原作ではかなり初期から登場するシャンクスですが、実はその正体は謎に包まれたままです。かなり重要な人物ということは間違いなさそうですが、様々な伏線があるシャンクスの正体は一体なんなのでしょうか。
数々の名シーンや声優も紹介していきたいと思います。
シャンクスの基本情報
名前 | シャンクス |
性別 | 男 |
所属 | 赤髪海賊団船長・四皇 |
種族/出身地 | 西の海 |
懸賞金 | 40億4890ベリー |
悪魔の実 | なし(推定) |
使用する技・術 | サーベル「グリフォン」 |
年齢/誕生日 | 37歳→39歳 |
身長/体重 | 199cm |
声優 | 池田秀一 |
初登場 | コミックス第1巻 |
シャンクスの特徴
シャンクスといえばトレードマークである「赤髪」と、とてもラフな格好が特徴的です。幼き頃のルフィの命の恩人であると同時に、憧れの海賊でもあります。ルフィのトレードマークである麦わら帽子の元の持ち主であり、ルフィに帽子を預けた張本人です。見た目からは想像つかないほど実は凄い人物であり、赤髪海賊団大頭でありながら海賊の最高峰四皇の1人である大海賊なのです。
シャンクスは幼い頃、後に「海賊王」と呼ばれるあのゴール・D・ロジャー率いるロジャー海賊団で少年期を雑用として過ごしていました。当時被っていた麦わら帽子はロジャーから貰ったものと思われています。元バギー海賊団の船長であるバギーとはロジャー海賊団時代の見習い同士であり、幼少期からの付き合いで喧嘩仲間でもあります。
大海賊時代到来後は頭角を現し、6年前に新世界を統べる四皇の一人にまで上り詰めました。その実績だけでも実はかなりの実力者であることが分かります。
シャンクスの性格
基本的に非常に大らかな性格で、自身がどれだけ侮辱されても大抵の事は笑って済ませてしまうことが多いです。能天気と評されてもおかしくはないほどではありますが、自分の友人を傷付ける輩はどんな理由があろうとも決して許さず、助けるためならば自分を犠牲にしてでも笑っていられるような人物です。
その器の大きさと仲間や友達を大切にする心は幼少期のルフィに非常に大きな影響を与え、憧れの存在となりました。
世界政府の上層部からもその動向を警戒されていますが、自ら動いて事件を起こしたりするような事は殆ど無いため、敵であるエドワード・ニューゲートに対しても「敬意を払うべき男」と尊敬している等、海賊ながら良識ある男です。
一部の敵対者からも一定の「信頼」を得ていますが、何らかの目的のために大きく動く場合、それを邪魔しようとする敵には容赦せず、「暴れられれば手に負えない」と評される一面もあります。
酒や宴会が大好きで、特に故郷である「西の海」の酒を好んで飲むことが多いです。よく仲間達と酒盛りをしていますが、ついつい飲み過ぎて二日酔いに苦しんでしまう事も少なくありません。
覇気の使い手
3種類全ての覇気を高レベルで扱う事ができ、その力は利き腕を失ってなお実力は圧倒的です。
白ひげ(エドワード・ニューゲート)と斬撃をぶつけ合った際にその衝撃で互いに天を二つに裂いたり、赤犬(サカズキ)のマグマの拳を剣一本で容易く受け止めるなど、その実力の片鱗が垣間見られるシーンが幾つかあります。
先天的な素質が無ければ扱う事ができない覇王色の覇気の覚醒者でもあるシャンクスですが、その強さは途轍もなく半端ではないため、その威力が白ひげ海賊団のクルーでさえ若輩者は次々に泡を吹いて失神していくどころか、モビー・ディック号にもヒビが入る程であり、海王類ですら一睨みで撃退してしまいます。フーシャ村でルフィを近海の主から助けた時にもこのような圧倒的な強さが垣間見えるシーンがありました。
ちなみに本編のSBSによると魚人島で彼がルフィと同じような状況であった場合、レイリーと同様に10万人の魚人全員を一瞬で卒倒させることができただろうということが記されています。
その風格と威圧感は正しく「四皇」の名に恥じない大海賊として相応しいものであり、作中最高峰の実力者であると言えるでしょう。その強さはまだまだ謎に包まれています。
シャンクスの過去
30年以上前の幼少期から、見習いとしてロジャー海賊団に所属し、ロジャーからトレードマークの麦わら帽子を受け継ぎました。白ひげ海賊団とは何度も相見えており、白ひげ達からも当時は同じく見習いだったバギー共々顔を覚えられることになります。
