オオロンブスはドレスローザ編にて登場するヨンタマリア大船団の提督です。大きな身体に金髪が特徴的な見た目をしています。大きいのは身体だけではなく、声も大きくオオロンブスが一声上げれば一瞬にして言うことを聞いてしまうほどの迫力があります。
オオロンブスの名前の由来となったのは、アメリカ大陸を発見したことで有名な人物であるコロンブスです。
この記事ではオオロンブスの基本情報や名シーンを解説していきます。
オオロンブスの基本情報
オオロンブスの基本情報についてまとめていきます。
本名 | オオロンブス |
異名 | 冒険開拓者、殺戮支配者、偽りの冒険野郎 |
年齢 | 42歳 |
身長 | 480cm |
懸賞金 | 1億4800万ベリー |
出身 | 偉大なる航路スタンディング王国 |
誕生日 | 6月23日 |
所属 | ヨンタマリア大船団、麦わら大船団 |
声優 | 斉藤次郎 |
いかつい見た目からは想像がつかないほど、綺麗好きで少しの埃も見逃さないオオロンブスは、几帳面な性格をしています。毎朝決まった時間に起床し、使用したパジャマはしっかり畳むというルーティーンがあり、異名の1つである「殺戮支配者」と呼ばれていながらもそのギャップに驚かされます。
心優しい一面もあり、襲撃予定だった港町に上陸するも、何も強奪することが出来ないと判断したオオロンブスは自分たちが持っている食料などを分け与え、海賊としての当初の目的とはかけ離れながらも、感謝されたことによって逆に知名度が上がってしまうという、ある意味失敗とも言えながらもオオロンブスらしい形で港町を離れました。
登場シーン
オオロンブスの初登場回は、コミックス71巻に収録されている第704話「ルーシーとキュロスの像」です。
ドレスローザ編にて登場しコリーナコロシアムのDブロック出場者として参加したオオロンブスは4299人もの部下を従えているヨンタマリア大船団の提督で、尚且つ冒険家としての異名もあります。
コロシアムに出場し、大きな身体と得意の鞭を使用してどんどん勝利を重ねていきますが、ハクバとの戦いに負け、シュガーによっておもちゃにされてしまいました。しかし、ルフィたちに助けられた恩を感じ、半ば強引に麦わら大船団の参加となりました。
船団を率いているのに肩書が「船長」ではなく「提督」なのは、ヨンタマリア大船団が海賊ではないからですが、麦わら大船団に加わったあと、正式に海賊として認められました。
オオロンブスの能力
オオロンブスは悪魔の実の能力者ではありませんが、大きな身体と大きな声を武器としています。それだけではなく、戦闘時には鞭を使用することがあります。
オオロンブスが「"提督の威厳"整れーつ!」と一度声をあげると、どんな状況であってもその声を聞いた者は身体が勝手に整列するよう動いてしまいます。さらに、整列した者はボーリングのピンのようになり、味方だろうと敵だろうと関係なく一度捕まえた人物をボールのように投げ飛ばす「キラー・ボウリング」という技を得意としています。
キラーボウリングでオオロンブスにボールとして投げられる味方には、投げ飛ばすことによって空中移動を可能にさせる技ではないことをあらかじめ説明するので、オオロンブスの優しさが技を使うときからも伝わってきます。
オオロンブスの声優
オオロンブスの声優を担当しているのは、声優の斉藤次郎さんです。
1999年から声優としての活動を開始し、メインどころではないものの作品に欠かすことのできない脇役としてアニメやゲームなど多数の作品に出演しています。それだけではなく、洋画の吹き替えとしてもマーベル作品や猿の惑星、CSIシリーズにも出演しています。
バリトンボイスが特徴的な斉藤さんは、オオロンブスの大らかな性格を表現しています。
オオロンブスの名セリフ・名シーン
オオロンブスの名セリフについて解説していきます。
頼りがいがあって優しいオオロンブスの性格がセリフからも伝わってきます。
あの石の化け物を頼む!
行く手を阻む敵の兵士たちを整列させ、ゾロのために一気に道を切り開いたときのセリフです。大量の敵を蹴散らすためにはオオロンブスのキラーボウリングが一番効果がよく効率的です。
また、攻撃でせめぎあっている状況の中でオオロンブスは、自らの名前を名乗りあとからやってきたゾロに現在の状況を伝えます。切迫している現場の状況を瞬時に判断して伝えることは、簡単にできることではありません。
自ら弱い敵の相手を引き受け、ピーカの相手をゾロに託すのです。
我らヨンタマリア大船団は全56隻の大艦隊!役に立てるはずだ!
東の港に到着したルフィやバルトたちを港で待ち構えていたオオロンブスたちのセリフです。
オオロンブスやトンタッタ族の戦士レオ、そしてバルトたちに共通していることは皆麦わらの一味に助けてもらったことです。そのせめてもの恩返しと言う形で、船員の数も船の数も1番多いヨンタマリア大船団は仲間に入れてほしいと気持ちを表します。
この後、ヨンタマリア大船団を含む7つの船団が麦わら大船団に加わり、一気に勢力が拡大するのです。
オオロンブスは身体だけではなく心も大きい提督
約5000人もの部下を率いるオオロンブスですが、ここまでの人数から信頼を寄せられていることは、オオロンブスの人柄の良さがあってこそのものです。
大きな身体や声など自分の長所を生かした技はどちらかと言うとサポートとして活用できるものばかりですが、それでも自分に与えられた使命はしっかりこなすオオロンブスの男気も感じます。
冒険家から正式に海賊へとなったオオロンブス率いるヨンタマリア大船団は麦わら大船団の傘下に入ったことによって、今後もしかしたら麦わらの一味のサポート役として作品に登場する可能性は大いにあります。