【銀魂】松平片栗虎は新撰組のとっつぁん！声優から将軍との関係までまとめました！

アニメ「銀魂」に登場する『松平片栗虎』は幕府に属する警察組織をまとめる警察庁長官という立派な立場にある人物です。

警察官長官でありながら、街なかで意味不明な因縁をつけ拳銃を発砲したり、キャバクラに夜な夜な通いつめたりとにかく破天荒！そんな『松平片栗虎』について解説します。

松平片栗虎のプロフィール

松平片栗虎の特徴

松平片栗虎の特徴
松平片栗虎は幕府直属の警察組織『新撰組』のトップ、警察庁長官です。「とっつぁん」「松平のとっつぁん」等と呼ばれています。一人称は｢おじさん｣。

グレーの髪をオールバックにし、黒のサングラスに咥えタバコ。主に「新撰組」の制服を着ています。江戸の町を守る役目を担っているとは思えないコワモテで、ダンディーな雰囲気を漂わせています。

松平片栗虎のモデル

松平片栗虎のモデルになった人物は「松平容保（まつだいらかたもり）」です。幕末の大名で徳川家康、徳川家茂、慶喜の順で仕えています。

アニメ「銀魂」でも徳川茂茂（モデル：徳川家茂）に仕え、江戸の町にお忍びで遊びに連れていったりと少し砕けてはいますが関係性は歴史上とリンクしています。

松平片栗虎の家族

松平片栗虎の家族
松平片栗虎には妻と娘がいます。妻の名前は作中に出てきませんが、松平片栗虎が「母ちゃんに怒られる」と言っていて気は強い事、「ハートは30年前に母ちゃんに奪われてる」との発言からは今も大切にされている事がわかります。

娘の名前は「松平栗子（まつだいらくりこ）」17歳。一人娘という事もあり、松平片栗虎は溺愛しています。松平栗子の異性との交流ともなると一般人だろうがなんだろうが構わず銃口を向けてしまうほど。

松平片栗虎と真選組

『新撰組』ができる前、幕府の警察組織の中心人物だった松平片栗虎はまだ浪士組と呼ばれていた近藤功（こんどういさお）、土方十四郎（ひじかたとしろう）、沖田総悟（おきたそうご）等を気にかけていました。

ある日幕府が浪士組を罠にはめて、責任を取るという形で切腹させ解散させようとしている事を知った松平片栗虎は、後の警察組織「見廻組」佐々木異三郎（ささきいさぶろう）と共に浪士組を救います。その後、松平片栗虎によって正式に幕府の警察組織として迎え入れ出来上がったのが『新撰組』です。

普段から気のいい松平片栗虎の事を『真選組』主要メンバー達は親しみを込めて「とっつぁん」と呼びます。恩や義理を重んじる『新撰組』の隊士達は、これまでの経緯もあり長官命令としての任務はもちろん、松平片栗虎の突拍子もない個人的任務にも嫌々ながらでも就きます。

松平片栗虎と将軍茂茂

松平片栗虎は将軍「徳川茂茂（とくがわしげしげ）」のお目付け役をしています。「江戸の人々がどんな暮らしをしているのか知りたい」と言う茂茂に、松平片栗虎行きつけの「スナックすまいる」に連れて行ったり、時にはスキー、城下を散歩中には髪結い処に茂茂一人を残して自分はキャバクラに行ったり。

お目付け役と言うには少々自由すぎる松平片栗虎ですが、茂茂の事を「しょーちゃん」、松平片栗虎の事を「片栗虎」とあだ名で呼び合い仲がいい事がわかります。

アニメ「銀魂」将軍暗殺篇(第300話～)では一橋喜喜（ひとつばしのぶのぶ）の陰謀により将軍の座を奪われてしまう茂茂。茂茂は「喜喜や天導衆の好きにさせるわけにはいかないが、今この江戸に私の居場所はない」として再起を図るため一時京へと移る事を決めます。将軍と共に京に行った松平片栗ですが、茂茂の意向により付き添わなかった一瞬のうちに茂茂は毒殺されてしまいます。

実写版・松平片栗虎

実写版映画「銀魂」「銀魂2」にて松平片栗虎を演じたのは『堤真一（つつみしんいち）』です。見た目の再現度も高く、特に口調がそっくりで少しドスの効いた声で見事に演じていました。

松平片栗虎の声優

松平片栗虎の声優を務めたのは「若本則夫（わかもとのりお）」です。代表作はアナゴさん（サザエさん）、セル（ドラゴンボール）、テレビ番組「松本人志のすべらない話」のナレーション等、低めで深みのある特徴のある声を持っています。

松平片栗虎の名シーン・名セリフ

破天荒な松平片栗虎の名場面をご紹介します。

「お命、頂戴する」

愛娘、栗子が付き合っている彼氏との破局を企む松平片栗虎は、『真選組』近藤勲、土方十四郎、沖田総悟の4人で尾行し、遂には彼氏の事を殺めてしまおうとする時のセリフです。愛娘への愛を感じると同時にめちゃくちゃな一面が見てとれます。

「本物の長官の悪党っぷり、なめんなァ！」

アニメ「銀魂」さらば真選組篇（第308話～）で将軍暗殺を阻止することができなかった責任を取らされ警察庁長官を追われた松平片栗虎。斬首の刑に処する為、近藤勲と共に牢獄されていました。

『新撰組』が助けに行きますが立ちはだかったのは、次の警察庁長官となった佐々木異三郎率いる「見廻組」。劣勢に立たされた時、「見廻組」に言い放ったセリフです。

破天荒だけど、頼れるおじさん松平片栗虎

片栗虎にかかってくる電話はほとんどキャバクラの営業電話。娘の事となれば相手を射殺しても構わない。

将軍とは身分の違いがありながらもフレンドリーに接する破天荒な人物ですが、新撰組の今があるのは松平片栗虎がいたからと言っても過言ではなく、時にいい事を言うシーンでは声も相まって心に響くものがあります。

ふざけていながらも真の通った人物。新撰組の隊士達が慕っているのも納得です。