主人公ポルコの幼馴染、マダム・ジーナ。
美しい容姿と歌声、妖艶な雰囲気にアドリア海の飛行艇乗り達のマドンナです。
このサイトでは、過去にもいろいろな経験を持つ彼女の魅力をまとめました。
マダム・ジーナはどんな人？
| 性別 | 女性 |
| 年齢 | 30代前半 |
| モデル | ジーナ・ロロブリジーダ / 宮崎監督の身近にいた女性 |
| 仕事 | ホテル・アドリアーノを経営 / 歌手 |
| 声優 | 加藤登紀子 |
大人の魅力を放つジーナはこの作品のヒロインになります。
ジーナが営むホテル・アドリアーノのお店には、世界中から飛行手乗りが集まります。
彼女はそんな飛行艇乗りに対して、歌を披露します。
美しい歌声に男たちも疲れを癒し「アドリア海の飛行艇乗りは、みんなジーナに一度は恋をする」と言われています。
このお店では、敵も味方もなくジーナの歌声に耳を傾けるのです。
ジーナはポルコに想いを寄せていますが、過去には三度も結婚していて、その結婚相手の全てが飛行艇乗りでした。
結婚相手の3人とも戦死しているので、飛行艇乗りがとても危険な仕事だという事をとても理解しているひとりでもあります。
ジーナの年齢
ジーナの年齢は明確には発表されていませんが、幼馴染の主人公ポルコ・ロッソが1892年生まれの-1893年没の36歳なので、おそらくポルコの年齢に近いのではないかと思います。
3度の結婚の経歴をもち、この大人の魅力ですから36歳という年齢にもうなずけるでしょう。
ジーナのモデルは存在するのか
美しいジーナのモデルとなった人物がいるのでしょか。
こちらも年齢同様、明確な発表はありませんが、作品の映画公開当時は宮崎監督の親しい人だったのではないかという噂はあったようです。
様々な女性が監督の周りには沢山いたと思いますので、魅力的に思った女性をジーナのモデルにしたのかもしれません。
また、イタリアの女優「ジーナ・ロロブリジーダ」がモデルになったのではないかという説もあったとか。
ジーナという名前も同じだし、とても美しい女優さんで日本にも来日したことがあるそうです。
本作品はイタリアのアドリア海が舞台なので、イタリアの女性がモデルになってもおかしくありませんよね。
ジーナのお仕事
アドリア海の海上にあるホテル「ホテル・アドリアーノ」を経営している女性実業家です。
ジーナ自身もこのホテル内のお店で働いていて、夜には歌手として歌を披露しています。
幼馴染だったジーノとポルコが幼き頃、飛行機に乗り空を飛ぶ回想シーンがありますが、その飛行機の機体に「アドリアーノ」と書かれいています。
ホテルの名前はこの機体から取ったのだとしたら、ジーノの心の奥にはポルコと過ごした若い頃が大切なものだったことが伺えます。
とてもロマンチックですね。
ジーナの中の人
ジーナを演じているのは、歌手の加藤登紀子さんです。
歌手である傍ら、作詞作曲・いくつかのTVドラマや映画にも女優として出演されています。
1981年に千葉県に鴨川自然王国を夫の藤本敏夫氏と共に設立し、現在も現地に訪れています。
「生きることは、アップデートすること」という持論を持ち、TwitterなどSNSも積極的に活動の報告等をし活用している。
劇中、ジーナが歌うシャンソン「さくらんぼが実る頃」も加藤さんご自身が歌っていますが、甘く切ない感じが伝わるのは流石ですね。
ジーナの名シーンとセリフ
「ここではあなたの国より、人生がもうちょっと複雑なの 恋だったらいつでもできるけど。」
ジーナが庭で本を読みながらくつろいでいる所にカーチスがやって来て、ハリウッドで映画スターになる話や大統領になる夢を語り、ジーナに求婚を迫ります。
しかし、ポルコが昼間に自分のもとを訪れたらポルコを愛すると、ジーナは自分の中で賭けをしていました。
ジーナがカーチスからのプロポーズを断るシーンで言うセリフで、断り方も大人の女性を感じさせられますね。
「あなたもう一人の女の子を不幸にする気なの」
ポルコとカーチスの決闘の時、ポルコが海中で気絶してしまった時にジーナがポルコへと呼びかけたセリフです。
この「もう一人の女の子」とはフィオの事で、あと一人の女の子はジーナ本人の事なのでしょうね。
ずっとポルコを待っていたジーナの気持ちが浮き出てるひとことですね。
マダム・ジーナまとめ
主人公ポルコ・ロッソを「マルコ」と本名で呼び、ポルコの事を密かに昔から愛していました。
大人の駆け引きがあるものの、やはり恋には素直になることだと教えてくれた気がします。
ジーナは世界中の飛行艇乗りから愛された美しい女性ですが、最終的には人間にもどったポルコと結ばれたように伺えます。
ポルコの赤い飛行艇がジーナが待っていた裏庭に泊まっているからです。ジーナは賭けに勝ったのです。
ジーナの長年の思いがポルコに届いたのでしょう。
また、軍部など幅広い情報網を持っていて、自宅には情報収集用の無線装置も設えているのは、ポルコを中心とした飛行艇乗り全員を愛していたのかもしれませんね。
