【ワンピース】は尾田栄一郎(作者)の漫画作品で日本を代表するほどの反響と人気を秘めた漫画です。
その人気はもはや世界規模で、漫画の累計発行部数3億9000万部を誇り、アニメ化、映画化、グッズ販売と幅広い活躍を見せています。
さらには世界のギネス記録にも「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」として認定されています。
その作中で大きな伏線として未だ解明されていない事柄が「ポーネグリフの謎」です、この世界ではこの謎を解き明かそうとすること自体が罪とされており重罪です。
この謎の政界へと最も近づいた存在がオハラの考古学者です、今回はそんな考古学者であり、麦わらの一味の一人ニコ・ロビンの母である「ニコ・オルビア」の過去についてご紹介していきたいと思います。
「ニコ・オルビア」の基本情報
ニコ・オルビアの基本情報をご紹介していきます。
性別 | 女性 |
子供 | ニコ・ロビン |
出身地 | 西の海 オハラ |
懸賞金 | 7900万ベリー |
声優 | 山口 由里子 |
職業 | 考古学者 |
「ニコ・オルビア」の見た目と性格
ニコ・オルビアの見た目は麦わら海賊団のニコ・ロビンに酷似しており一目で家族とわかるような顔立ちとスタイルです。
特徴的な髪の毛の色がホワイトで、ニコ・ロビンを白髪にしたような姿です。
オハラの考古学者として「空白の100年」や「ポーネグリフ」の研究の為、幼いロビンを親戚に預け航海に出ました。
このことから、育児放棄とささやかれてしまう事はありますが、その実ロビンを思いオハラが襲撃された際にはあえて家族である事を隠しますがその辛さから涙を流します。
なりゆきによりニコ・ロビンと再会を果たした際には、今までに与えてあげられなかった愛情をしっかりと伝える母親でした。
「ニコ・オルビア」の過去
ニコ・オルビアの過去に関して、興味深い考察があるのでいくつかご紹介していきたいと思います。
ワンピースの作中に様々な伏線が張られています、その解読方法としては作者である尾田栄一郎のキャラの名前の付け方によっても読み解かれることがあります。
オルビアのオル=金色、ビア=ビールでビールケーキの材料でもあります、さらにはオリヴィエ・クザンという名のワインが存在する事や「Olvia」というオリーブオイルもあります。
このことから読み解かれる考察は、ワインであってもオリーブオイルの名前であったとしてもビック・マムの娘ではないか?という説が有力視されています。
さらに、オリヴィエ・クザンというワインの名前からもわかるように、ニコ・オルビアと青キジ(クザン)は夫婦ではないかと推察されています。
これらの事が因果関係としてあるのであれば、なぜ青キジがこれほどまでにニコ・ロビンにこだわるのか?ということや、「(ニコ・ロビンの)人生を見届ける義務がある」という言葉の理由が見えてきますね。
青キジの言葉には作中ではサウロ中将との親友同士の関係があったという事もありますが、家族であったという意味合いも含まれていたらさらに面白そうですね。
空白の100年
空白の100年についてはワンピースの大きな謎と伏線の一つとされています。
この空白の100年はワンピース内の歴史からすっぽり抜き出されて、世にはその100年に起こったことすべてが無くなっています。
その100年の直後に誕生したのが世界政府、そしてこの100年について調べる事、空白の100年についての真実を語るポーネグリフを読み解く事自体が罪とされています。
このことからも空白の100年には世界政府にとっての不都合な歴史が起こったのではないかと推察されています。
ニコ・オルビア、オハラのクローバー博士をはじめとした考古学者はこの空白の100年について調べ、真実に近づきすぎたためにバスターコールという島1つを消し去るほどの戦力を持って隠蔽されました。
この空白の100年については様々な考察がなされていますが、未だ作中でも全貌は語られておらずファンが心待ちにしている謎のひとつとされています。
ニコ・オルビアの名シーン・名セリフ
ニコ・オルビアの名シーン・名セリフをご紹介していきます。
「オハラ」は歴史を暴きたいんじゃない、過去の声を受け止めて守りたかっただけ…
歴史の真実をただ知り、守りたかったという「オハラ」の姿を現す言葉だと感じます。
世界的には禁じられた歴史を暴こうとした犯罪国「オハラ」として、バスターコールを受け、その国自体が消滅してしまいましたが、その真実は実に純粋な知識欲、そして歴史を守り抜きたい考古学者の使命からでした。
それにしても国を消滅させててまで隠蔽し続ける空白の100年にはいったい何が起こったのかとても気になるところですね。
ニコ・オルビアのまとめ
ニコ・オルビアは母親として生きるよりも考古学者としての生きる道を選び、ロビンは親戚に預けられハナハナの実の能力もあり蔑まれていました。
ロビンとして空白の100年よりも母親との時間を共有したかったのですが、オルビアもまたロビンの為に考古学者という道を選んだのでした。
「あなたたちの生きる未来を!私達が諦めるわけにはいかないっ!」と、考古学に生きる事がロビンの為という事がわかります。
この真意が明らかになり、ロビンがその愛に気付くのはまだ先の話になりそうですね。