【進撃の巨人】ポルコ・ガリアードは死亡した?ライナーとの関係は?

9つの巨人のうちの1つである「顎の巨人」の継承者ポルコ・ガリアード。マーレ軍の戦士候補生として訓練に励んでいたものの、兄であるマルセル・ガリアードによって9つの巨人の継承者候補から外されました。そんな彼はどうやって兄マルセルの力である「顎の巨人」の力を継承したのか、またその後ポルコはどんな活躍をしたのか、改めて解説していこうと思います。

ポルコ・ガリアードの基本情報

【進撃の巨人】ポルコ・ガリアードは死亡した?ライナーとの関係は?

ポルコ・ガリアードの特徴

【進撃の巨人】ポルコ・ガリアードは死亡した?ライナーとの関係は?

ポルコ・ガリアードは両サイドを刈り上げた金髪のオールバックスタイルの髪型が特徴で、幼い頃からマーレ軍の戦士候補生として厳しい訓練を受けてきました。それも全て9つの巨人の継承者になることが目標でした。同期であるライナー・ブラウンとは年も近いせいかライバル視しており、また自分の方がライナーよりも優れていると自負しているのか、何か事あるごとにライナーを見下した発言をして、取っ組み合いになるほどに揉めていました。

また同期であるピーク・フィンガーに対しては心を許しているのか「ポッコ」とあだ名で呼ばれても否定はするが、本気で嫌がる素振りは見せないなど、友好的な関係を築こうともしています。

ポルコ・ガリアードの戦闘能力

【進撃の巨人】ポルコ・ガリアードは死亡した?ライナーとの関係は?

ポルコ・ガリアードは上記でも記載した通り9つの巨人のうちの1つである「顎の巨人」の継承者です。「顎の巨人」はその名の通り特徴的な口と鋭く尖った爪を武器に戦う巨人で、その顎と爪は「戦鎚の巨人」の高質化結晶にいとも簡単に傷付け、くるみ割り人形の如く噛み砕きます。顎の巨人の特徴でもある小柄かつ素早い機動力も活かしており、エレン・イェーガーの進撃の巨人との戦闘時にも建物や、戦鎚の巨人の能力で生成された突起物を飛び交いエレンを苦しめました。

また、兄のマルセル・ガリアードの顎の巨人と少し違うのは、ポルコの顎の巨人は顔面の全体に顎の硬質化している部分が広がっており自動小銃程度の弾丸は物ともせずに突き進みます。弱点なども似ており、大きな攻撃を受けると回復に力を使い、また回復に大きく体力を使うようでピーク・フィンガーの車力の巨人のように持続力が弱点のようです。

人間状態のピークの腕に着いた手錠を腕ごととは言え器用に切り落としたりと細かいテクニックも持ち合わせてます。また、ポルコは顎の巨人を継承したわけではなく、マルセルを食べたユミルを喰らい顎の巨人の能力を継承しています。

ポルコ・ガリアードとライナー・ブラウンの関係

【進撃の巨人】ポルコ・ガリアードは死亡した?ライナーとの関係は?

ポルコ・ガリアードとライナー・ブラウンは戦士候補生の時代から犬猿の仲で、ことあるごとに訓練の成績で競い合い一進一退の描写が描かれてました。またライバル心が強すぎて時には取っ組み合いの喧嘩になることもしばしばあり、その仲裁に兄のマルセル・ガリアードが入るのまでがお約束になっていました。ライナーは戦士候補生時代の成績は最下位で鎧の巨人の継承者は自分だと確信していたマルセルはしつこく喰らい付くライナーを快く思ってなかったのが原因です。

その後マルセルがパラディ島でユミルに襲われ死亡して、そのユミルから顎の巨人の能力を継承して、ポルコは顎の巨人として戦果を上げるようになってもライナーとの仲は変わらず険悪な様子なので、巨人の力を取られたからライナーを嫌っていたというよりかは、ライナー自身を嫌っていたと思われます。

また、エレンとの戦いで負傷しているポルコは駆けつけたライナーと偶然にも触れ、関節的にエレンの持つ「始祖の巨人」と触れたことによりマルセルの記憶が伝染して見てしまい、ライナーが鎧の巨人を継承できたのは、マルセルがポルコを守るために周囲に印象操作を行ったからだというのを知りました。

ポルコ・ガリアードの最期

【進撃の巨人】ポルコ・ガリアードは死亡した?ライナーとの関係は?

