「進撃の巨人」マーレ編から登場するピーク・フィンガー。車力の巨人の継承者でもあり縁の下の力持ち的ポジションの彼女はどんなキャラクターだったのか、兵士として彼女は一体何を思うのか。ピークについて知っている人は多くいると思いますが、ここで改めて解説をしていこうと思います。
ピーク・フィンガーの基本情報
名前 | ピーク・フィンガー |
性別 | 女性 |
所属 | マーレ軍 |
年齢/誕生日 | 不明 不明 |
身長/体重 | 155cm 42kg |
声優 | 沼倉愛美 |
初登場 | 原作93話 |
その他 | 車力の巨人の継承者 |
ピーク・フィンガーの特徴
ピーク・フィンガーはマーレ軍の女性兵士で常にポーカーフェイスで、常に気怠そうな様子で何故か四つん這いで過ごしている彼女。その正体は9つの巨人の継承者の1人「車力の巨人」で、巨人化した際には四つん這いになって行動しているのでその影響か普段の日常生活も四つん這いの方が落ち着くと周囲には言っているようです。
会議などの真面目な席でも椅子には座らずソファーなどで犬のようにうつ伏せで座り参加するなど独特のキャラクターが目立っています。またおっとりしたルックスや行動からジークからは「ピークちゃん」などと呼ばれて愛されている一面も。
ピーク・フィンガーの性格
ピーク・フィンガーはほとんどの時間を車力の巨人の姿で活動しているため人間の時の性格は詳しくはわかりませんが、兵士とは思えないぐらいおっとりしたマイペースな性格でありながら、物事の局面を客観的に見ることができる冷静な人物だというのが描かれており、軍の会議などではその冷静さを活かして周囲の巨人の継承者を驚かせるような考えを淡々と発言もしています。イェレナの罠で落とし穴に落とされて足を骨折した時でさえも慌てることなく落ち着いて現状を把握しようとしています。
ピーク・フィンガーの戦闘能力
ピーク・フィンガーは前述したとおり9つの巨人の継承者の1人「車力の巨人」の継承者です。なのでピークの戦闘はもちろん巨人に変身して行います。
他の巨人たちと大きく異なるのは四足歩行で活動したり装備品を駆使して戦闘を行う点です。頭部には鉄仮面のような防具で正面からの攻撃を防ぎつつ、機関銃や大砲を背負って9つの巨人随一の機動力を活かしてさながら「生きる移動砲台」のよう戦います。また巨人の戦闘にしてはかなり珍しく背中の砲台にパンツァー隊と呼ばれる兵士たちを狙撃手として搭乗させます。
車力の巨人単体で戦闘を行うことはほとんどなく、ジークが投擲する岩や樽を運んだり、ピンチになった仲間を口の中に避難させて逃走するなどサポート役に回ることがほとんどです。また並外れた持続力も特徴的で、巨人に変身していられる時間は群を抜いており、ピーク曰く「人間に戻るのは2ヶ月ぶり」と驚異的な言葉を発しています。
さらに簡単にうなじから脱出して、すぐに再度変身することができ「100回でも200回でも変身できる」とピークは語っています。しかしそれにはデメリットもあり他の巨人たちに比べると耐久度や回復力は劣るようで、何度かは敵の攻撃で窮地に陥っている場面も見られました。
ピーク・フィンガーのその後
エレンが「地ならし」を発動させた後、ピークはマガト元帥とともに逃走していました。その時にジークとの戦闘で瀕死の重傷を負ったリヴァイとハンジに遭遇します。ピークはすぐに2人を襲おうとしますが、ハンジの言葉により静止し目が覚めたリヴァイの言葉を聞きエレンとジークを止めるべく共に戦うことになるのです。まだ死亡した描写は描かれていないので今後も巨人としての活躍が予想されます。
ピーク・フィンガーの声優
ピーク・フィンガーの声優を演じたのは沼倉愛美さんです。1988年4月15日生まれ神奈川県出身の女性声優。アーツビジョン所属で「ガンダムSEED」をきっかけに声優を志望し代表作は「だがしかし」遠藤サヤ役、「Dr.STONE」コハク役、「スライム倒して300年、知らない内にレベルMAXになってました」ベルゼブブ役などがあります。
また2016年には歌手デビューも果たしており、声優と歌手とマルチに活躍をされています。プライベートでも2019年10月に優の逢坂良太さんと結婚し、沼倉さんは2019年11月に2020年2月でアーティスト活動を終了することを発表しています。
ピーク・フィンガーの名台詞・名シーン
ピーク・フィンガーの名台詞・名シーンを紹介します。
「一発限りの騙し討ちですよ」
エレンとジークがシガンシナ区で暴れているのを止めようとするピークを始めとするライナーやポルコ。ピークは車力の巨人に変身して背中に砲台を背負いマガト元帥を搭乗させて戦闘に臨みます。ジークを狙撃しようとするも投擲や周囲の兵士に邪魔をされて上手く狙えない際に一度変身を解き死体の振りをして全員を油断させて残った砲台に座っているマガトに対して放った台詞です。車力の巨人の特性でもある変身をすぐに解くことができる能力を活かし意表をついた見事な作戦でした。
「あら・・・顎髭は剃っちゃったの?とっても似合ってたのに」
マーレ軍を裏切ったイエレナに対して放った台詞です。付け髭で変装をしていたイェレナがピークとポルコを民家に用意した落とし穴に落下させた時にはすでにピークは変装したイェレナだと分かっていたようです。それに対しての彼女なりの皮肉なのだと思われます。
ピーク・フィンガーは戦局の局面を支える「縁の下の力持ち」
車力の巨人の継承者でありながら冷静かつ知的な判断を次々に出し味方のピンチを救ってきたピーク・フィンガー。普段の飄々とした態度もそれを隠すためのブラフなのではないかと思えるような活躍を見せてくれました。単騎での戦闘では大きな功績を残してはいませんが、彼女の存在なくして勝てた戦いは決して多くはないと思います。まさに進撃の巨人の中で最強の「縁の下の力持ち」です。