ある日、海賊団が「悪魔の実」を発見し、それをまんまと手に入れたバギーが脱走しようとしている場に何も知らずに偶然遭遇し、背後から声をかけた拍子にバギーが驚いて悪魔の実を飲み込んでしまったため、バギーは能力者になってしまいます。このことでバギーからは一方的に恨みを買いますが、以降も何かと連れ添って行動しています。ロジャーたちが最後の島(ラフテル)への到達手段を見出し、船を出そうとした矢先にバギーが高熱を出してしまい、シャンクスはその看病のために自ら居残りを買って出ました。何だかんだで仲が良い二人だったといえるでしょう。
25年前、”偉大なる航路”制覇を達成し「海賊王」と呼ばれるようになったロジャーでしたが、その後に不治の病により死期を悟り海賊団解散を宣言します。その1年後の24年前、ロジャーは自ら海軍に出頭し、故郷である”東の海”ローグタウンにて公開処刑されることになります。シャンクスとバギーはその場に駆け付け、船長の最期を涙ながらに見届けました。
シャンクスの声優
アニメでの声優を務めているのは俳優やナレーターでも活躍されている池田秀一さんです。東京俳優生活協同組合に所属しており、出身地は東京都です。
主な代表作は「機動戦士ガンダムシリーズ」シャア・アズナブル役、クワトロ・バジーナ役、「アークザラッド」シュウ役、「名探偵コナン」赤井秀一役、「アルスラーン戦記」ヒルメス役、「シャドウハーツⅡ」ブランカ役、「戦国BASARA4 皇」足利義輝役など、ガンダムシリーズを加えたくさんのキャラクターを演じています。
そのほかにも吹き替え、ナレーターなどで活躍しているため慣れ親しんでいる方も多いのではないでしょうか。
シャンクスの名シーン・名台詞
様々なシーンで登場するシャンクスの意味深なセリフとそのシーンを紹介していきたいと思います。
今会ったら…約束が違うもんな、ルフィ
海軍と白ひげ海賊団の戦争で兄であるエースを失ったルフィは戦いの末、意識を失うほどの重症でした。その場に現れたシャンクスは、ルフィと顔をあわせることもできたのですがそうはしませんでした。
二人の間には「立派な海賊になって会う」という約束がありましたが、ルフィの状況を見たシャンクスはルフィに会わずその場を立ち去りました。
シャンクスの生き様が現れたシーンでの言葉がこのセリフでした。
おい泣くな、男だろ?
山賊によって海に投げ捨てられてしまったルフィは悪魔の実を食べたため水がダメになり、泳ぐことができません。そんなルフィを近海の主が襲おうとしていました。ルフィを助けるため、海に飛び込んだシャンクスはルフィを救うことには成功しましたが、近海の主に攻撃されて左腕を失ってしまいました。
自分を犠牲にしてまで助けてくれたシャンクスに対して泣き叫ぶルフィですが、そんな泣いているルフィに対してシャンクスがかけた言葉がこちらです。
シャンクスの男らしさと人間らしさが現れ、仲間を思う気持ちがわかる有名なシーンとなっています。この出来事がきっかけでルフィはシャンクスから麦わら帽子を預かり、海で必ずまた会うことを約束します。
考え方が違うから別々の道を好きに行きゃいいんだ……それが海賊だ!!
海賊王のゴールド・ロジャーの船に乗っていた若い頃のシャンクスとバギー。かつてはよく二人で一緒にいることが多く、その頃に二人は自分の船を持つという夢を語り合っていました。そのときにバギーがシャンクスに対して自分の船に乗るようにと何気なく誘いましたが、それをシャンクスは即座に断りました。よく一緒にいるものの、立ち振る舞いや考え方は違う二人。バギーはそんなシャンクスに対していつもけんか腰でしたがシャンクスは冷静な対応をしていました。
「考え方が違うのだから、別々の道を好きに行けばいい」と、シャンクスはバギーに自分の海賊論を訴えていました。
シャンクスの正体はいつ明らかに?
四皇であり五老星と何かと繋がりがあるシャンクス。普段の優しい顔つきとはうって変わって、険しい表情を見せることも多くなってきていました。今後、ルフィとの関係はどうなっていくのでしょうか。そして彼の真の強さを見ることはできるのでしょうか。
まだまだ真相は深まるばかりですので、今後の展開に期待したいですね。