【BLEACH】コヨーテ・スタークの技は?相棒のリリネットについても解説!

「BLEACH」にてスタークは、敵である破面として現れます。破面篇の終盤で、相棒であるリリネットを連れて死神達と対決したスタークですが、彼は一体どんなキャラクターなのでしょうか。

ここでは、スタークと相棒のリリネットとの関係や、能力について、名台詞や名シーンまでを解説していこうと思います。

コヨーテ・スタークの基本情報

【BLEACH】コヨーテ・スタークの技は?相棒のリリネットについても解説!

©久保帯人/集英社

コヨーテ・スタークの特徴

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スタークは、破面(アランカル)達の精鋭部隊である十刃(エスパーダ)のメンバーです。十刃の中では番号が付けられていて、数字が低いほど殺傷能力が高いとされていますが、彼はその中でNo.1の地位を与えれています。

見た目は、落ち着いた中年男性のようで、やや長めの茶髪が特徴的です。首のあたりには、虚(ホロウ)であった時の名残である仮面があります。破面ではありますが、人間に近い風貌をしています。

リリネットと言う名前の子供を従属官(フラシオン)として、近くに連れています。リリネットとは時折口論をしますが、その会話のやりとりからして、とても仲が良い様に見えます。

コヨーテ・スタークの性格

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©久保帯人/集英社

スタークの性格は怠慢で常にやる気がないと言った物です。また、自身の強さとは相反して戦いを好みません。敵である死神達との闘いの際にも、最初の内は全く本気を出さずにいました。しかし、いざ戦う気になると顔つきが変わり、圧倒的な力を見せつけます。

彼は過去に、仲間であった虚達が自身と関わる事によって滅びて行く境遇にありました。彼の圧倒的な強さ故に、周りの仲間達がそれに耐えられず消えて行ってしまうのです。その孤独を癒すために、自分と関わっても滅びる事の無い仲間を求めていました。

破面達のリーダーである愛染に対する忠誠心は高いです。空座町での戦いでは藍染の為、「めんどくせぇ」とボヤきながらも、相対する死神達と戦っていました。

コヨーテ・スタークとリリネット

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スタークの従属官(フラシオン)として、いつも一緒にいるリリネットは、彼にとっての重要な存在です。実はリリネットとスタークは元々同じ存在で、分離して二つに分かれる形を取っているのです。作中でもスタークはリリネットであり、リリネットはスタークであると述べられています。

戦闘時、刀剣を解放する際もリリネットを必要とします。他の破面達は、自身の魂を刀に分けていて、戦いが始まるとそれを解放しています。しかし、スタークは刀では無く、もう一つの肉体を作り、そこに魂を分けたのです。

コヨーテ・スタークの能力

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©久保帯人/集英社

スタークの帰刃(レスレクシオン)は群狼(ロス・ロボス)で、放号は「蹴散らせ」です。上で解説したように、スタークはリリネットと言うもう一つの肉体に魂を分けているので、そのリリネットと一体となり帰刃します。

解放後は、狼を思わせる様なマントを羽織り、二丁拳銃を持った姿になります。この拳銃がリリネット本人です。銃の姿でも話す事が出来、実際に戦闘中もスタークと会話したり、連携を取ったりしていました。

主な技は無限装弾虚閃(セロ・メトラジェッタ)で、その名の表わす通り、手元の銃から虚閃(セロ)を無限に連射すると言う物です。ほぼ同時に先発以上の虚閃を放つ事が出来、ほとんどの死神はこれを向傷で裁く事は困難です。しかし、実際の戦闘では、虚閃などの攻撃を打ち返す事の出来る浮竹十四郎の始解に対策されてしまいました。

これの他に、スタークは奥の手を持っています。自信の魂を対価にし、無数の炎と煙の様な物で出来た狼の軍団を生み出し、相手に襲い掛からせます。この狼数匹で、ラブやローズと言った隊長格の死神を戦闘不能に追いやるほどの力があります。しかし、その強さと引き換えに代償もあります。狼の意思とリリネットは繋がっており、狼がやられるごとにリリネットの魂は削られていきます。

コヨーテ・スタークの声優

スタークの声優は小山力也さんで、アニメ声優だけでなく、海外ドラマの吹き替えやナレーションなど、幅広く活動されています。

所属事務所は劇団俳優座で、代表作には、海外ドラマ「24(トゥエンティーフォー)」のジャック・バウワー役、アニメ「名探偵コナン」の毛利小五郎役、「Fate/Zero」の衛宮切嗣役があります。

コヨーテ・スタークの名台詞・名シーン

コヨーテ・スタークの名台詞・名シーンを紹介します。

1人じゃない もう 1人じゃないんだ

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©久保帯人/集英社

スタークが自分自身であり相棒でもあるリリネットへとかけた言葉です。このセリフから始まった会話は最後に「一緒に行こうぜ、どこまでも」で終わります。ずっと孤独であったスタークが、一緒にいることが出来るリリネットにこの言葉をかけるこの場面で、心を動かされた方も多いのでは無いでしょうか。

わりぃな藍染サマ、義理返せねぇみたいだ

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空座町での戦いで、スタークは何人もの隊長格の死神を相手に消耗し、最終的に京楽春水の不意打ちによってトドメを刺されてしまいます。その時に、彼が呟いた台詞です。自分の周りにいても消滅しない仲間が欲しいと言うスタークの思いと、強い部下が欲しいと言う藍染の思いの利害の一致から、彼らは仲間同士になりました。孤独な自分を救ってくれた藍染への忠誠心が彼の塵ざまのこのセリフで垣間見えました。

コヨーテ・スタークとリリネットの関係は、仲間や友人とはまた違う、かけがえのない物!

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スタークは、お面倒くさがりですが、いざ重い腰を上げて戦いの態勢に入ると、圧倒的な力を相手に見せつけるスターク。そのギャップを見せつけるシーンは多くの読者の心を動かしたと思います。

スタークとリリネットは、お互いが同じ存在を分けた者同士と言う特殊な関係です。その二人の間には、従来の仲間と言った物とはまた違った絆が生まれていると言えます。敵でありながらも、二人が散る姿に切なさを覚えた方は多いのではないでしょうか。