ロブ・ルッチは世界政府付属機関である諜報機関CP9(サイファーポール)に所属していました。偉大なる航路で水の都と呼ばれるウォーターセブンにてガレーラカンパニーに潜伏しプルトンの設計図の在処を探っていました。
任務のために一切の情を捨て去る冷酷さを持っており、ガレーラカンパニーで共に働いた仲間も平気で傷付け、日々過ごしたウォーターセブンに関しても情も湧かないとかなりの冷酷ぶりを口にしています。
今回はそんな冷酷殺戮兵器と呼ばれるロブ・ルッチについての情報を名シーンや名セリフと共にご紹介していきたいと思います。
ロブ・ルッチの基本情報
ロブ・ルッチの基本情報をご紹介していきます。
名前 | ロブ・ルッチ |
性別 | 男性 |
所属 | CP9 |
種族/出身地 | 偉大なる航路 |
懸賞金 | なし |
悪魔の実 | ネコネコの実(モデル レオパルド) |
使用する技・術 | 六式 |
年齢/誕生日 | 28歳(初登場時)/6月2日 |
身長/体重 | 212cm/不明 |
声優 | 関智一 |
初登場 | 229話 |
その他 | ガレーラカンパニーでは恥ずかしがり屋でしゃべれないために鳩のハットリが代わりにしゃべっているように見せる腹話術を使っていました。 |
ロブ・ルッチの見た目と性格
ロブ・ルッチの見た目はシルクハットをかぶり、ウェーブがかかった黒長髪に鋭い目つき、厚い唇が特徴的で、常に肩に乗せている鳩のハットリが特に印象的です。
眉毛と顎髭が音記号のような曲線を描いており、2年後の新世界編で登場した際にはさらに髪も伸び、髭も振り子のような形になっています。さらに背中にはかつての敵から受けた砲弾により負った傷があり、この傷跡が奇しくも世界政府のシンボルと酷似したような形になっています。
性格は非情にして冷酷、世界政府の指名には忠実に従うもののそれは自身の内に秘める殺し屋気質を満足させるための手段と考えている様子で「ここにいると、殺しさえ正当化される」と純粋に殺しをしたいから居る、というような口ぶりです。
そのため、任務遂行に関して喜ぶこともなく、長年暮らした街にも、共に同じ釜の飯を食べた仲間たちにも一切興味がなく情も湧かないと言い放っています。
しかし、殺しと言ってもそれはあくまでも任務の上で合法と認められていなければならないという信念はあり、ネロが任務に背き感情で殺しをしようとしたところを制裁します。これも、世界政府による忠義心というよりは、自身の快楽を求める場所を守るために行った行動のように思え、あくまでも海軍に追われてしまう疎ましさは避けたい様子、あくまでも合法として正当化される殺ししかしないという事でしょうね。
ロブ・ルッチのその後
麦わらのルフィに敗退した後、スパンダムによってすべての任務の失態を押し付けられてしまったロブ・ルッチを始めとするCP9は世界政府からの追っ手に狙われてしまいます。そして傷ついたロブ・ルッチを治療するべく縁もゆかりもない街セントポプラに立ち寄ります。
そこで担ぎ込まれた病院無償でかくまってくれ、さらには治療費捻出のため仲間たちがあらゆる興行や仕事をこなし治療をすることになります。目が覚めたロブ・ルッチは病院の院長と深く握手を交わしセントポプラを襲撃しにきた海賊を撃退するという善行を働きます。
しかし、過剰なまでの正義に街の人々からは疎まれる存在となり、街を出ようとしますが一人の女の子が感謝の花を一輪渡してくれます。
そして遂に故郷にたどり着いたロブ・ルッチ率いるCP9は追手が故郷にまで攻め入ってくると「故郷に騒ぎは持ち込ませない」とばかりに撃退します。スパンダムに自身の生存や必ず帰還する事を伝えますがCP9の抹殺を目論むスパンダム父子ですが、そんなことも知ってか知らずかCP9は故郷を後にします。
故郷には美しく植えられた一輪の花がその行方を優しく見守ってくれていました。この扉絵シリーズからもロブ・ルッチの心情は麦わらとの敗戦後に確実に変わっていると思われます。
世界会議(レヴェリー)ではあまりそのような心情は読み取れませんでしたが、いずれはルフィと共闘?なんてことがあったら嬉しいですね。
ロブ・ルッチの名シーン・名セリフ
ロブ・ルッチの名シーンや名セリフをご紹介していきます。
「ここでは、殺しさえ正当化される」
W7編及びエニエスロビー編でのロブ・ルッチの心情を一言で表したようなセリフになります。
ガレーラカンパニーでのキャラクターからは一変したロブ・ルッチの正体が読み取れます、その正体は殺戮中毒で任務によって合法的に殺人を楽しむ姿が見て取れます。
そんなロブ・ルッチもルフィとの対戦に敗退し、仲間からの恩、他人からの恩、そして感謝を受ける事で明らかにその心情は変わったと感じられます。
世界会議での騒動もまだ明かされておらず、再登場も確実にあると思いますのでそこでロブ・ルッチがどのように変わったのかとても興味が湧きますね!
ロブ・ルッチのまとめ
初登場時や本性をさらけ出したロブ・ルッチを見て背筋が凍る思いをした読者も多いとは思いますが、あれだけの悪の要素を兼ね備えた人物でさえワンピース内では正義と呼ばれている実態が実に面白いですね。
実際に合法となる殺しがあっていいのか?と訴えているようで、それがまたワンピースのおもしろいところですね。
それでもロブ・ルッチは再登場が必ずあると信じ、またどのように心情が変化したのか楽しみに待つこととしましょう!