【BLEACH】天貝繍助の強さと正体は？卍解や声優についても紹介！

オシャレ漫画としても有名な大人気作品「BLEACH」のアニメオリジナルキャラクターの天貝繍助は一体どんな人物なのでしょうか。
アニメで語られるその人物像と正体、その強さについてゆっくりとご紹介していきたいと思います。

天貝繍助の基本情報

天貝繍助の基本情報は以下のようになります。

天貝繍助の特徴

天貝繍助は尸魂界を裏切った1人である市丸ギンの後任として護廷十三隊三番隊隊長に任命された死神です。元々は虚討伐の遠征部隊を率いていた人物で、総隊長である山本元柳斎重國や十一番隊隊長の更木剣八、その他の隊長ら3名の検分に認められることで隊長へと昇格しました。隊長へ任命されるほどの実力者でしたが長い遠征に向かっていたため一般の死神には顔を知られていませんでした。部下思いの性格で信頼とチームワークを重んじています。市丸ギンの裏切りにより信用を失った三番隊を雑用仕事を引き受けることで回復しようとするシーンも作中では確認することができました。

外見は藍色の髪を持ち、無精髭を生やしています。また、酒に非常に弱く、一杯飲んだだけで酔いつぶれて寝込んでしまったり、八番隊隊長京楽春水と十三番隊隊長浮竹十四郎のもとへ相談しに向かった際は酒の匂いだけで酔いつぶれています。

天貝繍助の斬魄刀の能力

天貝繍助の斬魄刀は『雷火』といい、解号は「断ち切れ『雷火』」です。始解状態は刀身が鉤爪のような形に変化し、柄が貝殻のようになります。炎熱系の斬魄刀で、この鉤爪の中央部に火の玉を作り、それを刀身に纏わせることで火炎弾や炎の刃を飛ばすことが可能になります。また、貝殻の口のような形をした柄の底面からも炎を噴出することが可能です。

そして、隊長であることからもわかる通り卍解を使用することが可能で、その名も『雷火・業炎殻』といい、柄の部分が巨大な貝殻の形をした盾となり、その先端に巨大化した雷火の刀身を装備したような形状をしています。攻撃能力は多彩で、刀身から巨大な火球を放ったり、火炎を剣圧にのせて撃ったり、地面に突き立て、無数の火炎を地面から出現させたりすることができます。始解同様に盾の底から火炎放射を放つことも可能です。

また、天貝繍助は卍解時に以下の技を使うことが可能です。

・業炎龍牙(ごうえんりゅうが)

炎を噴き上げて相手を取り囲み動きを封じる。

・業炎龍牙・焔(ごうえんりゅうが・ほむら)

業炎龍牙の炎を一点にまとめて放出する。

・雷炎弾(らいえんだん)

剣先から無数の火球を飛ばす。

天貝繍助は斬魄刀とは別に獏爻刀という刀を使用します。獏爻刀とは刀に自身の霊圧を食わせることで強力な力を得ることができる禁忌の刀です。天貝繍助がメインキャラとなるアニメ天貝繍助編に登場する雲井尭覚が作り出したもので、使用者は食わせた霊圧に応じて高い戦闘能力を得ることができますが、食わせすぎると自らが刀に呑まれ、死に至ります。

獏爻刀には核が存在し、黄色い目玉の姿をしており、使用者に憑りつき一体化します。天貝の獏爻刀は音叉の形をしており、核は柄の中に隠されています。雲井らに集めさせた霊圧を食らったあとは天貝の右腕と一体化し黒い龍のような形になり、口の部分から緑色の刀身を繰り出します。

能力は死神の霊圧と斬魄刀の能力を無効化するという対死神に特化した能力となっています。作中では限界まで獏爻刀に霊圧を食わせた状態でも刀の暴走を抑え込むなどこれまでの使用者とは違う実力を見せました。

