「BLEACH」にて敵の破面として登場するルピは、愛染の配下として死神達を苦しめましたが、ルピとは一体どの様なキャラクターなのでしょうか。
ルピは、仲間であるグリムジョーに吹き飛ばされるシーンが印象深いと思います。この記事では、そんなルピの性格や能力、名台詞などをご紹介したいと思います。
ルピ・アンテノールの基本情報
名前 | ルピ・アンテノール |
性別 | 男 |
所属 | 破面(アランカル) |
階級 | 元 第6十刃(セスタ・エスパーダ) |
帰刃 | 蔦嬢(トレパドーラ) |
解号 | 縊れ「蔦嬢」(くびれ、トレパドーラ) |
誕生日 | 6月5日 |
身長/体重 | 161cm/45kg |
声優 | 岸尾だいすけ |
初登場 | 破面・出現篇 |
ルピ・アンテノールの特徴
ルピは、藍染惣右介の配下である破面(アランカル)の一人です。仲間である他の破面達と比べ、小柄で幼い見た目をしています。顔立ちが中性的で、一見女性の様に見えますが性別は男です。左側の頭部に虚(ホロウ)であった時の名残である仮面の欠片が残っています。
破面の精鋭部隊、十刃(エスパーダ)のNo.6の座を自分勝手な行動をした事で降ろされた、グリムジョー・ジャガー・ジャックの代わりとして、その座につきました。
初登場したのは、破面・出現篇の中盤です。グリムジョー、ヤミー、ワンダーワイスを引き連れ、現世に滞在していた松本乱菊を筆頭とした死神たちを襲撃しました。そこでは最終的に、日番谷冬獅郎によって追い詰められ、一時退却します。
しばらくの間、破面のNo.6を務めますが、井上織姫によって腕を治して貰ったグリムジョーに上半身を吹き飛ばされ、その地位を奪い返されると共に退場してしまいます。
ルピ・アンテノールの性格
ルピの性格は自信過剰でおしゃべり、人を見下す様な態度を良く取ります。また、キレると口調が変わり、怒ります。実際、松本乱菊に「貴方みたいなおしゃべりな人は気持ち悪くて嫌い」と言われた時にも激高し、相手を串刺しにしようとしました。
「ア・ごめーん」と言うのが口癖で、相手を馬鹿にしながら使う事が多いです。特にグリムジョーに対して、自身との力の差についてを誇らしげに語りながらこの言葉を発し、彼の感情を逆なでしました。
自分が有利な状態では強気な態度を取り、不利になると弱気になると言う態度の変化が極端です。自分が主導権を握っている状況では、相手に対しておしゃべりを始めると言った余裕っぷりを見せます。
ルピ・アンテノールの能力
ルピは、他の破面達と同じ様に、自身の斬魄刀の中に封じ込めた虚の力を解放する、帰刃(レスレクシオン)を使います。帰刃の名前は蔦嬢(トレパドーラ)で、刀剣開放の際の解号は「縊れ」です。
ルピの帰刃である蔦嬢の能力は、刀剣解放すると背中から太い触手が八本生え、あらゆる方向への攻撃が可能となります。見た目はさながらイカの様で、自由自在にうねらせ、相手を拘束することが出来ます。また、触手を棘を生やす事もでき、実際に作中で松本乱菊を棘化させた触手で串刺しにしようとしました。
ルピ・アンテノールの強さ
ルピの強さは、良くも悪くも彼の地位に見合った強さと言えます。初登場である、空座町での戦いでは、副隊長クラスと言われている班目一角、松本乱菊、綾瀬川弓親の三人を追い詰めていました。しかし、この三人を拘束し油断している所を、十番隊隊長の日番谷冬獅郎に逆に追い詰められてしまいました。この事から、ルピの強さは死神の副隊長格よりは圧倒的に強いが、隊長格よりは弱いという事が分かります。
また、この戦いから退却した後、井上織姫によって腕を治して貰ったグリムジョーの虚閃(セロ)で吹き飛ばされ、即死してしまいます。彼自身戦う態勢では無かったとは言え、一瞬でやられてしまいました。
この事から、ルピは一時的に十刃の地位を奪う事が出来たか、直ぐに奪い返されてしまう事がしっくり来るような、他の十刃より少し弱いと言う程度の強さだと言われています。
復活後のルピ・アンテノール
ルピは、破面篇のグリムジョーによって一度死亡したと思われていましたが、BLEACH最終章の千年血戦で復活しています。涅マユリが破面達の本拠地であった虚夜宮(ラス・ノーチェス)に保管庫にあった破面の欠片を回収して復活させたのです。
描写が少なく、どの様な方法を使ったのか判明していませんが、共に復活した、ドルドーニ、チルッチ、シャルロッテと共に「涅骸部隊」として、敵の滅却師の能力によってゾンビになった六車拳西、松本乱菊、ローズらを倒しました。
外伝作品でのルピ・アンテノール
ルピは、BLEACH本編の連載終了後の後日談を描いた小説「BLEACH Can’t Fear Your Own World」にも登場します。本編でも因縁の相手であったグリムジョーとの戦闘が描かれていました。また、この戦闘の途中で乱入してきた彦禰を倒すために共闘もしました。
また、スマホアプリ「BLEACH Brave Souls」にも、プレイヤーキャラクターとして登場します。初登場時の姿と千年血戦編で復活した姿のルピを、ゲーム内で使用可能です。
ルピ・アンテノールの声優
ルピの声優は岸尾だいすけさんです。アニメ版だけで無く、スマホアプリの方でもルピの声優を担当しています。事務所の加入については多くの経歴がありますが現在は青二プロダクションに所属しています。
代表作はアニメでは「ゾイド -ZOIDS-」のバン・フライハイト、「トリコ」の小松、「弱虫ペダル」の手嶋純太があります。ゲーム作品では「ファイナルファンタジーシリーズ」のノエル・クライス、「グランブルーファンタジー」のウィルなどがあります。
ルピ・アンテノールの名台詞・名シーン
ここでは、ルピの名セリフや名シーンについて解説致します。
「ア・ごめーん」
ルピの口癖です。自信過剰で、相手を見下すルピの体を表す様なセリフです。十刃の地位を自身から奪われたグリムジョーに対し、煽りながら使ったり、死神たち相手に自分が有利な状況になった時に調子に乗って使ったりします。優越感に浸った表情でこの口癖を言い放ち、相手の感情を逆なでするシーンがいくつかあります。
「・・・何のつもりだよ・・・グリムジョー」
井上織姫に腕を治して貰ったグリムジョーに、ルピが消し去られそうになった時にルピが放ったセリフです。今まで散々見下して煽ってきたグリムジョーに詰め寄られ、困惑するルピ。この直後、彼がグリムジョーの虚閃によって上半身を吹き飛ばされてしまうシーンはとても印象的です。
ルピ・アンテノールはウザキャラだけど憎めない悪役!
ルピは敵味方問わず、有利な相手に対し余裕な素振りでおしゃべりをし、最終的に思いっきり倒されると言う、やられ役として百点のキャラをしています。
皆さんもルピと聞くと、しゃべってたら日番谷にやられたシーンやグリムジョーに消し飛ばされるシーンを想像すると思います。それほどにルピは憎たらしい悪役キャラとしてBLEACHを盛り上げたと言えるのではないでしょうか。