【進撃の巨人】ユミル・フリッツとは?彼女が交わした契約とは?

進撃の巨人の作中にたびたび耳にする「ユミル」という単語。その正体は物語が始まる約1800年以上前に大地の悪魔と契約をした全ての巨人の始祖になる1人の女性でした。今回は物語の根本を握っているユミル・フリッツについて解説していこうと思います。

【進撃の巨人】ユミル・フリッツとは?彼女が交わした契約とは?

ユミル・フリッツの基本情報

【進撃の巨人】ユミル・フリッツとは?彼女が交わした契約とは?

ユミル・フリッツの特徴

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ユミル・フリッツの特徴は長い金髪とカチューシャをつけたヘアスタイルに10〜15歳ぐらいの少女のような外見が特徴です。元々は初代フリッツ王の領土で強制労働を課せられていた奴隷の1人でした。

ユミル・フリッツの巨人化とその後

【進撃の巨人】ユミル・フリッツとは?彼女が交わした契約とは?

最初の始祖の巨人の継承者といわれているユミル・フリッツは一体どのようにして巨人の力を手に入れたのでしょうか?ユミル・フリッツは奴隷としいて働いている時に、領土内で飼育されている家畜の豚をどういうことか逃してしまいました。フリッツ王に招集された奴隷たちはフリッツ王の「豚を逃した者は誰か」という問いに対して一斉にユミルを指差しました。その罰としてユミルは領土から追放という名の死罪で猟犬や兵士たちに追われて弓矢で射られます。

瀕死の重傷を負ったユミルは逃げた先にあった大木の洞の中に落ちて、木の根っこに似た脊髄のような物に触れて巨人と化しました。それが人が巨人化をする始まりでした。

その後ユミル・フリッツはフリッツ王の元に戻り言われるがままに巨人の力を使いエルディアの領地を物凄い勢いで広げていき国土を増やすために貢献しました。その後フリッツ王から褒美として子種を授かり長女マリア、次女ローゼ、三女シーナの3人の娘を授かるまでになりました。その後は再びエルディア帝国の領土拡大のために巨人の力を使いフリッツ王の意のままに行動をしました。

ユミル・フリッツの戦闘能力

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ユミル・フリッツの戦闘力は巨人の力です。当時は巨人の力そのものを扱えるのはユミル・フリッツだけで立体起動装置や雷槍、重火器もない原始的な時代でしたのでユミルの巨人としての戦闘能力は他国からすれば脅威以外の何物でもなかったでしょう。

ユミル・フリッツの最期

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奴隷から偶然巨人の力を手に入れて一躍地位を手に入れたユミル・フリッツ。3人の娘にも囲まれてその人生は一気に華やかになりましたが、悲劇は突然起こります。フリッツ王の元で夫人として兵士たちの前に立っている時に1人の兵士が突如裏切りフリッツ王に地面に隠していた槍を投げました。するとユミルは何を思ったのかその体を縦にしてフリッツ王の身を守りました。

槍はユミルの左胸から肩を貫いてそのまま地面へと倒れ込みました。裏切り者は即座に始末され謀反の真意は闇の中へ消えました。フリッツ王はユミルが槍の一撃ぐらいでは死なないことは分かっていたため大して驚くことはせずに豪胆に構えていました。しかしユミルは巨人の回復能力を使わなかったのか使う術を知らなかったのか、使うことなく瞼を閉じて生涯に幕を閉じました。

ユミルの死後にフリッツ王はユミルの遺体を切り刻んで、マリア、ローゼ、シーナの3人の娘に食べるように強い入りユミルの巨人の力は失うことなく脈々と受け継がれていくことになりました。

ユミルの呪いについて

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ユミル・フリッツは死後、自分の巨人の力を9つに分けて「九つの巨人」と呼ばれる、「始祖の巨人」、「進撃の巨人」、「鎧の巨人」、「女型の巨人」、「超大型巨人」、「顎の巨人」、「戦鎚の巨人」、「車力の巨人」、「獣の巨人」の九つに分けました、これが物語の中核になる巨人の力です。巨人を継承した人は継承した段階で寿命が残り13年になりそれがユミルが大地の悪魔と契約してから死ぬまでの期間と同じ年数であったことから「ユミルの呪い」と呼ばれるようになりました。

また、壁の中の初代フリッツ王とは「不戦の契り」を交わして以降のフリッツ家が継承する「始祖の巨人」の巨人を操る能力や争いを扇動する思想は一切持てなくなり、平和的な思想に縛られるようにもなります。

ユミル・フリッツの声優

ユミル・フリッツの声優ですが、アニメ版ではまだユミルは登場してないので声優の詳細な情報は定かになっていません。今後のアニメの続編で登場する可能性はあるので、今後の続報に期待です。

ユミル・フリッツの名台詞・名シーン

ここで進撃の巨人に登場する全ての巨人の原点になったユミル・フリッツの名台詞・名シーンを紹介していこうと思います。また原作版で登場しているユミルは会話をしている描写がないので、名シーンの紹介をしていこうと思います。

ユミル・フリッツが初めて巨人化するシーン

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この大木の洞の中にあった脊髄の形をした何かとユミルが触れることによって巨人の全てが始まりました。これに触れることでユミルは巨人の力を手に入れてエルディア帝国の繁栄に貢献しました。しかし、それがユミルにとっての幸せであったかどうかはその後の描写を見る限り一概には言えない様子でした。

フリッツ王の元にいる限りは巨人の力を持っているユミルでも実質的な奴隷であることは変わりないので、本当の自由は手に入れることは最期までできませんでした。

エレンの思いを信じて始祖の巨人の力を与えるシーン

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ずっと1人で巨人の呪いに縛られていたユミル。そんなユミルにエレンは「全てを終わらせる」と言い力を貸すように要求しました。ユミルはずっと奴隷であり自分の意思を持てなかったことを悔いており、巨人の呪いを終わらせたいと思っていた様子で、エレンの思いに涙を流しながら呼応しました。そしてエレンは始祖の巨人の力を使い全ての巨人を操り物語は終盤へと向かいました。

全ての始まりであるユミル・フリッツ

元々は1人の人間で奴隷であったユミル・フリッツ。とある拍子に彼女の人生は激変して巨人化する能力を手に入れて生きることになりました。奴隷という扱いを受けなくはなったが、残虐なフリッツ王の元にいる限りは自分は一生苦しみ続けると思い、重傷を負ったさいに回復をせずに死を選ぶほど苦悩していました。

しかし、それで全ては終わらず物語は加速を続け死後約2000年もの間1人でユミルの魂は苦しみ続けていました。そこにエレンが現れて願いに応じ彼女は1人じゃないことを知り自らも全てを終わらせるために動き出すのです。