【キングダム】ランカイは死亡した?現在は再登場している?強さを紹介!

ランカイはキングダム序盤の序盤に出てくる強敵です。成蟜に仕える大男で、出番こそ少ないものの、かなり印象に残りやすいキャラクターではないでしょうか。

序盤であれや山の民を苦戦させたランカイは単純な戦闘力だけで見るとかなり強い部類に入るでしょう。

人間というよりも、もはや怪物に近いランカイについて、作中でどのような登場シーンがあったのかを見ていきます。

ランカイの基本情報

【キングダム】ランカイは死亡した?現在は再登場している?強さを紹介!

『キングダム』(C)原 泰久/集英社

ここではランカイの基本情報をまずは簡単に説明します

1巻で早速登場します。ランカイは成蟜の後ろに付いて歩く大男で、とにかく体が大きなことが特徴で、比較的体格の良い山の民たちの3倍4倍はあろうかという巨漢です。黒目も描かれておらず、言葉を口にすることもないので、人間味がほとんど皆無です。

ランカイは、元々成蟜が闇商人から珍種の猿の赤子として買ったのでした。幼い頃より成蟜による調教を受け、言葉も喋らないまま、成蟜にただ従順な化け物のように育っていたのです。なので作中で描かれているランカイは成蟜が作り出したものと言っていいでしょう。実際の生まれ等は描かれていません。

ランカイの史実における情報

ランカイの史実における情報ですが、これは記録されておらず、キングダムオリジナルキャラの可能性が強いです。時代が違うといえど、ランカイのような化け物じみた人間がいたとは想像しづらいですね。

成蟜側の強力な秘密兵器としての役割があったのではないでしょうか。

ランカイのこれまでの活躍

初登場1巻

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『キングダム』(C)原 泰久/集英社

1巻で初登場するランカイですが、最初の登場シーンは、成蟜が、政の首を落とせたのかどうか部下に確認するところでした。まだ政を討てていないという部下に、成蟜がイラ立ちを見せると、ランカイはその部下の頭を鷲掴みし、圧力を加えます。

ランカイの握力なら、人の頭を潰すことは造作もないことでその部下は恐れおののきます。実際潰すことはありませんでしたが、このランカイの初登場は、強烈なキャラクターがいると、印象づけたのではないでしょうか。

バジオウと戦う、4巻

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『キングダム』(C)原 泰久/集英社

王弟の反乱を鎮めようと、成蟜の元までたどり着いた信と山の民でしたが、そこに待ち受けていたのがランカイでした。成蟜の命令により信たちに襲いかかったランカイは凄まじい攻撃力で、山の民の一人を瞬殺すると、信をも吹っ飛ばし気絶させます。そこで動いたのがバジオウでした。バジオウは、後に楊端和の右腕として最も活躍を見せる人物ですね。

そんなバジオウの本気とランカイは対決することになったのですが、バジオウの機動力に対応し切れず、ランカイは押され始めます。ところがここがランカイの強さでもあるのですが、とにかくタフで多少切られようが、致命傷にならないのですね。バジオウに加えタジフらも加担し山の民3人がかりでランカイを仕留めにかかります。ついに弱ってきたランカイでしたが、成蟜が「誰が休めと言った、ランカイ!!」と一喝すると、再び力を発揮し始めました。

ランカイにとって、成蟜は絶対服従の対象で、何よりも恐ろしい存在だったのではないでしょうか。バジオウやタジフを含む山の民の主力メンバーを相手に互角の戦いを見せるランカイの底知れない強さを表すシーンです。

信にやられる

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『キングダム』(C)原 泰久/集英社

山の民を苦しめるランカイでしたが、そのうちに信が意識を取り戻しました。最初の一太刀でランカイに自分の剣が通用しなかったことで、信は何かほかの手で、ランカイを倒そうと考えますが、の「もっと剣を信じろ」という言葉で、剣の本質と向き合います。信は線ではなく点でならランカイを仕留められると思い、山の民に協力を求めランカイの動きを封じてもらい、ランカイの背に剣を真っ直ぐと突き通しました。

そして信の圧倒的な戦意を含んだ目に、もはや流石のランカイも降参し、抵抗をやめました。その時は成蟜がいくら命令をしてもランカイは動こうとはしませんでした。

ランカイの現在

ランカイは楊端和によって、山の民に向かい入れられています。合従軍編では、秦のピンチに駆けつけた山の民の中にランカイの姿がありました。

ランカイの名シーン

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『キングダム』(C)原 泰久/集英社

ランカイの名シーンというと、1巻が強烈だったのではないでしょうか。

成蟜がランカイを連れ丞相の屋敷に訪れた際、敦という工人の家の出の自分の部下を呼びました。その男は自らの筆と剣の才覚のみで地道に成蟜の部下にまで上り詰め、自分を捨てた親にまで仕送りをするようになったという立派な人物でした。成蟜がその紹介を終え、指をパチンと鳴らした瞬間、ランカイが敦をたたき潰したのです。

成蟜は王の血を重んじ、敦のような身分の低い者を許せないという偏った思想を持っていたのです。成蟜の横で、敦の血をペロペロと舐めるランカイの姿は恐ろしく、インパクト抜群のシーンではないでしょうか。このシーンでランカイが普通の人間ではないと、察した方も多いでしょう。その後、成蟜が朝廷を純血のみで構成するため、政の抹殺を丞相に頼んだこともあり、ランカイというのが強力な敵になってくるとこの時点で伺えますね。

ランカイのまとめ

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『キングダム』(C)原 泰久/集英社

ランカイは序盤の非常に強力な敵でしたね。しかし、信が自らの剣を見つめ直すきっかけを作ったり、信頼し切れていなかった信と山の民の関係を深くしたりと、ランカイの一戦は信たちにとってとても意味の大きなものでした。

恐ろしいランカイですが、幼い頃から成蟜による虐待を受け、少し可哀そうな境遇の持ち主ではありますね。後にも先にもランカイのような存在は出てきていないので、序盤のみの登場に関わらず、印象に残るキャラクターです。