今や【ワンピース】を知らない人はいないのではないか?と思われるほどに若い世代を中心として幅広く愛されている漫画です。
その人気はとどまることを知らず、単行本累計発行部数4億6000万部突破。さらには「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録にも認定されています。
そんなワンピースはとても個性的なキャラクターたちが多く、それは敵キャラクターにも当てはまります。
より悪役らしく、しかしどこかに憎めないようなそんな魅力を持ったキャラクターたちがたくさん登場してきますその中でもドレスローザ編のドンキホーテ海賊団最高幹部の一人トレーボルはひと際異才を放っています。
今回はそんなドンキホーテファミリーのトレーボルに関しての記事をご紹介していきたいと思います。
トレーボルの基本情報
トレーボルの基本情報をご紹介していきます。
性別 | 男性 |
年齢 | 49歳 |
所属 | ドンキホーテ海賊団最高幹部クラブ |
悪魔の実 | ベタベタの実(超人系) |
声優 | 松野 太紀 |
トレーボルの見た目と性格
トレーボルの見た目はサングラスにおかっぱの前髪にひげを蓄えている、鼻元のひげは無精ひげで常に鼻水を垂らしています。
体つきは極端な猫背で外観は張りぼてで中身は細い体のよぼよぼのおじいさんのような体型です。
非常に粘着質な性格で、話しかけた相手の眼前にひっついて話したり、しつこく自分の言葉や質問に対する応答を求めるが、怒ると普通の話し方になり口癖も出なくなる。
ちなみに口癖は「んねー」で、笑い方は「べへへ」とねちっこくドンキホーテ海賊団最高幹部として重要なシュガーの護衛を任されているものの、シュガーからは「きたない、死んで」と罵られています。
また、ヴェルゴが連れてきたドフラミンゴに対しては覇王色の覇気を持っていたことや、家族でもためらわず殺害できるその残忍さに「王の資質」を見出しその才能を認め幼少期からドフラミンゴを王にするべく跪きました。
しかしながら、王としては認めるものの年やファミリーとしての年月が上であることからも「どけドフィ!」や「バカ言え!」など乱暴な物言い、自身の能力を「ねばねば」と言われると「ベタベタだ!」というこだわりを持っています。
トレーボルの過去
トレーボルの持つ「ベタベタの実」の能力は想像以上に強力で、粘液を出し対象に引っ付け引っ張ることができ、その強度は巨大な船さえも持ち上げることができます。
鼻水で相手の攻撃を受け止めることもできます。最高幹部に位置しているだけあってドンキホーテ海賊団の中でも指折りの能力と強さを持っています。
そして、31年ほど前まではヴェルゴやピーカ、ディアマンテを束ねていたが、ヴェルゴから元天竜人のドフラミンゴを紹介されてからは、ドフラミンゴの持つ覇王色の覇気や残忍さを認め「王の資質」を見出します。
そして、自身はボスの座を降り、ドフラミンゴを王にすべく支えていくようになります。
10年前のドフラミンゴが仕組んだ「リク王の乱心」ではリク王から王権を奪うためのクーデターに参加しており、ディアマンテとピーカの三人で同国の軍隊を壊滅させました。
トレーボルの名言・名シーン
トレーボルの名言や名シーンをご紹介していきます。
「ねちっこい!?…けど?-んん?ねちっこいけど何?何?んねー」
トレーボルの口癖や定番のやり取りになります、このトレーボルのねちっこさや扱いを知っているドフラミンゴは続いて「そこがいい」と返しトレーボルは粘着をやめます。
トレーボルの性格や個性を一番表しているシーンとセリフになり、敵キャラらしからぬおもしろさも兼ね備えています。
このやり取りも非常に細かいですが、トレーボルの能力がベタベタの実によるものであることの伏線ととらえることもできます。
このことからもなんか粘着質なキャラがうっとおしい、というものからトレーボルの能力の秘密にまで発展しています、こうした一見して何気ない点からも伏線が張られているところがワンピースの魅力の一つと言えます。
「鼻でたわ!鼻水たれた!」
トレーボルがその強力な能力や最高幹部とは似つかわしくないような扱いや評判を受けている原因の一つになります。
粘着質で性格も悪いという点からさらにきたないという要素まで併せ持った負の塊となってしまいました。
トレーボルが護衛を務めるシュガーからも「きたない、死んで」とののしられてしまう始末で性格以上に見た目も汚いです。
口コミや評判ももちろん悪く、ワンピースの作中最も汚くて気持ち悪いキャラクターかもしれませんが、逆にここまで気持ち悪いと面白く見えますね。
トレーボルのまとめ
トレーボルに関しての記事をご紹介しました。物語の前半でも謎多き海賊として印象的だったドフラミンゴの片鱗が見えたドレスローザ編、その中でもひと際異才を放っていたこのトレーボル。
性格や気持ち悪さ、さらには汚さまで併せ持ち、ワンピース内で最も汚く描かれたキャラクターかもしれません、そんな突出した気持ち悪さも主役を引き立てるためには必要なのかもしれませんね。