スクアードはワンピース「マリンフォード頂上戦争編」にて登場する白ひげ海賊団の傘下である大渦蜘蛛海賊団の船長です。ピンクの長髪におでこに描かれた蜘蛛のタトゥーが印象的な見た目をしています。
自分の身長を軽々と超えてしまうほど大きい刀剣を武器としていますが、使いにくそうなそぶりは一切見せずに使いこなしています。
この記事ではスクアードの基本情報や名シーンを解説していきます。
スクアードの基本情報
スクアードの基本情報についてまとめていきます。
本名 | スクアード |
異名 | 大渦蜘蛛スクアード |
年齢 | 50歳 |
身長 | 228cm |
懸賞金 | 2億1000万ベリー |
所属船 | レアルスパイダー号 |
誕生日 | 9月6日 |
出身 | 偉大なる航路(グランドライン) |
声優 | 佐々木誠二さん |
スクアードはメインどころとして登場するわけではありませんが、白ひげとエースがメインとして登場する頂上戦争編において非常に重要な役割を担っています。異名である「大渦蜘蛛スクアード」の名前の通り、自身の額や船長を務める船には蜘蛛のモチーフがあります。
腰にも刀を差していますが、基本的には背の高さほどある大剣を使用しています。
登場シーン
スクアードの初登場はコミックス56巻に収録されている第551話「四皇"白ひげ"」に登場します。白ひげが引き連れてきた仲間の1人にスクアードの姿があります。
昔、白ひげに助けてもらったことがきっかけとなり、白ひげ海賊団の傘下として大渦海賊団の船長という役割を務めています。
自身が船長の大渦海賊団は、現時点ではスクアードしか名前が出ていないのですが、頂上戦争のときに脇役の海賊たちがたくさんいたので、その中に他の船員たちも含まれていると考えられます。
白ひげとの関係
スクアードと白ひげの関係は、白ひげ海賊団の船長とその傘下である大渦蜘蛛海賊団の船長という関係です。
仲間をロジャーに殺されてたった1人生き残ったスクアードに声をかけたのが白ひげであり、スクアードは白ひげのことを「オヤっさん」と呼び慕っています。そして、白ひげの部下であるエースとも関わりがあり、仲が良いことが伺えます。
白ひげはスクアードがどれほどロジャーのことを憎んでいるか知っていますが、白ひげはその憎しみを利用するようなことはありません。
スクアードの声優は佐々木誠二さん
スクアードの声優を担当しているのは、俳優としても活動している佐々木誠二(ささきせいじ)さんです。俳優として活動している他にも、声優としてアニメだけではなく洋画の吹き替えの声優としても活動しています。
ダンディーな見た目である佐々木さんは、声を当てるキャラクターも低音ボイスが特徴的なキャラクターに声を当てることが多く、今まで「イナズマイレブン」や「鋼の錬金術師」にも出演していました。
ワンピースのキャラクターではスクアードの他にもエピソードオブメリーで、ドアドアの実の能力を持っているブルーノの声優も務めています。
スクアードの名セリフ・名シーン
スクアードの名セリフについて解説していきます。
登場回数は少ないものの、読者にとっても強烈なインパクトを残したスクアードの名シーンを紹介していきます。
白ひげを襲うシーン
今まで一番に慕っていた白ひげに対してスクアードが初めて刃を向けたシーンです。センゴクと赤犬に騙され、信じていた分だけ白ひげに対して一気に不信感が溢れてしまったスクアードは「罠にかけられてたんだよ!」と声をあげます。
一方で、白ひげは自分の直属の部下であるエースだけを特別扱いしていたのではなく、スクアードを含む自分の傘下にいるものすべてを自分の息子のように思っていたことを告げます。
白ひげはスクアードを抱きしめ、その思いを聞いたスクアードは腕の中で涙を流すのですが、このシーンからスクアードにとって白ひげは支えであり、一番の恩人であることが伝わってきます。
膝から崩れ落ちて泣くシーン
白ひげを刺したあと責めることもせず、抱きしめられそのまま泣き崩れてしまったシーンです。
白ひげを刺したこと、エースを疑ってしまったことの後悔からスクアードは動けなくなってしまいます。錯乱状態ながらも白ひげやエースに対して謝罪の言葉を述べるのですが、白ひげもエースにはその場にはおらず、スクアードの言葉を聞いていたのは白ひげ海賊団に所属する1番隊隊長のマルコのみ。
マルコから「泣くことが報いることかよい…」と言われ、もう一度自分を奮い立たせたスクアードは白ひげとともに頂上戦争へ参加し、終戦へと導きます。
スクアードは白ひげに忠実な名脇役
スクアードは頂上戦争編に登場しますが、白ひげを刺すまで特に目立ったシーンはありませんが、名脇役として頂上戦争編での活躍を見せています。白ひげを慕っている経緯が記されている名脇役という立ち位置だからこそ、ちょっとの揺さぶりで動揺し、絶対的な信頼を置いていた白ひげに刃を向けた役割はスクアードにしかできません。
また、刃を向けたことによってそこから白ひげの傘下にいる海賊団たちに対する思いを引き出すことができ、更にマルコからの助言のおかげで自分にできることは何かと再び戦場に向かうことができました。
頂上戦争のあとは、白ひげ海賊団の中でも生き残った者たちのみで海賊を続けていることが分かっています。いつかまた本編に登場し、大きな刀剣を振り回すような活躍が見たいものです。