「炎炎ノ消防隊」において、主人公シンラの弟でありながら、敵対組織である「灰焔騎士団」団長を務める象日下部。
アドラリンクを利用した強力な時間停止能力を持ち、最強の能力者とも言われています。
これからの展開でもキーパーソンとなるであろう彼は、どのような人物なのでしょうか。その過去や能力について詳しく見ていきましょう。ショウが団長を務める灰焔騎士団やそのバックについている伝道者の目的についても解説します。
象 日下部の基本情報
名前 | 象日下部(ショウ) |
性別 | 男 |
所属 | 灰焔騎士団 |
階級 | 団長 |
使用する技・術 | アドラバースト、アドラリンクを利用した時間停止能力 |
年齢/誕生日 | 13歳/12月25日 |
身長/体重 | 145cm |
声優 | 坂本真綾 |
初登場 | シーズン1第17話「黒と白と灰色」 |
その他 | 兄:森羅日下部 |
象 日下部の特徴
象日下部は灰焔(かいえん)騎士団団長で、天照、ハウメアに続く「三柱目」です。守リ人はアロー。騎士団の制服である白装束に身を包んでおり、端正な顔立ちの美少年です。
シンラの弟であり、白髪に赤眼を持つアルビノの少年です。兄と同じく口にギザ歯を有する特徴があり、「汚れなき炎」アドラバーストを持っています。アドラバーストの所有者は第三世代のさらに上、第四世代とも言われています。
シンラや小さい時の記憶がなく、シンラと再会した時もシンラを「貴公」呼びしています。
象 日下部の性格
象日下部は常に落ち着いていてテンションが低いキャラクターです。兄であるシンラとは対照的な性格といえます。
象 日下部の能力
シンラと同じアドラバーストの持ち主。アドラリンク時に宇宙の熱膨張を利用することで時間を操り、自分以外の動きを止めることができる第三世代能力者です。「切り離した宇宙」というフレーズで能力を発動することができ、発動時には輝く羽根が舞うようなエフェクトがあります。
剣術や体術にも精通しており、時間を操る能力と合わせることで登場キャラの中でもトップクラスの強さを誇っています。その強さは兄であるシンラを超えるほどです。
象 日下部と灰焔騎士団
灰焔騎士団はショウが団長を、アローが筆頭副団長を務めている組織です。伝導者の思想のもと、その目的の成就のため暗躍しています。
その目的とは、アドラバーストを持つ者を8人(8柱)集めることです。アドラバーストとなり得る、蟲を埋め込まれても焔ビト化しない「適応者」を探すために人工的に焔ビトを生み出しています。適応者はショウの様に親元から連れ去られ、伝導者一派の元でその思想を教えられながら育てられます。
その最終目標は250年前に起きた大災害をもう一度起こすこと。具体的には地球を炎で包み、第二の太陽にすることです。それによってこの世界とアドラが1つになると言われていますが、詳しい情報はまだ分かっていません。
象 日下部の過去
象日下部は12年前の火災で母と共に焼け死んだと、シンラには伝えられていました。
しかし、実際は火災に紛れて伝導者一派に連れ去られており、灰焔騎士団の団長として再びシンラの前に現れます。伝導者により記憶が消されており、シンラの炎とのアドラリンクが起きるまで彼のことは憶えていませんでした。
象 日下部の家族
象日下部の母はショウが1歳の時に火事によって死亡しています。しかし本当の火事の原因は伝道者一派によって焔ビト化刺せられた母親本人で、バーンズ隊長によって鎮魂されました。
ショウの兄はこのアニメの主人公でもある森羅日下部です。ショウとシンラの父親はまだ物語に登場していません。すでに死亡しているか、今後の物語で重要な役割を持つキャラクターとして登場するかもしれません。
象 日下部と森羅 日下部
ショウは幼い頃の記憶がなく、シンラのことも覚えていませんでした。
ネザーで交戦した際、シンラとアドラリンクで通じ合い記憶が戻ります。ショウはハウメアに12年前の出来事を教えるよう迫りますが、伝導者によってアドラリンクを切られ、ハウメアに再び記憶を消されてしまいました。
象 日下部の初登場話
象日下部の初登場話はシーズン1第17話「黒と白と灰色」です。シンラを連れ去るべく、ヴァルカンの工房に攻撃を仕掛けてきました。
この話の題名は黒=シンラと白=ショウを表していると思われます。この後の展開で2人が和解し、灰色になることを期待したいですね。
象 日下部の声優
象日下部の声優は坂本真綾さんです。代表的な出演作に『黒執事』シエル・ファントムハイヴ役、『アルスラーン戦記』ファランギース役、『七つの大罪』マーリン役、『新世紀エヴァンゲリオン』真希波マリイラストリアス役、〈物語〉シリーズ忍野忍役、『空の境界』両儀式役などがあります。
象 日下部の名台詞・名シーン
「この男が、俺の兄。何とも形容しがたいな。ただただ、気持ち悪いとしか。」
初登場時のセリフです。シンラのことを覚えていない、ショウの冷血っぷりが聞いてとれるセリフですね。ちなみにこの後の戦いでは、時間停止能力を使いシンラを圧倒しています。ジョーカーの横槍がなければシンラは灰焔騎士団に連れ去られていたことでしょう。
「貴公と俺とでは存在する宇宙が違う。」
ネザーでの戦闘の際、ショウが発したセリフです。ショウとシンラの格の違いを表していますが、言葉通り、ショウの能力は宇宙の熱膨張にまで関与するものなので、あながち間違ってはいないといえますね。
象 日下部とシンラの今後の関係に注目
伝導者の部下として登場したショウ。強力な能力を持ちながら、愛情を知らない13歳の子供でもあります。
シンラの愛がショウに届き、兄弟で伝導者に立ち向かう展開を期待したいところですね。