『炎炎ノ消防隊』において第7特殊消防隊の中隊長を務める相模屋紺炉。灰病を患いながらも、大隊長である新門紅丸を支える第7の精神的支柱です。
その性格や強さから作品中でも紅丸と共に人気のあるキャラクターです。そんな紺炉の特徴や能力、灰病についても詳しく見ていきたいと思います。
相模屋紺炉の基本情報
名前 | 相模屋紺炉(サガミヤ コンロ) |
性別 | 男 |
所属 | 第7特殊消防隊 |
階級 | 中隊長 |
年齢/誕生日 | 38歳/5月6日 |
身長 | 188cm |
声優 | 前野智昭 |
初登場 | 第10話「約束」 |
その他 | ヒナタ&ヒカゲ
第7の隊員で双子の女の子で、紅丸と紺炉が世話を見ている。 |
相模屋紺炉の特徴
紺炉は第7特殊消防隊の中隊長で、大隊長・新門紅丸のことを「若」と呼び、“紅丸の右腕”として活躍しています。身長は188cmとかなり大柄で、桜備と比べても遜色ないガタイの良さです。
第三世代能力者で鬼の焔ビトを1人で倒せるほどの実力の持ち主ですが、その戦いの後遺症で灰病に侵されており、満足に能力を行使することが出来なくなっています。
相模屋紺炉の性格
紺炉は優しい性格の持ち主です。紅丸が第8にキレた時も間に入って落ち着かせてくれました。紺炉がいなければあの状態の紅丸を落ち着かせるのは難しかったでしょう。
初めから第8に協力的で良き理解者でした。
相模屋紺炉の能力
現在の紺炉は灰病のせいで満足に能力を使うことが出来ませんが、以前は1人で鬼を倒すほどの実力の持ち主でした。能力の詳細は描かれていませんが、アニメでは炎が両肩から翼のように吹き出す描写がなされています。
現在も剣術の腕は相当で、アーサーに原国式剣術を指南しています。
相模屋紺炉の弱点
紺炉の弱点は、“発火能力を自由に使えない“ことです。灰病を患っており、発火能力を使うと身体が徐々に炭化してしまいます。
灰病とは、発火限界を超えて能力を酷使しすぎた場合、身体の組織が徐々に壊れていき、最終的には炭化してしまう病気です。現実世界の壊死と似た病気と言えます。細胞が壊れて死んでいくため、その部分の機能は無くなり、普段の生活にも支障を来すようになります。治療方法が確立されていないので、一度灰病にかかると発火能力を使うのは命がけになります。
紺炉は2年前、焔ビトとの避けられない戦闘で発火限界を超えて能力を使用したため、灰病にかかり、看病が必要となりました。
相模屋紺炉と新門紅丸
紅丸たちが第7特殊消防隊になる前は、紺炉と紅丸は自警団「浅草火消し」として、共に戦う相棒でした。
2年前のある夜、突如大量に発生した焔ビトの対処に奔走する紺炉と紅丸。2人とも発火限界を迎えるほどの大騒動でした。
そんな2人の前に鬼の焔ビトが現れます。“この焔ビトは、ヤバイ。”そう判断した紺炉は紅丸を突き飛ばし、自分一人で戦うことを選びました。
紅丸が気づいた時には戦いは終わっており、そこには鬼を倒したものの、炭化して戦える身体ではなくなった紺炉の姿が。紅丸は、紺炉がこんな身体になってしまったのは自分のせいだと責任を感じてしまいます。
しかし、紺炉は浅草を仕切っていくのは紅丸だと確信しており、その紅丸に全てを託したのです。
相模屋紺炉と第7特殊消防隊
第7特殊消防隊は浅草地区を管轄する特殊消防隊であり、紺炉はその中隊長を務めています。元々は自警団「浅草火消し」であり、強すぎて仲間にするしかないという理由で、皇王の宣旨により特殊消防隊に組み込まれました。原国主義の気風が色濃く残っており、江戸時代の町火消しに似た組織となっています。
また、第7の隊員はそれぞれを原国式の呼び方をしており、他の隊とは毛色の違う隊となっています。焔ビトの鎮魂も聖陽教による皇国式とは違っており、派手な戦いで倒すことにより手向けとするという独自のものです。
相模屋紺炉の声優
相模屋紺炉の声優は前野智昭さんです。主な出演作には『弱虫ペダル』福富寿一役、『図書館戦争』堂上篤役、『KING OF PRISM』速水ヒロ役などがあります。
演じてきたキャラクターを非常によく覚えているそうで、キャラクターを演じる延長線上ならば何でもできると語っています。
相模屋紺炉の名台詞・名シーン
「誰の言葉でも無い。みんな、紅の言葉が聞きてえんだよ」
伝導者一派の能力によって町が混乱に陥った際、紅丸に言ったセリフです。紅丸はこの混乱を纏められるのは紺炉のような男でないとダメだと反対しますが、紺炉は紅丸にリーダーとして町を引っ張っていくように言います。町のみんなの想いを代弁したセリフでした。
「そうだ紅、ここはお前の街だ!!」
リーダーとして覚醒した紅丸に向けて言ったセリフです。紺炉への遠慮からずっとリーダーとしてみんなを引っ張っていくことを避けていたものの、ようやく“浅草は俺の町だ“と言い切った紅丸。紅丸に全てを託した紺炉の、想いがようやく届いた瞬間でした。
「お前がやるんだよ 紅丸……!」
鬼の焔ビトを倒したあと、紅丸に向けて言ったセリフです。
炭化した紺炉の身体を見た紅丸は、「紺炉だからみんなついてきたんだぞ、これから誰が浅草を仕切っていくんだ」と狼狽します。
そんな紅丸に全てを託した紺炉の、意志が伝わってくるセリフですね。
最強の消防官を側で支える相模屋紺炉
圧倒的な強さで他を寄せ付けない新門紅丸。そんな紅丸が唯一心を許しているのが紺炉です。性格がきつく、周りの声をあまり聴こうとしない紅丸が耳を傾ける数少ない人物のうちの1人です。
これからの浅草に必要な紅丸を身体を賭して守った紺炉。それに応えるべく大隊長として奮闘する紅丸。そんな2人の信頼関係が、紺炉の人気の理由かもしれませんね。