「空島・スカイピア編」で活躍するシャンディアの戦士ワイパー。
スカイピアでは、エネルの圧倒的な強さを前にワイパーのインパクトが薄れてしまっていますが、現在もかっこいい、強いというファンの声が多いキャラクターです。
そんなワイパーとはどんな人物なのか?どんな活躍をするのか、紹介します。
ワイパーの基本情報
異名
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戦鬼
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誕生日
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8月18日
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年齢 |
22歳→24歳
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身長
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183㎝
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星座
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しし座
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血液型 |
X型
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出身地
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スカイピア 雲隠れの村
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性格
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好戦的 過激 |
容姿
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右肩と顔に入れ墨 インディアのような恰好 背中に羽
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好物
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バーベキュー
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声優
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相沢まさき 木内レイコ(幼少期)
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シャンディアの戦士・ワイパー
400年前、「突き上げる海流(ノックストリーム)」によって、青海に存在したジャシャ島の一部がスカイピアに飛ばされた際、「神の国」の住民である空の者に武力で制圧されてしまいます。それ以来、空島に存在しない大地(ヴァース)を確保しようとする「空の者」と、故郷を奪還しようとするジャシャ島の先住民、シャンディアとの間で長い戦いを繰り広げていました。
島から追い出された過去と、祖先の無念を晴らすために島の奪還を目的に仲間達と共にゲリラ活動をするのが、シャンディアのリーダー的存在であるワイパーです。
ワイパーは、自身が住む集落で英雄視されている大戦士、カルガラの子孫で、幼少期に部族の頭である酋長からカルガラの無念を教えられてから、いつの日か黄金の鐘を鳴らし、シャンドラの灯をともすことを目指すようになります。
ワイパーの性格と容姿
性格
初登場時、鬼のような仮面をつけ、空島に上がってきたばかりの麦わらの一味を排除しようとルフィ達を一蹴するなど、非常に好戦的で邪魔する者を容赦なく排除しようとする過激な性格です。
先祖を神のように崇めていた祖先のカルガラと同様、ワイパーもカルガラのことを絶対的な「保持神」として崇めるほど、祖霊信仰が根強いようです。
容姿
インディアンに似た格好をしており、右肩と顔の刺青が特徴的です。
武器である燃焼砲(バーンバズーカ)と盾、スケート靴のような形状のウェイバー、「シューター」を装備しています。
ワイパーの戦闘能力
燃焼砲と盾、シューターを標準装備しており、これらを武器として用います。盾については、ルフィとの戦闘時に破壊されてしまったため、それ以降は使用していません。
シューターには、海楼石が仕込まれているため、能力者の能力を封殺しつつ、決定的なチャンスを作り出すこともできます。また、蹴りを繰り出す際はブーストによって威力を増強することもできます。