天貝繡助の目的と最期

アニメオリジナルストーリーに登場した天貝繍助ですが、その目的は一体何だったのでしょうか。天貝は獏爻刀の作成者である雲井尭覚と一番隊隊長山本元柳斎重國の殺害が目的でした。天貝には如月秦戉という父がいました。

如月は山本総隊長の部下であり、雲井尭覚が秘密裏に作成していた獏爻刀について調査していました。その際に山本総隊長に斬られ、その事実を当時少年だった天貝に伝えて息を引き取っています。如月の死後、天貝と名前を変え、流魂街出身と偽って護廷十三隊へ入隊し、父の死の真相を調べました。そこで獏爻刀の存在を知り、父は獏爻刀の秘密を暴くために霞大路家に侵入したところで口封じのために山本総隊長に殺害されたと推測しました。さらに、山本総隊長が治外法権を理由に霞大路家との関係を握りつぶしていると思い、復讐のために実績を上げ、護廷十三隊隊長にまで上り詰めました。

しかし、実際には天貝の推測は大きな勘違いだったのです。当時、雲井は試作段階の獏爻刀を量産して人体実験を繰り返していた。異変を察知した山本総隊長は霞大路家を調査しようとするが中央四十六室の命令により調査は中止にまで追い込まれました。それを見かねた如月は単独調査を行おうと名乗り出た。潜入には成功した如月でしたが雲井の手のものに囚われ、獏爻刀の実験材料とされてしまいました。獏爻刀に操られるがままに山本総隊長へ襲い掛かり、やむを得ず殺害されました。しかし、この事実は霞大路家に対する治外法権と、四十六室の命令を無視した調査であることから公になることはありませんでした。天貝が見た記録は、そのために表向きの関係を修正したものでした。

一護との決着後にその場に到着した隊長たちから真相を聞き、恨みに囚われた己の浅はかさや愚かさ、不甲斐なさを恥じて山本総隊長へ謝罪しました。その際に山本総隊長も如月を救えなかったことを天貝へ謝罪しています。その後、一護たちが見守る中で雷火の炎で自らを焼き、自害しました。

声優は堀内賢雄さん

天貝繍助の声優を担当したのは大御所声優の堀内賢雄さんです。堀内さんは「Re:ゼロから始める異世界生活」に登場するヴィルヘルムや、キングダムの王翦などを担当されています。

天貝繍助の名シーン

ここからは作中で印象に残った天貝の名言・名シーンを伝えていきたいと思います。

「でもこれだけは言っておく。俺は隊長である限り君たちを必ず守る。それが隊長の仕事だからな」

天貝繍助が初登場する168話で三番隊副隊長吉良と挨拶を交わしたあと、市丸の裏切りにより不信感を抱く隊員に向けて言った言葉です。自分の仲間は絶対に死なせないという強い意志が感じられ、それに見合った実力も作中で見ることができました。ここから徐々に隊員の信頼を勝ち取っていく過程は天貝のカリスマ性が感じ取れると思います。

「お前たちと一緒にいた時間、楽しかったぜ。じゃあな」

少ない話数しか登場しなかった天貝繍助ですが名シーンとして最期の自害が挙げられます。全ての真実を知り、山本総隊長と和解したあとに自らの誇りを守るために自害し、消えゆく姿は視聴者へ何とも言えない感情をもたらしたのではないでしょうか。止めに入ろうとする一護を引き留める朽木白夜や、志波海燕との戦いを見届けるよう指示をした浮竹十四郎を見てわかるように尸魂界では誇りというものがどれだけ重要視されているかがわかります。

隊長としての風格と暗い過去を併せ持つ天貝繡助

天貝繡助は市丸ギンの後釜として護廷十三隊三番隊隊長へと任命されました。部下思いで連携を重要視するこれまでの護廷十三隊にはない体制を作ろうとした人物です。非常に高いカリスマ性を持ちますが、酒に滅法弱いという意外な一面も持ち合わせています。勘違いから復讐を企てますが最期はその間違いに気づき、自らの能力で儚く散っていきました。