【ジョジョ】ミドラーの明かされた容姿と「ハイプリエステス」の力とは！

「ジョジョ」の第3部の中でもマライアと並ぶ美しい容姿を持つミドラーは、美しい容姿を持ちながらも、敵であるスタンド使いの1人でもあります。今回はミドラーの使うスタンド「ハイプリエステス」の特徴や能力、マライアの性格や名台詞・名シーンなどをまとめていきます。

ミドラーの基本情報

ミドラーの特徴

名前はアメリカの歌手「ベット・ミドラー」が由来です。ディオの配下のスタンド使いの1人にして、タロットカードを暗示するスタンドを持つ使い手の中では一番後に登場しました。最後に相応しい有名なスタンド使いのようで、アブドゥルが名前と大まかな能力について知っている程の実力者であったことは間違いありません。

承太郎が好みのタイプだったようで、承太郎から褒められた時に喜んでいました。ただし、他のメンバーから褒められた時には、本心で言っていないとして激昴しました。感情の起伏の激しいミーハーな性格なのかもしれません。

ミドラーの容姿

ミドラーの姿は原作では砂浜に倒れた様子が遠目にわずか2コマ描かれたのみでした。服装は白いドレスを着て、髪型は長い黒髪であり、実際の素顔や外見については描かれずにいました。ボコボコにされた後の顔をポルナレフは覗いていましたが、歯がふっ飛んでおりとても見せられない顔になってしまいました。

後に第3部の格闘ゲームにて使用キャラクターの1人として登場するにあたって原作者の荒木飛呂彦先生による描き下ろしイラストで新たに姿が描かれています。ジプシーのような装いに、紫色の髪をポニーテールに結い、胸にはヒトデ型の下着身に着ける姿で露出度の高い格好をしています。原作ではほとんど分からなかった容姿が、ここで初めて具体的に分かりました。

ミドラーの活躍

エジプトへ向かう承太郎達の潜水艦で迫り、「ハイプリエステス」で襲撃しまとめて始末しようとしました。初手でジョセフ の義手を切断して気絶させただけでなく、ポルナレフやアブドゥルにも一杯食らわせて、潜水艦をも沈めます。この際には承太郎達は誰1人としてミドラーに致命的な一撃を与えることができませんでした。

スキューバダイビングからの脱出を図る承太郎達の先回りをして海底に化け、「ハイプリエステス」の巨大な口で飲み込みます。承太郎を歯ですり潰そうとしたものの、「スタープラチナ」のオラオララッシュを食らって全ての歯をぶち抜かれて敗北しました。自らの慢心によってスタンド攻撃が全てはね返って再起不能となりました。

スタンド「ハイプリエステス」

タロット大アルカナ2番目のカード「女教皇」の暗示を持つスタンドで、人間の頭部に2本の腕が生えたような不気味な外見をしています。スタンド能力は様々な鉱物へと変化することができる能力であり、1度化けると「スタープラチナ」の目であっても見分けることは難しいです。変化できる対象は鉱物全般で、機械やコーヒーカップやカミソリなどの物のみならず海底にまで姿を変えます。ちなみにゲームでは車や電ノコなどにまで化けています。

遠距離まで行動可能であり、本体との距離に応じてパワーが増減するという特殊なタイプのスタンドでもあります。ミドラーと距離がある時には人間の頭程の大きさで鋭い爪で義手を吹き飛ばし潜水艦に穴を開けたりしたと鋼鉄でさえも簡単に切断できる驚異的な威力を放ちます。また、テレビアニメでは「ハイエロファントグリーン」のエメラルドスプラッシュや「マジシャンズレッド」の火炎放射をかわすなど、原作漫画以上の活躍を見せます。

ミドラーから数mの距離になると、1度に数人飲み込むことのできる巨体となり、ダイヤモンドと同等に硬いされる歯で押し潰します。しかし、ダイヤモンド級とは言っても硬度は高くともカルシウムが足りなかった為か靭性はあまりなかったようで、「スタープラチナ」のオラオララッシュは防ぎきれませんでした。加えて、ダメージは本体であるミドラーに跳ね返っていき、歯を砕かれたミドラーは再起不能になる程でした。

ミドラーの声優

ミドラーの声優は2人います。3部格闘ゲームでは長沢美樹さん、テレビアニメ版では久川綾さんです。

ミドラーの名台詞・名シーン

「承太郎！お前は私の好みのタイプだから心苦しいわね……私のスタンド「女教皇(ハイプリエステス)」で消化しなくちゃあならないなんて！」

承太郎のことを気にかけていたミドラーは、自身のスタンド「ハイプリエステス」で倒すことに少しは躊躇いがあったようですが、それでも承太郎達に敵として立ち向かいました。

ミドラーは絶世の美女

最期のタロットを司る「ハイプリエステス」のスタンド使いであったので、強敵であり特にテレビアニメ版ではその強さが描かれました。しかし、いくら美しく強さを持っていても、慢心や自惚れがあったので、結局は承太郎達には負かされてしまいました。