藍染惣右介が来るまで、虚圏(ウェコムンド)の王として君臨していたバラガン・ルイゼンバーン。第2十刃(セグンダ・エスパーダ)の座についていますが、王ということは一番じゃないのはおかしいのでは?と思った方も多いのでは無いでしょうか?
今回は、バラガンの強さや能力などをご紹介したいと思います。
バラガン・ルイゼンバーンの基本情報
名前 | バラガン・ルイゼンバーン |
性別 | 男性 |
所属 | 破面 |
階級 | 第2十刃(セグンダ・エスパーダ) |
使用する斬魄刀 | 不明 |
帰刃 | 髑髏大帝(アロガンテ) |
誕生日 | 2月9日 |
身長/体重 | 166cm / 90kg |
声優 | 飯塚 昭三 |
初登場 | 145話『エスパーダ集結!藍染の御前会議』 |
バラガン・ルイゼンバーンの特徴と帰刃
見た目は隻眼・白髪の老人で、頭に王冠の飾りのようなものを被っています。帰刃(レスレクシオン)をすると黒いマントの様なものを身に纏った骸骨の姿となり、海外の死神を彷彿させるような見た目に変化します。また、帰刃前までは白い王冠風の飾りだった物が金色の王冠へと変化するため虚圏の王の名残かと思われます。
バラガン・ルイゼンバーンの能力は?
バラガンの能力は見た目通り、『老い』であり色々な物事を朽ちさせる事が可能です。
『死の息吹(レスピラ)』という触れた者全てを急速に朽ちさせ、朽ちたところからも老朽化が侵食していく能力や、『滅亡の斧(グイン・カイーダ)』という右手から出現する大きな鎖のつながった老朽化の能力を持った鎌で戦闘を行います。
戦闘を行なった二番隊隊長・砕蜂の左腕や卍解『雀蜂雷公鞭』、有昭田鉢玄(ハッチ)の鬼道をも朽ちさせる事が可能なようです。
また、王であったバラガン第1ではない理由に関しては明確に作品内で公言されてはいないですが、作品のファンの考察では第1十刃のスタークは霊圧のみで仲間の魂を削ってしまい、魂を二つに分けて過ごすという過去からバラガンよりもスタークの方が戦闘能力などは上になるのでは無いかなど囁かれています。
バラガン・ルイゼンバーンの陰謀と最後
元々は虚圏の王だったバラガンは、従属官達との間に絶対的上下関係が存在し、破面になった今でも陛下と呼ばれています。しかし、藍染がやってきたことにより王座は実質奪われてしまっており、藍染のことを「ボス」とは呼ぶものの、忠誠心は皆無であり、常に倒す機会を狙っています。戦闘においては藍染に対して忠誠心の高い破面をも自らの戦闘指揮で動かせるなど、愛染に次ぐ権力の持ち主です。
空座町での戦闘では自身の能力で砕蜂やハッチを追い詰めることに成功しますが、自身の体にも老いの能力が有効打であることを見抜かれ、『匣遺(はこおくり)』という物質転移の鬼道によりバラガンによって朽ちかけたハッチの腕を転移されそこから朽ちていき、死ぬ間際にも藍染を倒そうと滅亡の斧を投げ、そのまま最期を迎えます。
バラガン・ルイゼンバーンの声優
バラガンの声優はシグマ・セブンに所属する「飯塚 昭三」という方です。東京都出身の男性で、『昆虫物語 みなしごハッチ』のカマ吉おじさん、『うる星やつら』の歌仙人/巨大仙人/浪人/大魔神、『はじめの一歩』のミゲル・ゼール/鴨川源二など1作品に何キャラクターも声を提供しています。
バラガン・ルイゼンバーンの名台詞・名シーン
「人に死があり、〜死神にも死がある」
万物には平等に死があることを謳っているシーンです。(少し長いセリフですので大切な最初と最後を抜き出してご紹介しています。)鬼道の達人とされるハッチですら永遠に壊れない鬼道は産み出すことは出来ず、どんな策を練ったとしても老いを止めることは出来ません。
また、体が朽ちればもちろん生命は死を迎えます。一度は死んでいる死神であったとしても、生命として存在している限りはたとえ味方、敵であっても恐怖を感じるものなのでしょうね。
「虚圏の王に殺されるのだ」
バラガンが治めていた虚圏に突如として現れた藍染との一戦。
退屈だ、と過ごしていた自国をものの一瞬で崩されたシーンです。今まで、バラガンに仕えていた虚たちは藍染の斬魄刀・鏡花水月の能力の元、全滅させられ「君には僕は殺せない」と虚圏を乗っ取られてしまいます。最後まで、乗っ取られたことを良しとせず奪い返そうと機を狙い続けていましたが空座町での戦闘で敗れてしまいます。
バラガン・ルイゼンバーンは最期まで戦い続けた元王様
今までは虚圏の王として君臨し、部下達も付き従っていたものが全て奪われた挙句、味方の虚たちも力を与えてくれた藍染に従うようになっていったりなど、可哀想な王様といえるのでは無いでしょうか?
おそらく、藍染が来てからもバラガンに付き従う従属官(フラシオン)はいたため、それほど無理な絶対王政を強いていたわけでは無いのかと思います。それでも、第5十刃のノイトラや第1十刃のスタークのように藍染に付き従う、いわば反乱分子のような虚が出現してしまうのは王であったバラガンは良しとは出来ないでしょう。
最期は国を取り戻すことも出来ず、悲しい最期を遂げるバラガンでした。