レオはワンピースの「新世界編」ドレスローザに登場するトンタッタ族という小人の戦士であり、トンタッタ族の他の戦士を束ねる兵長です。持ち前の責任感の強さから同じ戦士の仲間だけではなく、トンタッタ族全員から厚い信頼を寄せられており、レオ自身も戦士として先陣を切っています。
トンタッタ族は全員小人なので、使うものすべてが小人用サイズで可愛らしいです。また、麦わらの一味の中ではウソップとロビンの2人と関わりを持ち、特にウソップのウソランドの話を信じて侮辱されたことを泣きながら怒る純粋なレオに注目です。
この記事ではレオの基本情報や名シーンを解説していきます。
レオの基本情報
レオの基本情報についてまとめていきます。
本名 | レオ |
異名 | 戦士レオ |
年齢 | 25歳 |
身長 | 23cm |
悪魔の実 | ヌイヌイの実 |
誕生日 | 7月24日 |
出身 | ドレスローザ |
声優 | 間宮くるみさん |
小人でありながらも戦士であるレオは、すぐにバレてしまう嘘をあっさり信じてしまうほど真面目な性格をしている反面、自身に対して寄せられている恋心には全く気付かないほど鈍感な性格をしています。
「ヌイヌイの実」の能力者であり、他の悪魔の実の能力者に比べてあまり実戦向きの技ではありません。しかし、縫い付けたものは身動きが取れなくなるほど頑丈な糸で縫い付けることが可能です。
登場シーン
レオの初登場シーンは、コミックス71巻に収録されている711話「小人の国の冒険」です。新世界編が始まってすぐのドレスローザ編での登場です。
ウソップとロビンが森を探索している最中、姿は見えなくても声がしっかり聞こえたロビンがすかさず千紫万紅で捕まえます。捉えたと思ったロビンとウソップですが、気付いた時には地面に縫い付けられており、目を覚ましたロビンの胸から登場したのが戦士レオです。
ロビンが縫い付けられていたのも、レオの奇術であり、レオがヌイヌイの実の能力者であることが判明します。また、トンタッタ族は小さな体ではありますが、その分仲間と協力して敵に立ち向かう姿もこのシーンから読み解けます。
ヌイヌイの実とは
ヌイヌイの実とは名前から想像がつく通り、ありとあらゆるものを縫い合わせてくっつけることができる能力です。
ヌイヌイの実だからこそ出来る技として「高級仕立(オートクチュール)パッチ★ワーク」があり、複数の敵を1つの糸で縫い合わせていく技です。かっこいいというよりも、可愛らしい小人のトンタッタ族だからできる技です。
ドフラミンゴのイトイトの実は、ありとあらゆるものを切ったり刺すことができる能力ですが、ヌイヌイの実もありとあらゆるものを縫い付けられることから似たような能力をしています。しかし、レオ自身はヌイヌイの実の力のことを「奇術」と言っていることからルフィたちのように実を食べたから得た能力なのかは分かっていません。
レオの声優は間宮くるみさん
レオの声優を担当したのは、声優として活動している間宮くるみさんです。
ポプテピピックやポケモンのポチャッコ役など多くの作品に出演していますが、中でも間宮さんの名前が広まった作品は「とっとこハム太郎」のハム太郎役です。
幼い女の子や男の子のキャラクターを演じていることが多く、可愛らしいサイズ感でありながらも熱いレオの声優として間宮さんの声は違和感がありません。
レオの名セリフ・名シーン
レオの名セリフについて解説していきます。
滑舌が悪く舌たらずな喋り方をしているレオは可愛らしくも勇敢なセリフがたくさんあります。
ほんとならいいれすよ
レオたちトンタッタ族に拘束されてしまったロビンが、トンタッタ族に対して危害を加えるつもりも誰かに見たことを話すつもりもないと言ったときに返したセリフです。
ロビンを悪い人だと思っていたレオはすごい勢いで「そんな言い訳が通じるか!」とロビンに反論しますが、ロビンの言っていることが本当だと分かるとあっさりと手のひらを返します。なた、レオだけではなく他のトンタッタ族たちも「ロビンが悪い人じゃないのなら…」とロビンの拘束を解き始めます。
簡単に人間のことを信じるトンタッタ族にロビンも驚きを隠せない様子を見せますが、レオたちが純粋な性格をしていることが伝わってきます。
ぼぐらのヒーローれすから!
ボロボロになりながらもおもちゃを元の姿に戻してくれたウソップに対してレオがかけた言葉です。
ロビンもおもちゃになり、一緒に戦ってきたトンタッタ族も戦力がなくなり、唯一の頼みの綱はウソップのみという状況になりますが、ウソップのみは今までトンタッタ族に対しても嘘ばかりついていました。たくさんの部下がいると言っていたためレオたちは「キャプテンウソップ」と頼っていましたが、それは見栄を張るためのただの嘘であるため、誰も助けにきません。
しかし、ボロボロになっても決して諦めずおもちゃを元の姿に戻してくれたウソップに対して、「銅像は建てれるれすよ!」とレオは泣きながらウソップを讃える姿に感動してしまいます。
レオはどんなことにも物怖じしない勇気あるキャラクター
戦士レオという名前の通り、ヌイヌイの実の能力者であるレオはトンタッタ族の中でも先陣を切って戦闘に参加するタイプであり、トンタッタ族の仲間たちもレオのことを信頼しています。身体が小さくても仲間の協力があれば人間とも対等に戦える勇気を教えてくれます。
また、涙脆い一面もあり、仲良くしていたスカーレットのことを救出する際、思い出話をしながら泣き出してしまったり、ウソップに感謝しながら号泣をしたり、素直さが伝わってきます。
サポート役として小人ならではの脚力と高級仕立(オートクチュール)パッチ★ワークの合わせ技でドレスローザ編でもたくさんの活躍を見せてくれたあとは、「トンタッタ海賊団」を結成し麦わらの一味のメンバーとして行動しています。