状況によって、砲弾やダイアルと呼ばれる貝などを使用し、戦法を変えることができます。
右腕に巻かれた包帯の下には、最大の切り札として最強の武器である「排撃貝(リジェクトダイアル)」を仕込んでいます。
ワイパーの技
燃焼砲(バーンバズーカ)
通常のバズーカのように弾は使用せず、風貝(ブレスダイアル)に蓄えたガスを放出し、そのガスに点火するというバーナーの仕組みをした武器です。
青白い火柱を放ち狙った獲物を焼失させ、その威力は大木をも貫通するほどです。
排撃貝(リジェクトダイアル)
数ある貝(ダイアル)の中でも、特に攻撃な性質を有する衝撃貝(インパクトダイアル)の10倍の衝撃を放つことができます。
常人なら1発使うだけでも危険なリジェクトダイアルを、ワイパーは計3発も使用し、骨までボロボロになっています。その衝撃は、使用者の命さえ危うくさせるほど強烈なものです。
ワイパーの活躍
『シャンドラの灯を燈せ!戦士ワイパー』が初登場のワイパー。
故郷奪還のため、エネル率いるスカイピアの神軍団や、ガン・フォールの元部下である神隊と敵対していました。そんな中、空島に来たばかりの麦わらの一味を神隊と思ったことで排除しようとしますが、ガン・フォールの乱入に邪魔され、撤退しています。
エネルが画策したサバイバルでは、開始早々排撃貝でシュラを倒し、その後遭遇したルフィと互角に渡り合っています。また、上層遺跡ではゾロやオームとも渡り合い、最後の5人にまで残るほどの強さを見せます。
エネルとの戦闘の際は海楼石で能力を封じ、排撃貝でダメージを与えますが、雷による心臓マッサージで回復したエネルの圧倒的な雷の力を前に敗北してしまいます。
「シャンドラに灯を燈せ」を合言葉に掲げるワイパーは、意識が回復すると、カルガラの意志を受け継ぐ自分こそが鐘を鳴らす資格があると、死にかけの身体に鞭を打ってまで戦いを続ける決心をします。
しかしロビンによって、ある探検家の子孫が黄金郷が実在することを証明しようとしていることを知り、その男に約束した鐘の音を聞かせようとするルフィに想いを託します。そして、ルフィのアシストを行いました。
スカイピアでの一連の事件が終わり、麦わらの一味が青海に帰る頃、ワイパーはカルガラの像の前でシャンディアの民の思いを受け継ぐという決意を改めて述べ、シャンドラの灯を二度と絶やさないことを誓います。
エネル政権崩壊後
2年後新世界編で、カマキリ・ブラハム・ゲンボウと共に「神の護衛隊」に就いているようです。
ワイパーの担当声優
ワイパーの声優を担当されているのは、相沢 まさき(あいざわ まさき)さん。
大沢事務所に所属されており、ナレーター、声優として活躍されています。主に吹き替えを担当されることが多いようです。
『十二国記』(廷王尚隆)
『ONEPIECE』(ワイパー、イデオ)
『暁のヨナ』(イ・グンテ)
メインキャラクターでの出演は少ないようですが、1983年から活動を開始してから現在まで、アニメ、劇場版、ゲーム、ドラマCD、映画など、多くの作品に携わっておられます。
ワイパーの幼少期の声優を担当されているのは、木内 レイコ(きうち れいこ)さん。
声優、ナレーターとしてフリーで活動されています。
代表作に『デジモンアドベンチャー02』本宮大輔役、『冒険王ビィト』シリーズ、ビィト役などがあります。
デビュー作は、1997年に放送された『夢のクレヨン王国』月の子兄弟。
ワイパーの名シーン・名台詞
「空島・スカイピア編」で、裏主人公的な登場人物であるワイパーの名シーン・名台詞を紹介します。
ワイパーの技である燃焼砲(バーンバズーカ)
ルフィを敵と認識していた際、戦闘で放っている場面です。
空島・スカイピア編において最大の敵であるエネルを相手に、自分の腕のダメージを顧みずに戦うワイパー。
腕に負担がかかる排撃(リジェクト)を3度も使用したために、骨までボロボロになっていたようです。
「先祖の名はノーランドか」
青海人であるルフィが鐘を鳴らそうとする理由をロビンから聞き、涙を流すワイパー。
400年の間、青海にも自分と同じようにシャンドラの存在を信じ続けるノーランドの子孫がいることを知り、自分の使命を強く悟ります。
「鳴らせェ麦わらァ!!!
“シャンドラの灯”を!!!」
傷だらけになりながら鐘を鳴らすことをルフィに託すワイパー。
2年後、扉絵にてスカイピアの住人とシャンディアの住人による国家で神の護衛隊に入団しています。
ワイパーのまとめ
シャンドラの戦士ワイパーは、気性が激しく怒る姿は鬼みたいだと仲間からも怖がられる人物ですが、祖先であるカルガラを崇拝し、祖先の悲願を果たそうと戦い続ける人物でした。
命に関わる怪我を負っていてもなお、戦い続けるその驚愕的なタフさは、「戦鬼」の異名通りなのではないでしょうか?
ワイパーが再登場する可能性は低いですが、少しでも登場することがあればワイパーのファンには嬉しいことではないでしょうか?
今後、ワイパーが再登場するのか期待したいところです。