【キングダム】陽(よう)は宮女の中でもかわいい?友達のピンチを助ける!

陽です。秦国の宮女の1人です。

作中では、政の子を授かった、同じ宮女の向の親友的立場で登場します。

宮女として、はっきりとキャラが与えられているのは向と陽以外少なく、登場回数はあまりなくとも、印象に残りやすい方ではないでしょうか。

キャラが立っていて、1つ1つの行動に陽らしさが現れています。ここでは、そんな陽について見ていきます。

陽の基本情報

【キングダム】陽(よう)は宮女の中でもかわいい?友達のピンチを助ける!

『キングダム』(C)原 泰久/集英社

まずは、陽の基本情報について簡単に紹介します。

秦国の宮女です。政の妻、向の1つ年上で、向の親友としてよくセットで登場します。

生まれは高貴なようで、大きくて丸い目が特徴的な派手な顔立ちをしています。

性格は元気溌剌で、常に明るいです。正義感も強く、行動力もありますね。どちらかというと地味な顔立ちで、優柔不断な性格の向とは真逆のタイプで、そのコントラストが2人の良い関係を築いてます。

陽の史実における情報

陽の史実における情報ですが、調べたところ、情報は得られませんでした。史実上での登場は無いようですね。

ただ、一部では、陽がの妻になるのではないか、という考察が見られます。作中で陽は信に命を救われるシーンがあることと、史実上で、信の妻は高貴な女性とされていることから、陽に絞られたのではないでしょうか。

信が子を産むというのは事実なのですが、妻の情報は詳しくは分かっていないのです。なのでオリジナルキャラの陽をその役にするため、初期から登場させていると考えても変ではないですね。それでも、まだ分からないことが多く、今後の展開に注目です。

陽のこれまでの活躍

政と向の関係に興味津々な陽

【キングダム】陽(よう)は宮女の中でもかわいい?友達のピンチを助ける!

『キングダム』(C)原 泰久/集英社

7巻にて、初登場する陽です。

政の寝室に3回も呼ばれている向に、「どうだったの?」と、とにかく興味津々な陽です。ですが、まだ手すら触れられていないと、向が陽に相談します。それに対して陽が、如何に「伽」が重要かを熱く語るのですね。それがヒートアップして、「これは女の戦争だわ」と1人で興奮していく様子もあり、この初登場のシーンで、陽のキャラがある程度掴めますね。

陽が出ていると、何となく雰囲気が和やかになりますが、ここで扱っている内容は、それだけ見ると、シビアですね。数いる宮女の中から誰が太后になれるのか、と権力争いです。向が政に呼ばれていると噂になれば、それに腹を立て、向をけなすような宮女も出てくるわけで、落ち込む向を陽がなぐさめるシーンもあります。

向を救う陽

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『キングダム』(C)原 泰久/集英社

18巻にて、承相と太后の密通を目撃した向は、気配を察した宦官に刺され、重傷を負います。息も絶え絶えにその事実を知らせようと政に伝えようとするも、出血多量で意識を失ってしまいます。その向を見つけたのが陽でした。すぐに後宮の医師が治療に及びましたが、危篤状態を告げられます。ここで陽はより、大胆な行動に出ました。政に直接助けを求むのです。伽を狂わせる重罪行為ですが、それをも承知で涙を溢れさせて向の事を伝えるのですね。勿論政は向の状況を聞き動きます。当時の最高医療を誇る医師を呼び、向は回復することができたのです。正に、陽の、道義を重んじる真っ直ぐな心と、それを完遂させる並外れた行動力が現れたシーンでしょう。

陽の名シーン

【キングダム】陽(よう)は宮女の中でもかわいい?友達のピンチを助ける!

『キングダム』(C)原 泰久/集英社

(画像は、向と麗を逃がそうとする陽)

40巻にて、また陽は並の人間ではできない行動を取ります。40巻は「王都反乱編」で、反乱軍が咸陽に攻め入り、後宮にまで侵入してきたところでした。政務官である微九が身を張って向らを逃がそうとしますが、そのときに陽は足に怪我を負います。歩くことも困難な状態を気力で持ち直し向を連れ逃げるのですが、追っ手が追いついてくるのです。狙いは向とその子ども、麗です。ここで、陽は「私が時をかせぐ」と向らを逃がすのです。それは勿論、陽が身代わりに犠牲になることを意味するので、向は拒否しますが、陽はそんな向に喝を入れます。向には母親として、后としての責任が国家規模であるわけで、現実的な判断をする必要があったのですね。陽の言葉で、目が覚めた向は泣き叫びながら陽を置いて走ります。

向かってくる騎馬隊に対し、抵抗する力を持たない陽は死を覚悟した状況でしたが、最後まで向と麗の無事を祈っていました。その時の陽は印象的で、力強い目で真っ直ぐ前を向いていたのですね。恐怖で表情が歪んだり、顔を背けたくなる状況の筈が、陽は最後までブレる事が無かったのです。ここが陽の芯の本当の強さが現れているところではないでしょうか。

そして、とうとう騎馬隊がもう目の前まで来たという時、間一髪、そこに信が登場するのです。最後まで騎馬隊から逃げなかった陽を見て、信は「根性宮女」と呼ぶのですね。先述した、信が陽を救うという場面はここです。この場面で、陽は信を見て頬を染める描写があるので、信の妻になる伏線なのでは?という考察があるようですね。

飛信隊の登場で、命が助かった陽は、安堵で涙を流す向と抱き合います。信の危機一髪での登場もかっこいいですが、やはり陽が只者でない宮女だというのが再認識できるのがこの一連のシーンではないでしょうか。陽の名シーンですね。

陽のまとめ

【キングダム】陽(よう)は宮女の中でもかわいい?友達のピンチを助ける!

『キングダム』(C)原 泰久/集英社

(画像は信を見る陽)

陽は向の親友なので、今後も長く登場していくでしょう。徹底した正義の心を持っているのもこれまでの活躍で分かりますし、普段はおふざけキャラとしても物語の良いスパイスになっているので、着実に人気を集めていくかもしれませんね。

また、信の妻候補にも挙がっている陽ですから、今後の台詞や言動に注目しても面白いかもしれません。