ポルコ・ガリアードはパラディ島奇襲作戦で先行してピークと潜入活動をしており、エレン・イェーガーに奇襲をかけました。最初こそライナーの鎧の巨人と共に優勢であったものの、ジークの獣の巨人が増援に駆けつけ度重なる投石とエレンの攻撃により回復力が底をにつくほどの重傷を負いました。そこにジークの脊髄液入りワインを口にしたファルコが現れ、ジークの咆哮により巨人化してしまいライナーと瀕死のポルコに襲いかかりました。

巨人化したファルコはライナーのうなじに噛り付き、ライナーもファルコに対する罪悪感からこのままファルコに食べられて自らの命と鎧の巨人の力を捨ててしまおうとしていました。しかし、その背後に巨人化を解いたポルコの姿が、頭部を半分近く失い回復する力もなくなったポルコはこのまま犬死することを避け巨人化したファルコを引きつけそのまま食べられて最期を迎えました。

巨人の力を継承した人を巨人が食べるとその人は人間に戻れるので、ポルコはファルコを救う為に自らの命を差し出して顎の巨人の力をファルコに継承させたのです。

ポルコ・ガリアードの声優

ポルコ・ガリアードの声を演じた声優は増田俊樹さんです。1990年3月8日生まれ広島県出身でトイズファクトリー所属で声優以外にもYouTuberなどとマルチに活動をされています。主な代表作品は「火ノ丸相撲」加納彰平役、「1日外出録ハンチョウ」黒服宮川、「僕のヒーロアカデミア」切島鋭児郎などとアニメ化された週刊連載漫画の声優を演じることが多いようです。

ポルコ・ガリアードの名台詞・名シーン

ここで進撃の巨人の物語の後半でさまざまな活躍を見せたポルコの名台詞・名シーンを解説していきます。

「これではっきりしたよな 最後まで俺の方が上だって」

【進撃の巨人】ポルコ・ガリアードは死亡した?ライナーとの関係は?

パラディ島での戦闘で瀕死の重傷を負ったポルコが巨人化したファルコに食べられる間際にライナーに放った台詞です。始祖の巨人に触れ兄であるマルセル・ガリアードの記憶も継承して過去に自分が鎧の巨人を継承できなかった本当の理由は実力ではなく、兄マルセルの印象操作が理由であったことを知り、結果的に自分は最後までライナーよりも優れていたことを知り最期を迎えました。

「だが・・・無料じゃくたばらねぇ・・・」

【進撃の巨人】ポルコ・ガリアードは死亡した?ライナーとの関係は?

エレンとの戦闘で満身創痍になったポルコ、遂に体を回復させる力も尽きてしまい自分の最期を察していました。しかし、ただ野垂れ死ぬことは自分が許さないのか、ジークの脊髄液で巨人化したファルコに自分を食べさせることで顎の巨人の力だけでもこの世に残そうとしたのです。マーレ軍の戦士としての思想なのか、はたまたポルコ自身の意地による最後の抵抗なのでしょうか。ポルコの男らしさが強く表現された台詞です。

ポルコ・ガリアードはライナー・ブラウンとの永遠のライバル

ポルコ・ガリアードは最期までライナー・ブラウンに対して一方的にライバル心を抱いており、日々衝突を繰り返していました。お互いが巨人を継承して活躍する中でもポルコの心の中でライナーの存在は兄のマルセルが死んだ原因という大きな楔になっていました。しかしエレンとの戦いでどうして自分が選ばれなかったのか、その理由はマルセルの兄だからこその思いを知り、最期にはライナーを許し認めたような表情も見せました。

決して親友のような間柄にはなれませんでしたが、ポルコはライナーと最後まで競い合う絵に描いたライバルのようなキャラクターでした。