漫画、アニメ、映画と大人気作品「銀魂」に登場する『ハタ皇子』。央国星という星の皇子である彼。
宇宙中で様々な生物をコレクションし、愛でている『ハタ皇子』の活躍や、気になる過去、兄弟の事まであれこれ解説します。
ハタ皇子のプロフィール
名前 | ハタ |
年齢/誕生日 | 不明/4月17日 |
身長/体重 | 152cm/80kg |
性格 | 自己中心的、優しい |
家族構成 | 兄 |
声優 | 坂口候一、雨澤裕貴(少年期) |
初登場 | アニメ「銀魂」第7話 |
ハタ皇子の特徴
ハタ皇子は地球外生物、いわゆる「天人(あまんと)」です。央国星(おうこくせい)という星で王族に生まれ、皇子です。
性格は皇子という立場から自己中心的ですが、生き物を愛する優しい心の持ち主でもあります。度々「バカ皇子」と呼ばれています。一人称は「余」で、間の抜けたしゃべり方です。
薄い紫の肌で、背は低めで太っています。丸い小さい眉毛に細い目で、恰好は青や赤、黄色などが使われたカラフルな服です。額の中心に触覚(チダンネクスコ)が一本生えているのが央国星の人々の特徴です。
ハタ皇子の過去
ハタ皇子は「央国星」の三男として生まれました。長男は「ドラゴニア」、次男は「バルカス」です。
まだハタ皇子の若き日に、国王である父が亡くなります。長男・ドラゴニアは亡くなったとされていた為、時期国王を「バルカス」『ハタ』のどちらにするかで揉めていました。「バルカス」は自ら身を引き国を出ていきます。ですが『ハタ』は兄の「バルカス」こそ国王になるべきとの思いから、あえて国王の座には就かず「皇子」として生きています。
ハタ皇子の兄弟
央国星では額に生えている触覚を「チダンネクスコ(略してチンコ)」と呼び、それが大きければ大きいほど優秀とされています。
長男の「ドラゴニア」はチダンネクスコがとても長く、乗馬中にチダンネクスコが引っ掛かり崖下に落ちてしまいます。長らく死んだと思われていましたが、攘夷志士・桂小太郎(かつらこたろう)の相棒の『エリザベス』がひょんな事から過去の記憶を思い出し「ドラゴニア」だと判明します。
次男の「バルカス」は、才気溢れる誠実な人物ですがチダンネクスコが小さいという欠点を持っています。王位継承の際に内乱を避けるため、自ら辞退して国を出て「紫雀」と名乗り戦場に身を置きます。その後「アルタナ解放軍」を立ち上げる一人となっています。
アニメ「銀魂」銀ノ魂篇(第342話~)で、それぞれ違う環境にいた兄弟たち三人は再会します。
ハタ皇子の地球での騒動
ハタ皇子はかわいい(奇妙な)生物を集める為に地球に行きます。最初に登場した時は、連れてきていたタコのような姿のペット「ペス」が江戸で行方不明になってしまいます。入国管理局局長・長谷川泰三(はせがわたいぞう)は主人公・坂田銀時(さかたぎんとき)率いる『万事屋』に依頼して「ペス」の捜索をします。
ハタ皇子は無傷で「ペス」を捕獲してほしいと頼みますが「ペス」は凶暴化し、万事屋・志村新八(しむらしんぱち)を襲います。坂田銀時はやむなく「ペス」を殺める事に決めて決着をつけます。ハタ皇子は「ペス」の事を大変可愛がっていた為、長谷川泰三に「国際問題だ」と責任を取るよう求めます。
人命がかかっていた事もあり、自分勝手なハタ皇子に腹を立てた長谷川泰三はハタ皇子を殴り飛ばします。長谷川泰三が責任を取ってクビを切られた事で国際問題になることもなく、ハタ皇子はその後も度々地球に行っています。
ハタ皇子の声優
アニメ「銀魂」でハタ皇子の声を担当したのは『坂口候一(さかぐちこういち)』です。幼少期のハタ皇子の声は『雨澤裕貴(あめざわゆうき)』が担当しました。
『坂口候一』は本作で他にも志村新八の父や、タモサン等数人の声も担当しています。アニメの他に特撮作品にも多く出演しています。『雨澤裕貴』は歌が得意で、NOAHという名前で歌手として活動もしています。
ハタ皇子の名言・名シーン
ちょっとクセのある「ハタ皇子」の名場面、名セリフをご紹介します。
「チンコ(チダンネクスコ)だけで即鞍替え!?」
アニメ「銀魂」銀ノ魂篇(第342話~)で、ハタ皇子と行方知れずとなっていた長男・ドラゴニアが再会するシーンです。
王位継承の時にハタ皇子を推薦する一派と敵対していた者達に追い込まれていたハタ皇子達でしたが、エリザベスに巨大な「チダンネクスコ」が生えていたことでバルカスだと判明し、敵対していた者達さらにはハタ皇子の部下がバルカス(エリザベス)を崇め称えていてハタ皇子はツッコミをいれました。
「今に地球で珍妙な生き物に出会ったのが運の尽きであった」
地球の危機に、手を貸していたハタ皇子。敵の母艦で兄・バルカスや地球の侍達が戦い、母艦の敵は鎮圧したものの船は壊れてしまい脱出することもできずに地球に墜落しようとしていました。
兄・バルカスは地球を救うために「自分たちが乗っている船を破壊してくれ」とハタ皇子に伝えます。ハタ皇子は船も地球も壊したくないと考えます。地球の人類をも愛するハタ皇子の優しさがわかる名場面です。
兄を想い、生き物を愛する優しい性格のハタ皇子
ハタ皇子は天人として地球にやってきて、最初こそ迷惑な騒動を起こしていました。ですが、本当は心が綺麗で思いやりのあるハタ皇子。最後にはとてもいいやつになっています。