ワン・ツー・ジャンゴでお馴染みのジャンゴ。ダンスが好きで、後ろ向きで歩く癖があり、ワンピースでは初期に敵海賊として登場してルフィたちと関わりました。彼はその後どうなったのでしょうか?また、声優は誰なのでしょうか。詳しく調べていきたいと思います。
ジャンゴの基本情報
名前 | ジャンゴ |
性別 | 男性 |
所属 | クロネコ海賊団→海軍 |
種族/出身地 | 人間/東の海 |
懸賞金 | 元900万ベリー |
悪魔の実 | 不明 |
使用する技・術 | 催眠術 |
年齢/誕生日 | 27歳→29歳/12月28日 |
身長/体重 | 207㎝/不明 |
声優 | 矢尾一樹・高木渉(劇場版ジャンゴのダンスカーニバルのみ) |
初登場 | 25話『ウソ800』 |
その他 | 通称『1・2のジャンゴ』→『寝返りのジャンゴ』 |
ジャンゴの戦闘スタイル
クロネコ海賊団副船長という立場だったジャンゴ。副船長というだけあって、その実力は確かなもの。戦闘スタイルは主に催眠術をかけて戦いますが、時折、自分自身にも催眠術がかかる、という難点もあります。
武器はチャクラム。チャクラムの切れ味は鋭く、林を刈りつくすほど。そのチャクラムを糸で繋ぎ、振り子のようにして揺らし暗示をかけます。その際の掛け声は「ワン・ツー・ジャンゴ!」。
催眠術師としては優秀で、眠らせるだけではなく、相手を自分の言葉通りに行動させたり、記憶を改竄できたりと様々な事ができます。時には仲間に対して一斉に催眠をかけ凶暴化し、麦わらの一味にけしかけました。
余談ですが、催眠術が使えるようになったのは、顎に生えたキノコを食べたからで、その味は大変不味かったとのこと。不味い、と言えばこのワンピースの世界では悪魔の実が挙げられますが、それが新種の悪魔の実だったのかは不明です。そのキノコの茎の部分は今でも顎に生えています。
ジャンゴの敗走後
最後はカヤやウソップ海賊団(にんじん、ピーマン、たまねぎ)の抵抗を受け敗れてしまいました。クロもルフィとの闘いで敗れた後、クロネコ海賊団はジャンゴが気を失っている間に海へと逃げてしまい、置いてけぼりにされてしまいます。
その後、シロップ村で食事をしている姿をたまねぎに見つかり、逃走。小舟で島を脱出します。その航海の末、たどり着いたのが東の海のミラーボール島。
賞金首のため、変装し正体を隠していましたが、ダンスコンテストに惹かれて出場。そして元ダンサー志望だったこともあり、優勝してしまいました。そのダンスコンテストの決勝の相手が海軍本部大尉フルボディ。そのフルボディとすっかり意気投合し、酒を酌み交わすも、海兵がジャンゴの服を見つけてしまい、島の警戒体制が強まってしまいます。
そんな中、チューリップ海賊団が島に上陸し、混乱に紛れて逃げ出そうとしましたが、フルボディのピンチに耐え切れず正体を明かして参戦。フルボディとともに海賊団を一網打尽にする活躍を見せました。
正体を明かしたことで、海兵としてジャンゴを見過ごせないフルボディはジャンゴを逮捕。裁判にかけられますが、縛り首という判決にフルボディとその部下が抗議のダンスを披露。それに魅了されたのか、傍聴人や裁判官も踊りだし、ジャンゴは無罪放免。フルボディは降格となり、決着がつきました。
ジャンゴが海兵へ転身
はれて無罪となり、フルボディと別れの際、偶然通りがかった海軍大佐のヒナに二人で一目ぼれ。彼女に付いていくように、ジャンゴも海兵となり、フルボディとともにヒナの部下として働くことになりました。
以後、海兵としてアラバスタで海賊麦わらの一味に再会。麦わらの一味拿捕を試みますが失敗。また、キューカ島でバロックワークス残党狩りなどにも参加。海兵として、着実にその功績を認められていたとき、マリンフォード頂上戦争が開戦されます。
しかし、大した活躍もできず、最終的にはルフィが無意識のうちに発動させた覇王色の覇気によって気を失います。
海兵としての階級は不明ですが、ヒナの元でフルボディとともに着実に功績をあげているようです。
ジャンゴの声優
声優はあの矢尾一樹さんです。矢尾さんと言えば、Mr.2ボン・クレーとフランキーの声優さんですね。矢尾一樹さんはワンピースのアニメ上、一人で3役こなしていたんです。登場順的にはジャンゴ→ボン・クレー→フランキーですから、3回目の登場でようやく麦わらの一味の一員になれたわけですね。
ジャンゴの名シーン・名セリフ
ジャンゴはルフィの記憶にも残る敵
ジャンゴの口癖のひとつに「俺は変じゃねェ」というのがあります。それが久々に聞けたシーン。
ルフィは記憶力が悪く、あまり人を覚えていません。それだけルフィの器が大きいともとれますが、自分と死闘を繰り広げた者でなくては敵のことはあまり覚えていません。久しぶりに会った人物に対し「お前、誰だっけ?」と言って突っ込まれるというパターンもあるほどです。
本来ならばワンピース初期、さらに自分と戦ってもいないジャンゴのことを覚えているとは考えられません。
で、あるにも関わらず、アラバスタ編で海兵としてルフィに再会を果たした時、ルフィはジャンゴの事を覚えていたようで「おいおいっ!!催眠術師!!お前海賊だろうが!!!」と、ジャンゴの事を覚えていました。それに対しジャンゴは「さァこの輪をじっと見ろ!今日こそおれが変じゃねェ事を証明してやる!!!」と海兵としての役割(私怨とも考えられますが)を果たそうとしました。
さらっと流されるようなこのシーンですが、ルフィにとってジャンゴが敵としてインパクトがあり、認められていないと描かれないシーンです。それが垣間見えた貴重なシーンとセリフです。
ジャンゴは海賊と海兵を経験した貴重な存在
作中、海賊から海兵になったのはジャンゴしか存在しません(ヴェルゴは海賊ですが正体を隠し、潜入していた)。今後、そのような存在が出てくるとも考えられますが、ジャンゴほど紆余曲折を経て海兵になった者は他にはいません。
そんな貴重な存在であり、波乱万丈な人生をおくるジャンゴ。今後、海兵としてのジャンゴのシンデレラストーリーに期待です。