[鋼の錬金術師]に登場するグラトニーは暴食のホムンクルスであり、人間を見るとすぐに食べたくなってしまいます。
それを毎回ラストやエンヴィーが判断しますが、ラストが殺された時は怒りで我を忘れてしまい、飲み込んではいけない人物まで飲み込んでしまいます。
おっとりした小さい男の子という感覚のホムンクルスです。
ここではグラトニーの作中での活躍や名言、名シーンを紹介していきます。
グラトニーの基本情報
名前 | グラトニー |
生まれた順 | 6番目 |
七つの大罪 | 暴食 |
口癖 | 食べていい? |
初登場 | 原作1巻 |
声優 | 白鳥哲 |
実写版 | 内山信二 |
ラストやエンヴィーと共に行動し、どんな物でも食べる”暴食”のホムンクルスで、口癖は食べていい?です。
知能は低く、子供のような感じでいつもはおっとりしてますが、キレるとお腹にある疑似・真理の扉が開き、広範囲の物を飲み込んでしまいます。
また嗅覚も良く、目が機能しなくても匂いで判断することができます。
いつもは吸収する側ではありましたが、最後はある人物により吸収されてしまい死んでしまいます。
グラトニーの見た目と性格
見た目は坊主で、体型は肥満型でお腹は出て、身長もさほど高くはなく全体的に丸みを帯びた形。目は白色で、舌にホムンクルスの紋章が刻まれています。
知能が低いため、いつもよく一緒にいるラストの指示に従います。
知能が低いせいか、子供のような性格でおっとりで無邪気、難しいことは考えれず、ほんわかした雰囲気を醸し出します。
ただいつもは穏和なので怒りませんが、ラストを殺したマスタングを見つけるとキレてお腹の肋骨が刃のように開き、中から目が現れ、全ての物を吸収します。
またいつも空腹を感じ、口癖は「食べていい?」というほど、人間を見るととりあえず食べたくなるようです。
特に肉が柔らかい女の子が好きだそうです。
グラトニーの強さ
知能が低いので攻撃を交わしたり、作戦を考えることはなく全ての攻撃を受けますが、賢者の石で再生し続けます。
なので再生することに頼りすぎで、再生できなくなってしまったこともあります。
その時はまたお父様に記憶はそのままで、作り直してもらってました。
なので、攻撃を受け続け敵を追い詰めます。
また持ち前の嗅覚で敵を見つけ出し捕まえ、どんな物でも噛み砕き食べてしまいます。
嗅覚に関してはブラッドレイと一緒にリンやランファンを追い詰める時、閃光弾により目が使えなくなるも嗅覚で探し出したりしています。
さらにパワーも持ち合わせていますので、攻撃力は高いです。
疑似・真理の扉の中と破壊力
ラストを殺したマスタングを見つけ、いつもは怒らないグラトニーは突然切れ出します。
その時はエルリック兄弟やリン達の共同作業でグラトニーを捕縛し、自分の再生能力により縄が肉体に食い込むようになっていて身動きが取れない状態でした。
しかしグラトニーはマスタングが近くにいることを知るとキレてお腹の疑似・真理の扉を開放し、ビームのように広範囲の物を全て吸収して行きます。
狂ったように我を忘れて吸収しまくりますが、誤ってリンと一緒に飲み込んではいけないエンヴィーとエドワードをも飲み込みでしまいます。
エンヴィー曰く、中に入ったら一生出られない場所らしいですが、今回はエドワードの機転により脱出することができました。
しかし中はグラトニーが飲み込んだ物があったり、鉄の匂いが充満したり、底無し沼のようだったりなど終わりがない空間です。
無邪気で可愛らしいグラトニー
今まで敵だったリンがグリードになった瞬間、今までのことは何もなかったかのように、またまだその時は皆戦闘中だったにも関わらず自己紹介を始めます。
また誤ってエンヴィーとエドワードも飲み込んでしまった時、自分ではどうすればいいのか分からないため落ち込んでしまいます。
戦闘中でもそうじゃなくても子供のような話し方でシリアスな場でも、シリアスではないかのように感じさせられます。
単独行動はしない
知能が低く、判断能力もないためいつも誰かと一緒に行動します。
基本的にはラストと常に行動を共にしていましたが、ラストが死んでからはエンヴィーやブラッドレイ、プライドと一緒に行動して判断を仰いでいました。
グラトニーの最後
グラトニーの最後はまさかの共食いで死んでしまいます。
賢者の石の再生能力を持っていたとしても、グラトニー自体を吸収してしまえば再生どころの話ではありません。
この時グラトニーはエドワードやリン、ランファン達と戦っていたため想像以上に体力を消耗していました。
一緒に行動していたプライドは鋭い嗅覚と何でも飲み込むグラトニーに目をつけ、グラトニーを吸収してしまいます。
これによりプライドは更に力を得て、エドワード達に対抗できるようになりましたが、それと共に異常なまでの空腹も一緒に付いて来たようです。
グラトニーの声優は白鳥哲さん、実写版は内山信二さん
グラトニーの声を担当した白鳥哲さんはFAILYTAILのザンクロウ役や他にも名探偵コナンやゲゲゲな鬼太郎など多くの作品に出られており、また同作では他にケイン・フェリー役の声も担当されています。
実写版は俳優の内山信二さんで、見た目重視でいったら瓜二つくらい似ています。
グラトニーの名言・名シーン
ここでは作中でのグラトニーの名言、名シーンについて紹介していきます。
名言①:「マスタング…ラスト…ころした…ラスト…マスタングたいさ…ロイ・マスタング!!」
いつもは頭を使って何か考えることもせず、記憶力もそこまででおっとりした性格ですが、ラストを殺したマスタングの名前を耳にした瞬間、名前を何度も唱え思い出し、人格が変わるほど怒りくるってマスタングを殺そうとしていきます。
しかし途中から来たエンヴィーによって、マスタングは食べてはいけないと教えられ、冷静さを取り戻すのでした。
キレさせたら危ない人物です。
名言②:「いたいよぅ たすけて……ラスト…」
グラトニーはずっとラストと一緒に行動を共にして来ました。
なのでラストが死んでしまった時はとても悲しんで、仇であるマスタングを見つけた時は怒り狂っていました。
ラストに対する思い入れは、本当の家族で、母親のような存在として思っていたかと思われます。
なので最後プライドに吸収される時、死ぬ直前に発した言葉はラストの名前でした。
死んでからもラストは心の中にずっと居続け、求めていたのでしょう。
グラトニーは無邪気だけど怒らせたらヤバい、けど可愛いホムンクルス
子供のように見えていても、キレて性格が別人のようになってしまったギャップもありすが、幼稚な喋り方と狡猾なことは考えれない素直なグラトニーは、作中でも愛される存在でした。