大人気漫画「BLEACH」にて千年決戦篇にて尸魂界に侵攻してきた「見えざる帝国」(ヴァンデンライヒ)の「星十字騎士団」(シュルテンリッター)のメンバーであるジゼル・ジュエルとは一体どのような人物なのでしょうか?
様々なキャラクターが多い星十字騎士団の中でも特に印象的な能力を使うジゼルですが、改めてジゼルの人物像や人間関係、戦闘能力について解説していきたいと思います。
ジゼル・ジュエルの基本情報
名前 | ジゼル・ジュエル |
性別 | 後述 |
所属 | 星十字騎士団 |
階級 | 聖文字「Z」 |
使用する斬魄刀 | 無し |
卍解 | 「死者(ザ・ゾンビ)」 |
誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 無し |
初登場 | 千年決戦篇 |
ジゼル・ジュエルの人物像
ジゼル星十字騎士団の女滅却師グループである「バンビーズ」の一人。愛称は「ジジ」です。外見の特徴として頭に小さな軍帽をアクセサリーのように付け、長髪を頭の頂点付近で結わえて2本の触覚のように伸ばした髪が挙げられます。
ボクっ娘であり、誰に対しても表情豊かでフランクに話したりと人懐っこい性格ではありますが、怒ったときには表情が暗くなり口調もおとなしくなるなどの二面性も持ち合わせています。
ジゼル・ジュエルの性別
一見すると女性のような恰好や立ち居振る舞いのジゼルですが、綾瀬川弓親との戦闘において仕草やジゼルのある臭いによって実は男性であることが判明しました。
何故、女性を装っているかは語られませんでしたが、男性と指摘されたときは激昂している描写からジゼルの女性化願望は本物であると考えられます。
ジゼル・ジュエルの戦闘能力
ジゼルの能力名は「死者(ザ・ゾンビ)」で、自分の血液を浴びた者をゾンビ変化させ、自由自在に操る能力であります。滅却師同士では相手が一度死なないとゾンビ化出来ないが、死神だと既に死者であるため、血液を浴びせるだけでゾンビが量産出来ます。使用する血液は、相手の霊圧によって必要な量が異なり、霊圧が低い場合は血液が一滴でも脳に達した時点でゾンビ化します。
逆に、隊長格などの霊圧が高い相手には血液が心臓まで増殖し、全身に行き渡ってようやくゾンビ化するため、霊圧が高い人をゾンビ化した場合には肌が赤黒く変化します。
この「死者」には一度相手を殺してからゾンビ化させるものと、生きた状態でゾンビ化させるものがあり、前者は生前に比べて能力が弱体化するものの、ジゼルの好きな性格に変化させることができます。後者は生前と全く同じ力を使うことができるが、感情や理性が全く無くなり、操り人形のようになります。
「死者」は非常に強力な能力で、尸魂界への侵攻時からゾンビを量産しており、瀕死状態であった日番谷冬獅郎を始めとした鳳橋楼十郎・六車拳西・松本乱菊らの隊長格までもがゾンビへと変化させられました。
ジゼル・ジュエルの弱点
上記に説明した通り「死者」は非常に強力な能力ですが弱点もあります。それはこの「死者」が血液を使用する能力であることがヒントとなります。
血液を使用するため、血液組成を変えられると機能しなくなり、ゾンビを操ることができなくなります。
涅マユリはこのメカニズムを分析して瀞霊廷にある全隊士の血液サンプルから特効薬を作り、ジゼルが操るゾンビにマユリが作った特効薬を服用し、血液状物質に置き換えることができました。
これにより、ジゼルのゾンビをマユリが奪うことで形勢が逆転し、マユリのゾンビとなった六車拳西によって撃破されました。
ジゼル・ジュエルの人間関係
上記でも解説した通り、ジゼルは「バンビーズ」と呼ばれる女性騎士団員から成るグループに属しています。お互いをあだ名で呼び合うなど、殺伐とした雰囲気の星十字騎士団の中では珍しく馴れ合いを感じられるグループといえます。
しかしリーダーであるバンビエッタは一人で行動することが多いため基本は四人でいることが多く、四人の団結力は高く仲間意識もそれなりに高いと考えられます。
ジゼル・ジュエルの最後
マユリらに敗北し、死亡したかと思われていましたががその不死性故に生存していました。ゾンビ化させたバンビエッタから血を奪い生き永らえるが、直後に「聖別」の対象となり、ボスであるユーハバッハから不要と判断され、裏切られてしまいました。
何とか「聖別」の対象から生存するものの、リルトット・バズビーと共に「力」 を奪われてしまいました。
リルトットやバズビーと共にユーハバッハに反旗を翻し、一時的に死神たちと休戦を結び、霊王宮への門を作るために協力関係を結びます。その後、リルトットと共にユーハバッハと交戦するも力及ばず敗北してしまいました。
ジゼル・ジュエルの名シーン
ここではジゼルの印象的なシーンを何個か紹介したいと思います。
まずはこのシーンです。
これは弓親に男であることを見破られ動揺を隠せないシーンです。直前までの軽い表情から一気に豹変しこの顔になったのでジゼルの登場シーンでも特に読者の心に残った場面といえるでしょう。
次はこのシーンです。
これは共通の敵となったユーハバッハを倒すために護廷十三隊と協力関係を結んだときに一度は敗北したマユリと再度会った時のシーンです。ジゼルからすればマユリは自身の能力を完全に攻略され倒された天敵とも言える存在であるため、このような顔で挑発する姿はジゼルらしい可愛い場面であるといえます。
実は男の娘!ジゼル・ジュエル
初登場から弓親に指摘されるまで多くの読者が女性だと思っていたジゼル。男性だと判明した時の衝撃は相当大きなものだと伺えます。
最終決戦の強敵でありながら個性的なジゼルはとても印象的でたくさんの読者の心に残ったキャラクターの一人であると言えるでしょう。