【進撃の巨人】マルセル・ガリアードは死亡した?弟のポルコとの関係は?

マルセル・ガリアードはマーレ軍の兵士であり、ライナー・ブラウンやベルトルト・フーバーたち戦士候補生の同期でありライバルでもある彼はどんな人物だったのでしょうか?登場した期間は短いものの物語の中核を担うキャラクターたちと密な関係だったマルセルを改めて解説していきます。

マルセル・ガリアードの基本情報

【進撃の巨人】マルセル・ガリアードは死亡した?弟のポルコとの関係は?

マルセル・ガリアードの特徴

【進撃の巨人】マルセル・ガリアードは死亡した?弟のポルコとの関係は?

マルセル・ガリアードはマーレ軍に所属するマガト隊長に認められた戦士候補生の1人で、弟のポルコ・ガリアード、ライナー・ブラウン、ベルトルト・フーバー、アニ・レオンハートたちと巨人の継承者を目指して訓練に励んでいました。とりわけその中でマルセルは足の速さや敏捷性の面で優秀で一目置かれていました。また長男ということもあってか周囲への面倒見も良く全員から慕われる兄貴的な存在でした。喧嘩をするライナーとポルコの仲裁に入ったりと幼いながらに苦労も絶えなかったと思います。

マルセル・ガリアードの戦闘能力

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マルセル・ガリアードの戦闘能力は詳しい描写は多くは描かれていませんでしたが、9つの巨人の1つである「顎の巨人」の能力を継承しており、戦士候補生の時から秀でていた敏捷性を活かして抜群の機動力と、殺傷能力が高い鋭利な爪と鉄をも噛み砕く大きな顎を有し強襲型として戦います。その爪と顎の攻撃力は9つの巨人の中でも群を抜いており、他の巨人の体をいとも簡単に貫く武器を生成する「戦鎚の巨人」が生成する結晶なども余裕で爪で切り裂き顎で噛み砕いてしまいます。

しかし、巨人の中でも比較的小柄な5メートルほどで「顎の巨人」は爪や噛み付き以外は特別秀でているわけではないので、接近戦以外では大きな活躍はあまりできていません。対巨人戦よりも対人戦などの接近戦の方が強みを発揮する能力だと思われます。

マルセル・ガリアードとポルコ・ガリアードとライナー・ブラウンの関係

【進撃の巨人】マルセル・ガリアードは死亡した?弟のポルコとの関係は?

マルセル・ガリアードが戦士候補生だった頃、弟であるポルコ・ガリアードとライナー・ブラウンはお互いが自分こそ「鎧の巨人」の継承者になると信じ訓練に励んでいました。しかし、そんなポルコの努力をマルセルの本心は快く思っていませんでした。それは巨人の継承者が背負う重い十字架にあるからです。巨人の継承者はもれなく余命が13年になり、生殖機能がなくなり子孫が残せなくなります。そのデメリット故に弟思いのマルセルは出来れば弟には普通の人生を歩んで欲しいと願っていました。

そんマルセルの思いもあってか、マルセルはマガト隊長をはじめとするマーレ軍の上官たちにポルコよりもライナーが優れているかのように印象操作をしてポルコを9つの巨人の継承者候補から外すように仕向けてポルコを巨人の十字架から解放しようと思っていたのです。その代わりにライナーを目立たせて、ライナーを鎧の巨人の継承者に選ばれるように印象操作をしたのです。

マルセル・ガリアードの最期

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成績優秀で仲間からの信頼も厚いマルセルですが、彼は一体どのような最期を迎えたのでしょうか。マルセルは始祖奪還計画のメンバーに選ばれて、ライナー、ベルトルト、アニらの4人でエレン達が住むパラディ島へと向かいました。始祖の巨人がいるとされる壁内へ向かっている時に夜営をして作戦会議をしていました。その時にマルセルはライナーに対して弟のポルコを継承者から外すためにライナーを目立たせるように上官たちに印象操作をしたことを打ち明けました。

その時に無垢の巨人として60年間パラディ島を彷徨っていたユミルに4人は襲撃されました。巨人化しているユミルがライナーの背後に迫ってきたところをマルセルが突き飛ばして庇うと、そのまま巨人化したユミルに捕食されて死亡しました。最期まで仲間のために行動をするマルセルらしい最期だったと思います。

マルセル・ガリアードの声優

マルセル・ガリアードの声を演じた声優さんは北田理道(きただ まさみち)さんです。3月12日生まれ東京都出身、賢プロダクション所属です。進撃の巨人以外の主な代表作は「僕のヒーローアカデミア」シンリンカムイ、「ヒーリングっド プリキュア」土生みきお、その他は「アイカツシスターズ」、「アイカツフレンズ」、「賭ケグルイ」、「牙狼」などで様々な脇役キャラクターの声優を演じているです。

マルセル・ガリアードの名台詞・名シーン

ここで様々な活躍をしたマルセルの名台詞を解説していこうと思います。

「俺は・・・弟を守りたかった・・・」

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巨人の力を継承してパラディ島へ上陸したマルセル、ライナー、ベルトルト、アニの4人、壁を壊すことに対して疑問視するマルセルとベルトルト、するとライナーはマーレに対する信仰を語った時に、マルセルからライナーが巨人に選ばれたのは「弟であるポルコを守るために俺が印象操作をした」暗に本来はライナーはポルコより劣っていると知らされたのと同義です。そんなライナーに対して謝罪の意味で放ったマルセルの台詞です。

「ライナーすまない」

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マルセルは弟のポルコとライナーが喧嘩をするたびに仲裁に入り2人の仲を取り持ちました。そのたびにマルセルは「ライナーすまない」と謝罪の言葉を発し、ライナーに謝っていました。最初は弟のポルコの態度に対して謝っているのかと思われたこの台詞も実は鎧の巨人の継承者をライナーにするために裏工作をしていたマルセルの罪悪感からくる謝罪でした。

マルセル・ガリアードは最期まで弟を守ろうとした立派な兄

マルセルは戦士候補生の中でも郡を抜いて優秀で周囲からの信頼もある立派な人物でした。リーダーとしての資質も充分に備えていたマルセルがパラディ島に上陸してすぐに無知の巨人に喰われるのは予想外の展開でしたが、その後紆余曲折がありつつも弟のポルコに「顎の巨人」は継承されます。マルセルは同じ訓練兵でありながら弟でもあるポルコを守るために精一杯に兄として努めたのだと思います。