漫画、アニメ、映画と大人気「銀魂」に登場する沖田ミツバは、『真選組』一番隊隊長「沖田総悟」の姉です。
そんな彼女が思いを寄せていた「土方十四郎」との経緯を含め、ミツバ篇について詳しく解説します
沖田ミツバのプロフィール
名前 | 沖田 ミツバ(おきた みつば) |
年齢/誕生日 | 年齢不明/5月26日 |
身長/体重 | 168cm/43kg |
家族構成 | 弟 |
声優 | 島本 須美(しまもと すみ) |
初登場 | アニメ「銀魂」第86話 |
沖田ミツバの特徴
沖田ミツバは身体が弱く、結核や肺炎のような症状の病気を患っています。好物は「辛い物」で、パフェにまでタバスコをかけるほど。本人曰く食欲が無いときに辛いものに助けられたことがあるそう。また毎年、弟・沖田総悟の働く真選組に激辛せんべいを送っています。
見た目はベージュ色の髪でショートカット、色白の肌に細身の体つきをしています。シンプルな着物を着ていて清楚な雰囲気が漂う女性です。
沖田ミツバの家族
沖田ミツバには真選組の一番隊隊長「沖田総悟(おきたそうご)」という弟がいます。
幼い頃より両親ともいなかったため親代わりに弟「沖田総悟」の世話を焼いていました。
沖田ミツバと土方十四郎
攘夷戦争(攘夷戦争)の後、廃刀令が下り武州にある近藤勲(こんどういさお)の剣術道場は運営難となっていました。近藤勲自ら勧誘したり、そこに集まったのが後の「真選組」の隊士達です。
道場に通っていた1人が弟・沖田総悟。その付き添いとして沖田ミツバも道場に行っていました。そこで「土方十四郎」と出会います。
土方十四郎は愛嬌がある方では無いですが、食事の際に沖田ミツバは「ご飯+唐辛子山盛り」、土方十四郎は「ご飯+マヨネーズ山盛り」と2人とも好物をこれでもかとかけて仲良く食べているシーンもありました。
そんな中、街の平和を護る本物の侍になるべく江戸に行くことを決めた近藤勲始め門下生達。沖田ミツバはある日の夜、勇気をだして土方十四郎に愛の告白をします。ですがあっさり断られてしまいます。
沖田ミツバは道場に残り、皆の帰りを待つという選択をします。しばらく経ってから沖田ミツバは商人の「蔵場当馬」と出会い婚約する事から「土方十四郎」の事は吹っ切ったのだとわかります。
沖田ミツバの婚約者
沖田ミツバの婚約者
沖田ミツバの夫になる予定の人は転海屋を営む「蔵場当馬(くらばとうま)」という人物です。
蔵場当馬は表向きこそ立派な商人ですが、裏では攘夷浪士(じょういろうし)を相手に密輸した強力な武器を横流しする悪者でした。
沖田ミツバの事は「道具」としてしか見ておらず、真選組にコネクションが築けると仕事がやりやすいとの理由から婚約に至りました。
沖田ミツバの最後
攘夷戦争後の道場時代から身体が弱かった沖田ミツバは、婚約を期に江戸にやってきます。
久しぶりに弟・沖田総悟や、近藤勲等と再会しました。沖田総悟は休みを貰い江戸を案内してもらったり、友達として万事屋・坂田銀時(さかたぎんとき)を紹介されたり、楽しそうに過ごしました。
その帰りに昔の想い人「土方十四郎」と道で会った際に倒れて病院に運ばれます。そのまま入院することになりましたが、病状が回復する事は無く吐血し緊急治療室に入ります。
「家族の方は覚悟するように」と呼ばれた弟・沖田総悟は、この状況になってもまともに沖田ミツバに会いにこない「土方十四郎」のことを思い苛立ちを隠せません。
その頃「土方十四郎」は極秘で調査していた沖田ミツバの婚約者『蔵場当馬』が犯人と断定し、逮捕する為に1人闇取引の現場にいました。それを知った近藤勲、沖田総悟、坂田銀時は病床につく沖田ミツバを残し現場に向かいます。
無事に騒ぎを収め、病院に戻ってきた時沖田ミツバは酸素マスク等も外れた状態でベッドに横になっていました。沖田総悟だけが病室に入り今にも消え入りそうな沖田ミツバに会います。顔を撫でながら「立派になった、強くなった」と褒めた後「あなたは私の自慢の弟」と言葉を残して沖田ミツバは息を引き取ります。
実写版・沖田ミツバ
映画・実写版「銀魂」に合わせてdTV配信のオリジナルドラマとして作成されたのがドラマ版「銀魂」(ミツバ篇)です。
このミツバ篇において主役の沖田ミツバを演じたのは『北乃きい(きたのきい)』です
沖田ミツバの声優
アニメ「銀魂」で沖田ミツバの声を担当したのは『島本須美』です。代表作はしょくぱんまん(それいけ!アンパンマン)、工藤有希子(名探偵コナン)、カクレモモジリ(ちょびっとずかん)等です。
島本須美はジブリ作品との関りが強く、「ルパン三世 カリオストロの城」ではクラリス役を、「風の谷のナウシカ」ではナウシカ役、「もののけ姫」ではトキを演じている。
沖田ミツバの名シーン・名セリフ
身体の弱かった彼女が残した名言や、感動のシーンを紹介します。
「私も連れてって」
『新選組』が出来る前、武州から江戸に行くことを決めた門下生達。それを知ったミツバは土方十四郎に頬を赤らめてこう言います「十四郎さんのそばにいたい…」。
ですが、自分ではミツバを不幸にしてしまう、ミツバの幸せを思って土方十四郎は「知ったこっちゃねぇんだよ、お前の事なんて」と突き放します。
「あなたは私の自慢の弟」
沖田ミツバの生命が尽きる最後の瞬間、弟の沖田総悟に向けて言ったセリフです。小さい時から自分の世話を焼き、婚期まで遅らせてしまったと悔やんでいた総悟はこの時姉の手をしっかり握り思いっきり泣きました。
やわらかい人柄で、愛された沖田ミツバ
ミツバの死後、病院の屋上で激辛せんべいを食べながら涙する「土方十四郎」の姿がありました。真撰組の隊士も病院の廊下で泣いています。
弟・総悟はもちろん、土方十四郎、関わってきた人たちから愛されていたからこその涙だと思います。