Mr.3(ミスタースリー)は、アラバスタ編で登場するキャラクターです。悪魔の実ドルドルの実の能力者であり、所属しているバロックワークスでは上級幹部を務めていました。
髪の毛で作られた「3」が特徴的な髪形をしており、何をするにも自分の身を最優先に考える卑劣な性格をしていますが、いざというときには味方を助ける勇気ある行動を見せるなど、憎めないキャラクターとして人気です。
この記事ではMr.3の基本情報や名セリフを紹介していきます。
Mr.3の基本情報
Mr.3の基本情報は以下の通りです。
名前 | ギャルディーノ |
性別 | 男性 |
所属 | バロックワークスオフィサーエージェント→バギーズデリバリー幹部 |
種族/出身地 | 南の海 |
懸賞金 | 2400万ベリー |
悪魔の実 | ドルドルの実 |
使用する技・術 | キャンドルロック、キャンドルジャケット |
年齢/誕生日 | 35歳→37歳/3月3日 |
身長/体重 | 179cm |
声優 | 檜山修之さん |
初登場 | 13巻第117話"ドリーとブロギー" |
その他 | Mr.3はコードネームであり、本名はギャルディーノであることが海底大監獄インペルダウンで明らかになりました。 |
悪魔の実の能力者でありながらも、戦闘力は自分より下の階級であるMr.4に劣ってしまうMr.3ですが、戦闘力以上に任務遂行への思いをクロコダイルが認めたため、Mr.3という地位を手にしました。
本名がバレたあともルフィからは「3(さん)」、一緒にインペルダウンから脱走することに成功した囚人たちからは「スリー兄さん」と呼ばれ慕われています。また、後に所属となるバギーズデリバリーへの所属経緯は、インペルダウンでバギーに勧誘されたことがきっかけであります。
所属していたバロックワークスとは?
バロックワークスとは、クロコダイルが結成した秘密犯罪会社であり、ニコ・ロビンは麦わらの一味に入る前クロコダイルとペアを組み、また、アラバスタ王国の王女ビビが偽名を使って潜入していた組織です。ちなみにこのときのMr.3のモットーは「姑息な大犯罪」でした。
Mr.3は頭の回転が速く冷静に物事を判断できることから、ミス・ゴールデンウィークとオフィサーエージェントとして共に行動しており、バロックワークスの「頭脳派コンビ」として犯罪遂行に一役買っていました。
最終的にはクロコダイルが海軍に捕まってしまったことと麦わらの一味の妨害によってバロックワークスは解散状態となりましたが、Mr.3を含む上級幹部たちはそれぞれ海賊に所属するなど各々別の道を進んでいることが明らかになりました。
ドルドルの実は蝋を使う能力
ドルドルの実は超人系悪魔の実であり、身体から出た液体状の蝋を絞り出し、その蝋を使って自由自在に操ることができる能力です。絞り出した蝋は固まってしまうと鉄よりも頑丈になり、無限に蝋を生み出すことができます。
Mr.3自身頭の回転が速いため、蝋の形を変えて武器にしたり敵からの攻撃を防ぐ、身代わりにできる蝋人形を作り出すことが出来るなど、攻撃力防御力ともにバランスの取れた能力となっていますが、蝋人形を作る場合、色の着色が出来ないため、すぐにバレてしまうのが欠点です。
敵の手足に蝋を浴びせて行動を制御する「キャンドルロック」や「キャンドルジャケット」、剣など武器の形に変化させる「ドルドル彫刻(アーツ)」などさまざまな技が登場しますが、中でも自分の身体に蝋を浴びせて巨大なロボットのような見た目にする「キャンドルチャンピオン」は、初めてルフィがこの姿を見たとき「かっこいい」と漏らすほど、Mr.3にとって「最高美術」である技です。
Mr.3の声優は檜山修之(ひやまのぶゆき)さん
Mr.3の声優を務めたのは、檜山修之さんです。
渋くてダンディな声が特徴であるため、「BLEACH」では班目一角役や「名探偵コナン」では京極誠役など、好青年だけども熱血系キャラクターや技名を言うときに叫ぶようなキャラクターの声優を担当することが多いです。
アニメだけではなく特撮シリーズにも怪人役として出演したり、ゲーム「ゼルダの伝説シリーズ」の主人公である勇者リンク役を担当していることもあり、「檜山さん=勇者役」という印象を持っているファンも多くいます。
Mr.3の名セリフ、名シーン
Mr.3の名セリフや名シーンを紹介していきます。
Mr.3の見た目と同じくコミカルなシーンから頼れるカッコいいシーンまで様々なセリフが多いです。
Mr.3初登場シーン
コミックス13巻第117話「"ドリーとブロギー"」でのシーンです。Mr.3の好きな食べ物である紅茶を片手に初登場しました。ワンピースは個性的なキャラクターが多く登場しますが、髪型も相まってMr.3の初登場時もなかなかのインパクトを残しています。
ペアを組んでいるミス・ゴールデンウィークも一緒に休暇中であり、コードネームで話しかけてきたミス・ゴールデンウィークに対して「私がMr.3だとバレてしまうガネ!」というMr.3に、真顔で「そお?」と返しているやり取りに2人の相性がいいことが伝わってきます。
兄を救え!麦わら!
エースの処刑前、ルフィに手助けをしたシーンでのセリフです。まさかこの危機迫るシーンでMr.3が登場することが読めた方はいないのではないでしょうか。
Mr.3はエース処刑人の1人として潜入しており、エースを救出するタイミングをうかがっていたのです。そして、エースの手錠の鍵をドルドルの実の能力で咄嗟に作り、ルフィに託します。
まさしくMr.3の頭の良さが機転を利かせたシーンであることはもちろん、エース救出はMr.3だけの思いではなくかつて仲間であったボン・クレーの思いも背負っていることがセリフから伝わる感動的なシーンです。
Mr.3は頭が切れる仲間思いなキャラクター
元々はバロックワークスに所属しており、中でも姑息な性格で有名なMr.3ですが、囚人たちに慕われたりするのは、Mr.3の元々の性格が面倒見が良いからということが分かります。
戦闘能力は決して高いとは言えませんが、Mr.3の頭の良さを生かしてドルドルの実の能力で攻撃も防御も器用に使い分けすることできていることから、実は最強の悪魔の実では?と読者の中では話題になりました。
2年後もバギーズデリバリーに所属し、バギーと共に行動している姿が明らかになっており、麦わらの一味とも良好な関係を築いていることから、今後も登場する可能性が大いにあるキャラクターです。