3部の「スタークルセイダーズ」で承太郎達を襲ったディオの配下のスタンド使いの1人のグレーフライ。今回はグレーフライの性格を踏まえつつ、どんな人物であり、スタンド「タワーオブグレー」をどのように扱うのかなどについて解説していきます。
グレーフライの基本情報
名前 | グレーフライ |
性別 | 男性 |
所属 | ディオの配下 |
種族 | 人間 |
(スタンド名、能力) | 「タワーオブグレー」 |
必殺技 | 舌を引き抜く |
年齢/誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 長克巳 |
初登場 | 飛行機の中 |
性格 | 狡猾 |
グレーフライの特徴
グレーフライは、ディオの配下のスタンド使いの老人です。肉の芽の埋め込まれておらず、ケニーgと同じく金で雇われていました。恐らく名前はアメリカのロックバンド「イーグルス」のボーカル、グレン・フライが由来です。舌にはスタンドと同様のグワガタの形をした窪みがあります。
グレーフライの性格
見た目はただの一般的な老人ですが、目的の為とあらば全く手段を選ばない残忍かつ狡猾な性格です。用意周到でもある為、承太郎達を襲う前準備として、飛行機のパイロット達を殺しておいて念を入れて自動操縦装置でさえも破壊しておきました。是が非でも承太郎達のエジプト行きの阻止及び足止めをして、ディオに忠誠を誓っています。
自身のスタンド「タワーオブグレー」での大量殺戮を得意とし、承太郎達の足止め目的以外でも以前より事故に見せかけて旅行者を殺し、金品を奪っていた元々の悪党でした。イギリスで起きた300人もの人々が1度に死亡した飛行機墜落事件の犯人と言われており、非情な人間であります。「おぞましいスタンドにはおぞましい本体がついているものよ」と花京院からの酷評を受けた理由がよく分かります。
グレーフライの活躍
グレーフライは全く関係のない一般的な乗客を装って承太郎達の前に姿を現しました。まだ何の警戒もしていなかった承太郎達に襲撃を行い、その上で無関係な乗客の数名をその場で殺害しました。皮肉なことに被害者の舌には「Massacre(皆殺し)」というメッセージを残すことで、グレーフライの存在とその目的を明かして、あえて意識させました。
「スタープラチナ」の連続パンチによるオラオララッシュを見事にかわしました。このスピードを活かして一時期は承太郎達を翻弄したものの、全ての攻撃をかわすことができる訳ではないので、油断した隙に花京院の「ハイエロファントグリーン」の攻撃を受けました。結果、身体を引きちぎられて敗北し、死亡したかに思われました。
この時、グレーフライの舌は真っ二つに裂けましたが、瀕死の状態で辛うじて生きていました。その後、グレーフライはこれからの承太郎達を待ち受けているであろう旅の苦難を予告するような言葉を残して、完全に絶命しました。
スタンド「タワーオブグレー」
「破壊と災害、旅の中止」を意味するタロットの大アルカナ16番目の「THE TOWER(塔)」を暗示するクワガタムシ型のスタンドです。 逃げ場のない空に浮かぶ飛行機の中で承太郎達には襲いかかりました。口から塔針(タワーニードル)を伸ばして、相手の舌を引き千切って殺すという方法を残忍極まりない方法を用いました。
昆虫がモチーフの小型サイズのスタンドであるので、小回りが効きスピードだけであれば「スタープラチナ」よりも速く行動することができます。その素早さは驚異的で、わずか1cmの距離から10丁の銃で撃ったとしても弾丸が当たることはありません。ただし、スピードと攻撃をかわす能力は別である為、必ずしも攻撃に当たらない訳ではありません。
グレーフライの声優
グレーフライの声を担当した声優は2人います。1人目は格闘ゲームの真殿光昭さんで、2人目は長克巳(ちょうかつみ)さんです。代表作は「超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説」の星帝ユニクロン/秘密偵察長ダブルフェイスや「ワンワンセレプー それゆけ!徹之進」のパブロフなどです。また、俳優としても活動されており、大河ドラマにも出演されたことのある方です。
グレーフライの名台詞・名シーン
「自分のスタンドが「静」と知っているならおれには挑むまい……きさまのスピードではおれを捕えることは出来ん!!」
グレーフライのスタンド「タワーオブグレー」はとてつもない素早さを兼ね備えているスタンドで、グレーフライ自身もそのスピードに自身を持っているようでした。実際のところ、このスピードで承太郎達を引っ掻き回しました。
「わしは事故と旅の中止を暗示する「塔」のカードをもつスタンド!お前らはディオ様の所へは行けん!」
自らの正体を伝えるグレーフライ。これから始まる承太郎達の長い旅の始まりを暗示する台詞でもありました。
グレーフライは残忍な殺人者
グレーフライは承太郎達を襲ったスタンド使いでありましたが、それ以前の問題として残忍な手段を用いて人を殺すことを躊躇わない、凶悪極まりない殺人者でもありました。