チェンソーマンの刺客編にて登場するキャラクター、トーリカ。彼は師匠と呼ばれる女性と共にデンジを倒す為の任務につきますが、最後には衝撃的な終わり方を迎えてしまいます。
今回はそんなトーリカについて解説。トーリカの師匠の正体や、彼自身が最後にどうなったのかのか、彼の名言や名シーンも紹介していきます。
トーリカの基本情報
名前 | トーリカ |
性別 | 男 |
所属 | ロシアからの刺客 |
契約している悪魔 | 師自身は契約していないが、匠が契約している呪いの悪魔の力を使用 |
声優 | 不明 |
初登場 | 刺客編 |
トーリカの特徴
トーリカは、チェンソーマンの刺客編に登場するキャラクター。「師匠」と呼ばれる謎の女性デビルハンターの、弟子的な立ち位置で行動を共にしています。刺客編の序盤の、師匠と共に雪山で狐を狩るシーンが初登場です。
チェンソーマン刺客編では主人公デンジと、彼を殺すためにやって来た4つの勢力と戦うという内容です。その4つの勢力とは中国のクァンシと魔人たち一派、ドイツのサンタクロース、アメリカの三兄弟、そしておそらくロシアにいたと思われるトーリカと師匠でした。
トーリカ以外の3勢力の能力や素性などは序盤に明かされましたが、トーリカたちは描写は多かれ謎のまま。その後刺客編の中盤でやっと判明しました。彼らの正体については後述します。
トーリカの性格
トーリカは彼に師匠と呼ばているデビルハンターの女性に対して従順。言動からかなり慕っている様に見えます。残り半年しか寿命がない師匠に、残りの余生を平和に過ごして欲しいと願っていて、デンジを殺す任務が終われば師匠はデビルハンターを辞められると聞き、早く終わらせようと任務に挑んでいます。
師匠がハンバーガーを食べて口にケチャップがついてしまった時、吹いてあげたりなど、師匠とは本当に親しい様子。師匠が笑うと、トーリカも自然とほほ笑むというような、トーリカは深く好意を抱いてるという描写がいくつもされています。
トーリカの師匠の正体
刺客編の中盤でトーリカと師匠の正体が判明します。まずはトーリカの正体を解説する為に、師匠の正体について解説。デンジを襲った勢力の内の一つ、ドイツのサンタクロースと呼ばれる老人は実は本物ではなく、師匠と呼ばれる存在こそが本当のサンタクロースだったのです。
ドイツのサンタクロースの能力は、触れた人間を自分の言う事を聞く人形にする能力。また、この能力で作られた人形に触れられた人間も同じように人形になってしまいます。
師匠改め本物のサンタクロースは老人を精巧な人形にし、その人形となった老人をサンタクロースだと錯乱するようにデンジ達に攻撃を仕掛けたのでした。
トーリカの正体
では次に、トーリカ本人の正体について解説していきます。トーリカは師匠であるドイツのサンタクロースが、感情を持った精巧な人形を作るという計画の為に弟子にされた人間です。
サンタクロースによって作られる人形は彼女に従いゾンビのように人間を襲うだけの存在ですが、しっかりと教育すれば人間性を得る事が出来ます。その人間性を持った人形を作る為に選ばれたのがトーリカです。師匠はトーリカに崇拝、罪悪感、敬愛といった感情を植え付け、自分に対し従順な人形にしたのでした。
トーリカは結局どうなった?
トーリカはサンタクロースに人形にされた後、一体どうなってしまったのでしょうか?詳しい描写はありませんが恐らく死亡したと考えられます。トーリカが人形になったすぐ後に、サンタクロースは闇の悪魔に生贄を捧げ、デンジ達が戦っていた建物を丸ごと闇の悪魔はいる世界に飲み込ませます。
その時のトーリカも一緒に飲み込まれ、そこで闇の悪魔と契約するように取引します。その結果トーリカを使役しているサンタクロースに闇の悪魔の力が渡りました。その後トーリカは契約の代償で殺されてしまいます。闇の悪魔から解放されるためにマキマに利用されてからは登場しないので、そのまま復活せずに消えてしまったのでしょう。
トーリカの名台詞・名シーン
ここではトーリカの名台詞や名シーンを紹介します。
人形にされてしまうシーン
今まで師匠として敬愛してきた師匠に、人形にされてしまうシーンはとても衝撃的です。師匠はトーリカに対し、呪いの悪魔の力である対象に釘を4本刺す事でその人間を殺す能力の四本目の釘を、デンジに刺す事を任せます。その後、無事トーリカはデンジに四本目を刺す事に成功します。
その直後に、背後から師匠が登場。師匠はトーリカに精巧な人間を作る方法を説明した後、彼の体に触れて人形にしてしまいます。このシーンには敬愛していたことに利用されていたトーリカの最後。本物のサンタクロースは師匠であった事などが同時に判明する衝撃的なシーンで、多くの読者を驚愕させました。
「私にどうか……マキマを殺せる力をください」
人形と化したトーリカはサンタクロースの思うがままに、闇の悪魔が住む世界に飲み込まれます。そこで、命がけで闇の悪魔と契約を結ぶように取り合います。
この台詞の私というのは、トーリカ自身の事ではなくサンタクロースの事を指します。トーリカを操っているサンタクロースが彼を通して契約の交渉をしたわけです。トーリカはサンタクロースの願望の為に利用されていただけだという事が分かる、悲しいシーンです。
トーリカは人形になる為に調教された悲しき存在
トーリカと師匠の関係は、最初は深い絆に結ばれた物だと思われていました。しかし、それらは全てまやかしで、トーリカは師匠として振舞っていたサンタクロースの計画の生贄でしかなかったのです。
トーリカと師匠については中々ショッキングな描写が多かったですね。トーリカが突然人形にされてしまったシーンで、衝撃を受けた方も多いと思います。