを引き連れてきたカルーの表情は隊長らしく凛々しいものです。
ビビを守りながら最後の力を振り絞るシーン
カルーがアルバーナめがけてやってきた反乱軍からボロボロになりながらもビビを庇っていたところ、ウソップに扮したMr.2のボン・クレーが目の前に現れます。追ってくるボン・クレーから逃げるため、反乱軍から受けた傷で瀕死状態でありながらもカルーはビビを乗せてアルバーナを目指しますが、殺し合いが収まらない状況でカルーは流れ弾に当たってしまいます。
フラつきながらもカルーは安全なところまでビビを連れ出すことに成功しますが、ボン・クレーを完全に撒くことはできなかったため、ビビに逃げるよう指示するのですが、普段おとぼけなカルーが珍しく声を荒げます。
そんなとき、「よくやったなカルー隊長、男だぜ」とサンジと超カルガモ部隊の隊員たちがカルーの元に助太刀するのですが、自分が倒れてもビビを守ろうとする健気なカルーに涙が止まりせん。
カルーは臆病だけど誰よりも心優しくて強いキャラクター
カルーは自分のことよりも仲間のことを優先する心優しいキャラクターです。ボロボロになってもビビのために最速の足の速さを見せつけるカルーの姿は強さに満ち溢れています。また、ビビがウソップに化けていたボン・クレーを見抜けたのもカルーが麦わらの一味と特に波長が合ったウソップと仲良くしていたからです。
優しい性格だからこそ苦手な戦闘では頑なにサポート役に徹し、どんな状況でも敵に対して攻撃することはありませんが、超カルガモ部隊では隊長として隊員たちを見事に引っ張っています。
新世界編が始まってからは本編にはまだ出てきていませんが、扉絵などではカルーとビビの姿を確認できています。また、天然ボケが炸裂する可愛らしいカルーの活躍を本編で見たいものです。