産絹彦禰は「BLEACH」完結後の小説「Cant’ Fear Your Own World」に出てくるキャラクターです。作中では一護や藍染と言ったキャラに勝利してもおかしくない程の滅茶苦茶なパワーで、多くのキャラクター達を苦しめました。
小説版BLEACHの最強キャラと名高い彦禰ですが、一体どんなキャラなのでしょうか？今回はそんな彦禰の正体や斬魄刀について解説していきたいと思います。
産絹彦禰の基本情報
| 名前 | 産絹彦禰(うぶぎぬひこね) |
| 性別 | なし |
| 所属 | 無所属・作られた存在 |
| 階級 | 綱八代時灘（つなやしろときなだ）の部下 |
| 使用する斬魄刀 | 已己巳己巴（いこみきどもえ） |
| 卍解 | 已己巳己巴鳳落八景（いこみきどもえほうらくはっけい） |
| 誕生日 | 不明 |
| 身長/体重 | 不明 |
| 声優 | 村瀬歩（むらせあゆむ） |
| 初登場 | 小説「Cant’ Fear Your Own World」 |
産絹彦禰の特徴
彦禰はBLEACH完結後の小説「Cant’ Fear Your Own World」の主要キャラクターです。本作品の敵である綱八代時灘の、たった一人の部下として登場します。見た目は少女の様で少年の様、どちらか分からないと言った感じです。
主人公一護の様に死神、虚、滅却師の力を全て使う事が出来ます。作中ではこれらの技や能力を大量に披露し、多くのキャラを苦しめました。そんな謎の要素が多い彦禰の正体については、「産絹彦禰の正体」の欄で詳しく説明します。
産絹彦禰の性格
彦禰は無邪気な子供と言った雰囲気ですが、その明るさには狂気を感じさせるものがあります。自身の意思は無いに等しく、綱八代時灘の命令に従って事を遂行しています。戦闘では、縦横無尽に辺りを駆け回り、笑顔で戦っている様子。
産絹彦禰の正体
彦禰の正体は、本作の黒幕である綱八代時灘の野望の為、人工的に作られた霊王の器です。漫画本編に登場した滅却師グレミィの脳みそ、霊王の破片、大量の魂魄を材料として、道羽根アウラと山田清之助の力よって作られました。また、生殖能力は無く、性別と言える物はありません。
作中では、その役目を果たすために、自分の意思などない様に振舞い、死神達と戦います。最後には小説版の主人公である檜佐木の卍解により敗北。それと同時に綱八代時灘の元から解放され、自分の意志で自由に生きる道を選びました。
産絹彦禰の能力
彦禰の使う「已己巳己（いこみこどもえ）」は、なんと能力が成長、変化していきそれに応じて解号も変わってしまうと言う斬魄刀です。
最初の時点での解号は「星を巡れ」で、解放と共に刀の形が虚を思わせる巨大な腕の形になります。この腕が自我を持ったように攻撃すると言う能力です。
二つ目は「葬送り記せ（おくりしるせ）」で、全身が巨大な虚の姿に変身すると言う物。力の強化と共に、体から国一つ分の軍隊並みの配下を出す事が出来ます。
最後である三つ目は「孵り亡べ（かえりほろべ）」で、今度は体のサイズが一つ前の形態より小さくなります。しかし、その分霊圧やパワーが増しており、その能力は十刃のバラガンを超越する程度の力を持っています。
また、已己巳己には卍解、帰刃に当たる真の姿があります。名前は「已己巳己巴鳳落八景（いこみきどもえほうらくはっけい）」です。実はこの斬魄刀は、過去に霊王級を侵攻しに来た中級大虚（アジューカス）を封印した物でした。刀剣開放時は彦禰がこの封印されたエネルギーを全て取り込み、能力を超強化します。作中ではこれであの更木剣八と対等に戦いました。
産絹彦禰の声優
彦禰が登場する「Cant’ Fear Your Own World」はアニメ化はされていません。しかし、スマホアプリ「BLEACH Brave Souls」に、ボイスありで彦禰が実装されています。声優を担当されているのは村瀬歩さんです。
村瀬さんはVIMS所属の声優です。声が中性的と言われていて、彦禰の様な性別と言う概念が無いキャラだったり、男の娘キャラだったりを演じる事が多いのが有名です。
代表作は「ハイキュー!!」の日向翔陽役、「ガッチャマンクラウズ」の爾乃美家累役、「ブラッククローバー」のラック・ボルティア役などがあります。
産絹彦禰の名シーン・名台詞
ここでは産絹彦禰の名シーンや名台詞を解説します！
「いい王様になれる様に頑張ります！」
作中で彦禰は、虚圏（ウェコムンド）にてハリベル達破面と、リルトット達滅却師の抗争に突然乱入するという形で初登場します。そしてこの台詞を放ち、元々抗争していた破面と滅却師達に一人で襲い掛かりました。結果的には負けてしまいますが、十刃や聖十字騎士団と言った精鋭達に対して一人で張り合えると言う驚異的な強さを見せつけました。
VS檜佐木修兵
彦禰は物語の終盤で、小説版主人公である檜佐木と戦います。「俺は、お前を殺しに来たんじゃねえ、止めに来たんだ」と言う檜佐木の名言を聞く事が出来るこの戦闘ですが、ここまで自分の意思を持たなかった彦禰が救われるシーンでもあります。彦禰はこの戦いでの敗北を通して、自分の生き方を考え直すようになりました。
産絹彦禰は小説版屈指のチートキャラ！
BLEACHには更木剣八や藍染と言った、周囲から逸脱した強さを持つキャラクターがいますが、彦禰はそんな強キャラ達と渡り合えるような能力を持っています。また、解号が進化していく斬魄刀と言う本編では見られなかった要素を使うと言う点も面白いですね！
小説「Cant’ Fear Your Own World」はBLEACH本編で回収されなかった伏線が大量に回収されます。また、彦禰や綱八代時灘と言った、今までにいなかったような敵キャラを見る事も出来ます。BLEACH好きなら満足できる内容になっているので「まだ小説版は読んだ事ないんだよなぁ」と言う方は、是非読んでみて下さい！
