マダオの愛称で親しまれている銀魂のキャラクター、長谷川泰三。職を失い本当にダメなオジサンというイメージが強いと思いますが、実はかっこいいシーンや名言もあるんです。今回は長谷川さんの基本情報から、面白いシーン、かっこいいシーン、名言などまとめていきたいと思います。
長谷川泰三の基本情報
名前 | 長谷川泰三(はせがわたいぞう) |
年齢/誕生日 | 38歳/6月13日 |
身長/体重 | 179cm/67kg |
容姿 | サングラス、短髪 |
性格 | 器用貧乏、男の美学を持つ |
家族構成 | 妻 |
声優 | 立木文彦(幼少期:内藤有海) |
初登場 | 漫画:第2訓/アニメ:第7話 |
その他 | 妻とは別居中(離婚はしていない) |
長谷川泰三の特徴、来歴
初登場時は、天人の出入国を管理する入国管理局局長という幕府のもとで働くエリートでした。幕府のもとで働く以上、天人とはうまく付き合っていかなければいけない、と自分の気持ちを殺しながらも天人に媚びるような態度で過ごします。管理局の仕事の一環で、ハタ皇子の脱走したペットを傷つけず保護するというものがあり、その仕事を長谷川は万事屋銀ちゃんに依頼します。万事屋に頼んで物事がスムーズに行くわけもなく、銀時はペスに襲われた新八を助けるため、ペスを斬ってしまいます。長谷川はその時の銀時の言葉に胸を打たれ、文句を言うハタ皇子と爺を殴りました。ハタ皇子は幕府と繋がりがあり、金銭的な援助もしていた重要な相手であったため、当然長谷川はクビになり、妻にも逃げられ、この件を皮切りに無職キャラとして定着していきます。
アニメでは第7話が初登場ですが、原作漫画では第2訓と、実は神楽よりも先に登場しているかなりの古株です。最後の方までメインキャラクターの一人として登場する、銀魂の支えとなる人物です。
特徴としてはサングラスが第一に挙げられます。長谷川は、これは俺の信念、体の一部だとも明言していました。しかし就職活動の際にサングラスを外し、タクシードライバーとして転職するなど、意外とポッキリ信念を折ってしまう場面もあります。また、新八がメガネ掛け器とイジられるように、長谷川も、竜宮篇にて戦闘力を測る際にサングラスが外れた瞬間、昆布一枚分の戦闘力しかなくなる、というようにサングラスが本体キャラいじりをされている場面があります。
長谷川泰三とマダオ
長谷川といえばサングラス(グラサン)ですが、それと同等に『マダオ』というあだ名が長谷川の特徴ではないでしょうか。
元々はアニメ及び漫画16話にて神楽に「まるでダメなオッサン、略してマダオ」と呼ばれたことが「マダオ」の初登場となります。
そんな「マダオ」ですが、「まるでダメなオッサン」以外にもバリエーションがあることをご存じでしょうか?
「まるでダメな夫」
「まっ直ぐ生きても台無しなオッサン」
「まるでダメなお寿司やさん」 「マイケル・ダグラスみたいな男になれ」 「真っ当なダイナマイトボディの大人の女」などなど。
様々な使用例があるので、是非皆さんも「マダオ」を応用してみてはいかがでしょうか。
長谷川泰三のモデル
長谷川のモデルはあまりイメージできないと思いますが、実は長谷川平蔵(本名:長谷川宣以)という人物がモデルです。この人物は「鬼平犯科帳」の主人公「鬼平」として時代劇、時代小説などで知られる人物です。無職だったり、裁判に掛けられたりしている銀魂の長谷川とはイメージがかけ離れていますよね。
長谷川泰三の声優、実写版
長谷川の声優は二人おり、幼少期の声優は内藤有海さんです。
内藤さんは賢プロダクション所属、北海道出身です。アニメ作品は「アイカツスターズ!」や「恋と嘘」などに出演しています。アニメ以外に、吹き替え作品にも数多く出演しています。
メインの声優は立木文彦さんです。
立木さんは大沢事務所所属、長崎県出身の方です。「聖戦士ダンバイン」というアニメでデビューし、「BLEACH」の更木剣八、「新世紀ヱヴァンゲリヲン」の碇ゲンドウなど数々の有名な作品に出演しています。アニメ作品だけでなくナレーターとしても活躍している方です。
そしてなんと、立木さんは実写版ドラマ「銀魂2」の実写キャストで、長谷川泰三役を演じています。
他のキャストと違い、声もアニメと同じなのでかなり完成度が高いのではないでしょうか。サングラスがよく似合い、様になっていますよね。
また、「銀魂」内では、声優が立木さんという共通点から、「ヱヴァンゲリヲン」の碇ゲンドウネタが出ることもありました。
長谷川泰三の名シーン、名言
ここでは、長谷川の面白いシーン、かっこいいシーン、それに伴う名言を紹介していきます。
マダオの観察日記
なんといっても外せないのはアニメ第188話「観察日記は最後までやりきろう」です。シーンというよりは話全体が面白いので、未視聴の方には是非見ていただきたい話です。大五郎という子供に、長谷川が「マダオ」として観察され、飼われ、そして成長していく話です。大五郎の成長にも注目です。
竜宮篇…ホントに一人じゃなかった
ここはどちらかというと新八メインのシーンになってしまいますが、このシーンはアニメでも、漫画でもかなりインパクトの強いシーンではないでしょうか。男性二人の全裸シーンです。竜宮城に流れ着き、各々がみんなの前では出来ない、言えないことをするというシーンの内の一つです。
ここは侍の国だ 好き勝手させるかってんだ
長谷川のかっこいいシーンを紹介します。長谷川初登場にして、クビとなる直前のセリフです。幕府にとっては重要な相手となるハタ皇子、そしてその付き人爺を殴ったシーンのものです。この直後銀時や新八に「絶対にクビだ」と言われシュールなシーンになってしまっていますが、仕事や安定より、自分の信念を貫くことを選び行動したかっこいい場面です。
堅実に地道にコツコツ努力している奴等には敵わない
「結局堅実に地道にコツコツ努力している奴等には敵わない。そう、たった一発で強くなろうなんて考えてる連中はしょせん何年も何十年も日々地道に鍛錬をくり返す。奴等に勝つことなんてできやしないんだ」
これはアニメ第147話にて、吉原炎上篇にて、自分達の到底及ばない敵と対峙し、強くなろうと決意した神楽と新八に対して長谷川が発言したものです。このセリフも、最終的にはギャグ路線に落ち着いてしまいますが、このセリフ以外にも、コツコツ働いて稼ぐことに勝るものはない、という旨の話を長谷川はしています。無職になる前、コツコツと我慢しながらも働いていた長谷川だからこそ出せるセリフかもしれませんね。今となっては銀時とパチンコやギャンブルでお金をスっている人のセリフとは思えませんね。(だからこそ出るのかもしれませんね。)
長谷川泰三の魅力
以上、長谷川泰三の情報や、名言、名シーンをまとめさせて頂きました。長谷川は銀魂において、基本的にはネタ回で活躍することが多いです。しかしそんな中にもカッコよさや、信念を貫く男らしさを感じる場面が多くあります。そして銀魂の中ではかなり人間味があるキャラクターであると言えるでしょう。
長谷川の「まるでダメなオッサン」ではなく「まじでダンディな男前」の「マダオ」な部分にも是非注目してみて下さいね。