「ジョジョの奇妙な冒険」の3部にあたるスターダストクルセイダースに登場するオインゴ。主人公・承太郎に立ち向かって来るオインゴですが、果たしてどんな人物なのでしょうか。オインゴの使うスタンドのクヌム神の能力を踏まえて、名台詞や名シーンなどもご紹介していきます。
オインゴの基本情報
名前 | オインゴ |
性別 | 男性 |
所属 | ディオの配下 |
種族 | 人間 |
スタンド名、能力 | クヌム神、変身 |
必殺技 | なし |
年齢/誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 保村真(やすむらまこと) |
初登場 | 第20巻「クヌム神」のオインゴ「トト神」のボインゴ |
弟 | ボインゴ |
オインゴの特徴
オインゴはディオの配下の1人にして、スタンド使いです。オインゴボインゴ兄弟(ブラザーズ)の片割れで、弟にボインゴがいます。浅黒い肌をした目つきの悪い長身な青年です。オレンジの唾の色をした緑色の長い帽子を被っている点が特徴です。名前の由来はバンドからです。
常にボインゴと行動を共にしており、ボインゴのスタンドであるトト神の予知能力を頼りに戦うなど、兄弟の仲の良さが伺えます。同時に内気な弟のことをとても気にする世話好きな良いお兄さんで、過保護気味なところがあります。
オインゴの性格
オインゴは明るく短気な性格で、口よりも先に手が出てしまうタイプです。しかし、好みじゃない顔を見ただけで簡単に人を殴り飛ばすといった横暴であります。
土壇場のところで焦って先を急いでしまい失敗することが多いようです。クヌム神で承太郎に変身した姿のままジョセフとポルナレフから言い逃れしようとした時には、挙動不審であることから怪しまれ、タバコの隠し芸の無茶振りを受けるという目に遭いました。
オインゴのスタンド・クヌム神
オインゴのスタンドは、エジプトの9栄神の1人であるクヌム神です。本体のオインゴと一体化することで、姿や声質を自由に変化させます。また、クヌム神は身長や体重のみならず臭いまでもコピーできるので、犬のイギーにも不審がらませんでした。
ただし、帽子といった被り物程度であれば髪を変形させて再現可能ですが、完璧に相手に変装するには服も着替えなくていけません。クヌム神のスタンドそのものには戦闘力は大して無く、中身ももちろん変わらないので、他人に成り済ますには技術が必要となります。公式設定でも持続性以外のクヌム神の能力はEという評価を受けています。
ジョースター一行との攻防
オインゴはボインゴと共に、ディオの元へ向かうジョースター一行をエジプトのアスワンで迎え撃ちました。まず最初はトト神の出した予言に従わせる形で、承太郎達に毒入り紅茶を飲ませようとするものの、イギーの想定外な行動から紅茶を吹きだされたことで失敗します。
「承太郎がオレンジ爆弾で顔面真っ二つのリタイヤ」という次の予言が出た時には、爆弾入りオレンジを車に仕掛けようとしたが見つかってしまい、クヌム神の能力で承太郎に変身して誤魔化します。しかし、このままではクヌム神で化けた承太郎の顔の自身が爆裂してしまうとと気づいて車から逃げ出しますが、ポルナレフが捨てて転がってきた爆弾オレンジを踏んでしまい爆発しました。結果的にトト神の予言通りに形に収まりました。
その後のオインゴ
オレンジ爆弾で負傷してしまいましたが、駆けつけたボインゴによって、幸いにも現場の近くにあった病院に運び込まれたようで、入院している姿がありました。自滅してしまったものの、顔に縦に入った傷ができただけのようで別状はありませんでした。オインゴ不在でも1人でジョースター一行に立ち向かっていくボインゴの成長を感じて、涙しました。
オインゴの声優
オインゴのアニメ版の声を担当した声優は、保村真さんです。代表作は、2006〜2013年「ぷるるんっ!しずくちゃん」のコロン君、2007年「スカルマン」の御子神隼人、2012年「アイカツ!」のジョニー別府などです。また、webラジオを行っていたこともあり、2008〜2016年には「金田朋子・保村真のエアラジオ」でメインパーソナリティをしていました。
オインゴの名台詞・名シーン
「ご、5本だな5本!やってやる……やってやるぞこれしきの隠し芸!」
オレンジ爆弾を知られないよう、咄嗟の判断でオインゴはクヌム神によって承太郎に化けました。しかし、あまりに様子をおかしい承太郎を見て本物ではないと悟ったポルナレフ達から、承太郎の得意技を見せろと言われます。その場を乗り切る為に、火のついたタバコ5本を口の中に入れる荒業に対して、決死の覚悟で挑むオインゴでした。
「い……いや弟のマンガは絶対に正確だ、し……信じろ!弟を信じろ!兄のおれが信じて運命に対して努力しなくては奴らには勝てねえぜ!」
ボインコのスタンドの出した予言に対して不信感を持ってしまったオインゴ。2人兄弟で互いの力を信じて生き延びてきたオインゴにとっては、予言を信じないことや予言を実現させようとして行動しないことは間違いでした。予言通りに未来を決定しようというオインゴの強い意志が感じられる台詞でした。
頼もしく愉快なアニキ
他人に対しては粗野で横暴な態度が目立つオインゴは、愛する弟のボインゴに対してはとても優しいです。また、クヌム神への信頼関係を置くことのできる唯一無二の家族であることが分かる様子でした。