古今東西バトル漫画において主人公の父親というものは大きな秘密を隠し持つ法則があります。主人公の強さの理由に父親の遺伝といった要素が大きく関わってくるのです。
BLEACHにおいてもこの法則は適応され主人公「黒崎一護」の父親である「黒崎一心」も実は死神だった都いう大きな秘密を隠し持っていました。
黒崎一心は本当の名前を「志波一心」といい、尸魂界の5大貴族「志波家」出身の超エリート死神だったのです。そんな優秀な死神だった一心が何故人間として生活していたのか?そしてどうして一護は生まれたのか?
黒崎一心の過去や斬魄刀について解説しながら名シーン・名言についてもふりかえっていきます。
黒崎一心(志波一心)の基本情報
名前 | 志波一心(現:黒崎一心) |
性別 | 男 |
所属 | 元十番隊 |
階級 | 隊長 |
使用する斬魄刀 | 剡月 |
卍解 | 名称不明 |
誕生日 | 12月10日 |
身長/体重 | 186cm/80kg |
声優 | 森川智之 |
初登場 | 現世編 |
黒崎一心は黒崎一護の父親で元死神です。現在は妻である真咲の姓である黒崎姓を名乗っていますが、黒崎一心だった頃は十番隊の隊長をだった実力者です。
物語の前半ではとある事情から死神の力を失っていましたが、破面編辺りに力を取り戻し要所要所で一護のサポートをします。
志波一心=黒崎一心?死神の力を失っていた理由について
物語の初期黒崎一心は死神の力を失っていました。実際一護も「家族の中でで遊子とオヤジだけは霊感が無い」と一心の霊力がないことに言及しています。
どうしてこのようなことになっていたのかというと、妻である黒崎真咲と出会った辺りまで遡ることになります。
現世に異常な虚の討伐に来た黒崎一心。しかしその虚は愛染惣右介の作りだした人工虚「ホワイト」。
ホワイトに追い詰められた一心を身を挺して救ったのが黒崎真咲でした。
この時受けた傷が原因で真咲が虚化。その虚化を抑えるために一心は浦原喜助が作った特殊な義骸に入り、自身の魂魄と真咲の魂魄を繋ぎ死神の力で虚の力を抑えたのです。
しかしこの魂魄を繋げ合わせた代償で一心は死神の力を全て虚の力を抑え込むことに使い、結果として死神の力を失ってしまったのです。
真咲が死んだ後も息子である一護に受け継がれた虚の力を抑えるためその義骸に入り続けていました。
ですが一護が死神となり自身の眠っていた力を覚醒させていくと、その繋がりが消え今まで使っていた死神の力を取り戻すことが出来ました。
こうして黒崎一心は死神の力を失い、そして取り戻したのです。
斬魄刀の名前は剡月!謎多い斬魄刀の力とは?
燃えろ――『剡月』!!!
黒崎一心の斬魄刀の名前は剡月。始解すると刀身が燃え盛る炎熱系の斬魄刀です。
口に含んだ自分の血液を吹きかけるほどに炎が巨大化する性質を持っています。
卍解もある様ですが本編では使われず、霊圧が乱れると使えなくなるとのこと。
霊圧が乱れるだけで使えなくなるあたり白霞罸のような癖の強い卍解の可能性が高いですね。
実力は元隊長だけあって相当なもの。破面化したグランドフィッシャーを一瞬で倒し、始解だけで愛染とある程度わたり会えています。
また愛染との戦いなどで一護と同じく月牙天衝を披露しています。
恐らく「最後の月牙」を教えている辺り本人もそれを使えるのでしょうし、隠し持っている力は登場人物の中でもトップクラスの可能性があります。
黒崎一心の人間関係!日番谷や乱菊との意外な関係
黒崎一心は黒崎真咲を溺愛し、死後も真咲の特大ポスターを家に飾るほどでした。
一護や遊子、夏梨に対しては守るべき子として接すると同時に、死神の力を得た一護に対しては死神の力の修行をつけたり、自分の果たせなかった思いを託しています。
ちなみに一護が死神になったことはどうやら初期の方から察していたようで、実際コンが中に入っている一護に対しては「オマエ」としか呼び掛けておらず名前で呼ぶことはありませんでした。
過去十番隊の隊長をしていたこともあり松本乱菊、日番谷冬獅郎とは上司と部下の間柄。
隊長時は冬獅郎が敬語を使う数少ない相手でそれなりに慕われていたようです。
意外なところでは石田雨竜の父である竜弦とも交流があります。アニメのおまけではよく掛け合いをしたりするほかよく同じ場面に登場することも多いです。
声優は森川智之さん
黒崎一心の声優は森川智之さん。2代目野原ひろしなどでも有名ですね。
黒崎一心(志波一心)の名シーン・名言
俺の惚れた女は自分のガキを守って死ねる女だったってことさ
自分の母親の死が自分のせいだと思っている一護に対してのセリフです。
それまでは亡き妻にぞっこんのダメ親父といった一心の印象が少し変わったセリフでもあります。
そもそも真咲が死亡した原因はユーハバッハの聖別に巻き込まれたタイミングで虚に襲われたことが原因でしたので一護が自分を責める必要は全くなかったのです。
ですが、この後の流れも通して一護の心を救ったセリフであることは間違いないでしょう。
黒崎一心(志波一心)は元隊長格で一護の父親!!
黒崎一心は初期はダメオヤジといった印象から、元死神、元隊長といった経歴が明かされることで読者からの印象が変化したキャラクターです。
主人公である一護の核心にも迫る人物であり物語でも大きな役割を果たしました。
ただ結局死神としての本気の戦闘を見ることが出来なかったのが残念なところです。
最終章のアニメ化が決定しましたので卍解だけでもアニメで披露して欲しいところですね。