ペルは「ワンピース」のアラバスタ編において、アラバスタ王国の護衛隊副官として登場し、クロコダイル率いるバロックワークスとの戦闘で活躍しました。
トリトリの実の能力者でマッハで自由に空を飛ぶことができ、性格もクールのことから、ワンピース作品の中でも読者に人気のあるキャラクターです。
そんなペルですが、アラバスタ編の終盤ではその生死が不明なまま終わってしまいました。そんな気になるペルの生死や、彼の年齢、来歴、名言などについても紹介していきたいと思います。
ペルの基本情報
名前 | ペル |
性別 | 男 |
所属 | アラバスタ王国 護衛隊副官 |
種族/出身地 | 人間/偉大なる航路 サンディ島 アラバスタ王国 |
懸賞金 | なし |
悪魔の実 | トリトリの実モデル“隼ファルコン” |
使用する技・術 | 飛爪(とびつめ) |
年齢/誕生日 | 33歳→35歳/8月23日 |
身長/体重 | 189cm/不明 |
声優 | 野島健児 |
初登場 | 18巻第164話”国が好き” |
その他 | なし |
ペルの特徴
白装束に特徴的な化粧をしており、右腰には剣をさしています。鋭い目に精悍な顔立ちをしており、国王軍の副官でありながら読者から一定の人気を得ています。
ペルの性格
普段は温厚な性格をしていますが、ビビや国に関わることに対しては厳しく、気を荒立てることもあります。
ビビの幼少期から彼女のことをよく知っており、弾薬庫で花火作りで失敗し危うく大惨事になりそうになったビビを思って彼女を平手打ちするなど、人格者でもあります。
また、国を思う気持ちも強く、砲弾を時計台から上空まで運び、自己を犠牲にしてまで国民を守りました。
ペルの初登場
ペルはビビの幼少期のストーリー18巻第164話”国が好き”にて、ビビを誘拐しようとした連中の下っ端達をチャカとともに撃退して登場しました。
その時は影のみでしたが、19巻第167話”戦線”にて、アルバーナ宮殿でチャカとともに国王と会話をするシーンで顔などがはっきりと登場しました。
ペルの戦闘シーン
カル―に、国内の反乱の黒幕はクロコダイルだと知らされ、国王軍より一足先にレインベースに到着したペルは、バロックワークスの手下たちに攻撃されているビビを発見します。
手下たちを一掃したペルでしたが、そこでミス・オールサンデー(ニコ・ロビン)と対峙し、戦闘が始まります。
王国最強の戦士であるペルですが、自身の最大の武器である速い飛行能力はミス・オールサンデーのハナハナの実の能力の前では無効化されてしまい、関節技で気絶して負けました。
その後、レインベース近郊でクロコダイルに惨敗し、ミス・オールサンデーに助けられたルフィの元に、ボロボロの状態であらわれたペルは、ルフィを首都アルバーナまで届けます。
アルバーナでは国王軍と反乱軍の衝突は激化しており、宮殿の上からクロコダイルによって落とされたビビを間一髪のところでペルがルフィと共に助けました。その後は麦わらの一味とともにアルバーナに仕掛けられた爆弾を探します。
砲弾と砲撃手が時計台の中であるとわかり、ウソップが集合の合図をだしたのですが、塵旋風によって場所が分からず時計台の周りを回っていたペルは砲撃手であるミス・ファーザーズデイによって撃ち落されてしまいます。
砲撃を何とか止めたビビでしたが、砲弾は時限式でもあることが判明し、絶望していました。
そこに血だらけであらわれたペルは、ビビとの昔の思い出を思い出し、悟ったような顔をすると、その砲弾を持って上空高くへ飛び、砲弾はペルとともに爆破し、地上の者たちは助かりました。
ペルの生死
直径5kmまで威力のある砲弾を一人で上空まで運び、多くの国民を助けたペルですが、いくらペルでもあの数秒で逃げ切れるとは読者の皆様も思わなかったと思います。
ところがその後の24巻第217話”密航者”では、アルバーナの郊外の病院で治療を受けたペルと思われる人物が間接的に描かれています。
そして45巻第439話”3人目と7人目”にて、麦わらの一味の更新された手配書をアラバスタ王国のコブラ王、チャカ、イガラムらとともに見るシーンで再登場しています。
その後の90巻第908話”世界会議開幕”でも、世界会議に参加したビビの側近として付き添っているシーンが描かれています。
ペルの強さ・能力
ペルはゾオン系悪魔の実、トリトリの実モデル“隼ファルコン”を食べた鳥人間です。
世界で5種しか確認されていない飛行能力のある悪魔の実で、その飛行速度は500m/秒(マッハ1.47)であると推察されており(先述した半径2.5kmの威力のある砲弾から5秒で回避したため)、自由に空を飛びまわれます。
攻撃の仕方としては、獣人型になり、そのするどい爪で攻撃したり、翼に武装したマシンガンや所持している刀で相手を攻撃します。
必殺技でもある飛爪(とびつめ)は、素早い飛行で相手の合間をすり抜け、その際に鋭い爪で相手を攻撃する技です。
ペルの声優
ペルの声を担当したのは野島健児さんという声優です。青二プロダクションに所属している野島健児さんはペルの他に「BANANA FISH」の奥村英二、「PSYCHO-PASS サイコパス」の宜野座伸元、「あんさんぶるスターズ!」の逆先夏目などが代表作としてあります。
ペルの名言・名シーン
「この場所に近づくなと…!!!何度言ったらわかるんだ!!」「ケガで済まなかったらどうするんです…!!」(23巻第208話”守護神”)
ビビの幼少期に、弾薬庫で勝手に花火を作ろうとして失敗し、危うく大惨事になりかけたという事件の際、ビビを平手打ちして放った一言です。
この迫力ある顔からも、ビビのことをいかに案じているかが分かります。
「ビビ様私は…あなた方ネフェルタリ家に仕えたことを..心より誇らしく思います」(23巻第208話”守護神”)
時計台に仕掛けられた砲弾が時限式で、国民を守るために自らを犠牲にして砲弾を上空まで運ぶ前に、ペルがビビとの思い出を思い出しながらビビに言った一言です。
死を覚悟しながらも、ビビや国民のことを大事にしているペルの性格があらわれています。
誇り高いアラバスタ王国の戦士のペル
ビビや王国のために勇敢に戦い抜いたペル。貴重なゾオン系のトリトリの実の能力者で、その実力は確かなものです。アラバスタ編では砲弾の爆発から身を挺して人々を守り、大いに活躍してくれました。見た目、能力、活躍がかっこいいことから今も人気の高いペルで、この爆発で死んだと思っていた読者も多いと思いますが、実は生き延びていてホッとした読者も多いと思います。