ミトという名前に聞き覚えはありますか?「風の谷のナウシカ」において主人公ナウシカに従う者の1人で、劇中でも活躍するキャラクターです。
そんなミトの活躍ぶりについてやミトのことを忘れてしまった方に、ミトについて詳しくご紹介していきます。
ミトの基本情報
名前 | ミト |
所属 | 風の谷 |
身分 | 城オジ |
性別 | 男 |
年齢 | 40歳 |
声優 | 永井一郎 |
ミトの特徴
ミトは右目に眼帯をしていて、いかつい風貌が特徴です。鼻下にはとても立派な髭を生やしていてます。森に入る時には、ナウシカや他の谷の者も付けるような腐海の瘴気を吸わない為のレンズ付きのフードを被ります。服装は他の城オジと同じで、胸元にポケットのある茶色の飛行服を着る姿です。
ナウシカの忠臣でもあり、どんな時にもナウシカを「姫様」として心配し、支えます。また、ナウシカに関しては心底敬意を払っているようで、常に敬語で話します。腐海の毒が原因となった四肢硬化で農作業から離れ、城の守りに就いた男性達である城オジの1人になります。城オジのリーダー格でもあります。
ミトの性格
ミトは心配屋なところがあります。それはミトが慕うナウシカに対してです。ナウシカは度々、蟲がうようよしており瘴気に満ちた腐海の森へ、危険を顧みずに遊びに行っています。そのことをとてもミトは心配していて、落ち落ちしてはいられないようです。
また、時には果敢にガンシップに乗りこなし戦うこともできる勇気のある人物です。そういった点から信用されているようで、ユパの相談相手ともなります。
ミトの仲間
ミトはゴル、ギックリ、ニガ、ムズといった同じく城オジ達と一緒に行動することが多いです。映画では、降伏した風の谷に対してトルメキア軍であるクシャナに人質を要求され、ミトと共にゴルとギックリとニガの3人が同行しました。
その後、谷に戻ってからは協力してトルメキア軍の自走砲を奪って反乱を起こします。ただしゴルとギックリは映画のみの登場のようです。
映画でのミト
映画ではミトは、その場に臨機応変に対応してナウシカやユパと行動を共にすることが多く、ガンシップの砲手や操縦を担当するなどその有能ぶりが披露されます。寿命が近いことが示唆されていたものの、映画では寿命が近いキャラクターはミトではなくゴルへ変更されていて、ミトは生き残っています。
原作でのミト
原作の漫画では、映画の後の話がメインとなって描かれ、ミトはそこにも登場します。そこにはトルメキア軍とは別の土鬼(トルク)という国現れ、ミトは土鬼語を話せるようですが、あまり上手くないようです。
墓場のあるシュワの地では序盤から仄めかされていた寿命の短さからか、死にそうになっていました。しかし、最後までガンシップに乗り活躍する姿が描かれます。
ミトの声優
ミトの声を担当したのは、1931年に生まれた永井一郎さんです。残念ながら2014年に82歳という年齢で死去されていますが、それまでには数々の有名となったキャラクターを演じました。
その代表は、「サザエさん」の磯野波平で1969年から実に45年もの長い間、波平の声を務めました。他にも初代と第2作の「ゲゲゲの鬼太郎」の子泣き爺や「機動戦士ガンダム」のナレーションやデギン・ザビなどがありました。
ミトの名台詞・名シーン
「丈夫というなら姫様は折り紙付きじゃ。だが、腐海遊びまで似ると困るぞ」
ユパが新しく生まれた子供に、ナウシカのように丈夫に育つことを祈ります。しかし、ミトはナウシカと同じく腐海遊びする子は困ると言います。あまり危険なことはして欲しくないというミトの親心が垣間見えるシーンでした。
「なんという世界だ!こんな濃い瘴気は初めてだ」
ミトはクシャナの命令によって、クシャナの乗る船に繋がれたガンシップに乗っていましたが、ペジテに襲われたことでガンシップは腐海の中へと落ちてしまいます。ミトは、今までに自分が踏み込んだことのない瘴気に溢れ、多くのおぞましく蠢く蟲達を森の中に見ました。自分の住む世界の中には、こんなにも人が住めない場所があるということに驚かされたのではないでしょうか。
「さあ、みんな、姫様の言われたとおりにするんだ」
大量の怒り狂った虫達が飛び交い、目を真っ赤にして怒りを示す王蟲達にも屈せず対話しようとしていたナウシカは、ミト達に指示を出してメーヴェで飛び立って行きます。ナウシカのおかげで蟲に食べられずに済んでいて、ナウシカが何度も腐海から戻ってきていることを知っているミトは、静かにナウシカを待つことを決めたシーンでした。
姫に従う家臣、ミト
ミトは何かにつけてはナウシカのことを心配しながらも、心のどこかではナウシカは大丈夫であると信じることのできる人物でもありました。また、城オジとしての仕事を果たしつつ、ガンシップの操縦といった技術も持ち合わせていて、優秀なナウシカの家臣でもおりました。
ミトの姿を映画や原作漫画で更に詳しく見てみてはいかがでしょうか。