【鋼の錬金術師】アルフォンス・エルリックの特徴や能力、性格を詳しく紹介!

アルフォンス・エルリックは「鋼の錬金術師」の二大主人公のひとりです。肉体を失い、魂だけの生活で、肉体を取り戻す旅の中、何度も苦難を乗り越えました。

そんなアルフォンスの特徴や性格、能力などについて詳しく紹介していきます。

アルフォンス・エルリックの基本情報

【鋼の錬金術師】アルフォンス・エルリックの特徴や能力、性格を詳しく紹介!

『鋼の錬金術師』(C)荒川弘/スクウェア・エニックス

アルフォンス・エルリックの特徴

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『鋼の錬金術師』(C)荒川弘/スクウェア・エニックス

人体錬成のより肉体を失う

母親を亡くした後、兄のエドワードと共に、禁忌とされていた人体錬成を行い母親を生き返らせようとしました。しかし、人体錬成は失敗し、代価としてアルフォンスは全身を、エドワードは左足を真理の扉の向こう側に持っていかれることになりました。

そこで、エドワードは自らの右腕を代価にして、アルフォンスの魂だけを側にあった鎧に定着することに成功させたのです。それからふたりは、アルフォンスの肉体を取り戻すための旅に出ることになりました。

錬成陣無しで錬成術が使える

真理の扉の向こう側に入った人物は、例外なく錬成陣無しで錬金術が使えるようになります。しかし、その代価として肉体の一部を失うことになるのですが、錬成陣無しで戦えることは、他の術師に比べてかなり有利です。

両手を合わせ、錬成したい物に触れ、何に錬成したいのかを思い描くだけで、術として完成します。地面や壁を利用して、防壁を作ったり、棘状にして攻撃したりが可能です。

錬成陣を壊されると消滅してしまう

アルフォンスの魂が宿っている鎧の内側には、エドワードが血で描いた錬成陣が付いています。その錬成陣があることで、アルフォンスは魂と鎧を繋ぎとめているのですが、もし、この錬成陣が壊されてしまうと、魂も消滅してしまうのです。

そのため、鎧は壊されても、錬成陣だけは守らなくてはなりません。

イズミ・カーティスの元で錬金術を学ぶ

アルフォンスが8歳の時に、イズミ・カーティスの元で錬金術を学ぶことに。錬成陣や錬金術には代価が必要であることを始めとして、生き物の命で世界は出来上がっていることも教えられます。

格闘術などもそこで習うのですが、これによってアルフォンスの格闘の才能が開花したと言えるでしょう。

自己犠牲によってエドワードの危機を脱出

最終決戦の場で、エドワードがお父様ことフラスコの中の小人を追い詰めるのですが、左腕に鉄骨が刺さってしまい、身動きが取れない状態に。アルフォンスも動けない状態になっていたので、助けに行くことができません。

そこで、アルフォンスは、自らの体に錬金術を掛けると、自分の魂を代価にして、エドワードの肉体を元に戻すようにしました。すると、エドワードの失った右手が戻り、それによってエドワードは危機を脱出。

フラスコの中の小人を倒すことに繋がりました。しかし、そこにはアルフォンスの魂が抜けた鎧がぽつんと残ることになったのです。

最後の人体錬成によって肉体を取り戻す

エドワードは、アルフォンスの魂が失われたことを見て、最後の錬金術を行うことに。それは、二度目の人体錬成でした。真理の扉の前に立たされたエドワードは、何を代価に弟を取り戻す?と質問されます。

そこで、自分の持っている真理の扉を差し出すことにしたのです。真理の扉を差し出してしまうと、錬金術は二度と使えなくなりますが、そんなことは構わないとして、アルフォンスは元の肉体を取り戻すことになったのです。

再び旅に出る

身体を取り戻したアルフォンスは、2年後に旅に出ることを決めます。等価交換の錬金術に対して疑問を持ち、錬金術に困っている人間をひとりでも救いたいと思ったからです。

そして、エドワードと協力して、東西に分かれて世界を旅することになりました。

アルフォンス・エルリックの性格

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『鋼の錬金術師』(C)荒川弘/スクウェア・エニックス

温和で優しい

アルフォンスの性格は、兄とは違い落ち着いていて、誰に対しても優しく丁寧に振る舞うことができます。そのため、兄とは違いたくさんの人間に好かれていて、助けてあげたいと思われる存在になっているのです。

信念をしっかり持っている

アルフォンスは選択を迫られる局面でもオタオタすることはなく、自らの意志をはっきり持って答えようとしています。確固たる意志と決意の持ち主で、味方としても心強い場面を何度も見せてくれました。

アルフォンス・エルリックの能力

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エドワードと同じように錬成陣無しでの錬金術が可能ですが、エドワードほどの威力や規模は錬成することができません。しかし、体術が得意でエドワードが勝てないと話すほどの腕前です。

錬成陣に関する研究などもエドワードと行っていたことから、頭も相当賢いことが分かります。

アルフォンス・エルリックとエドワードの関係

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エドワードとの関係は、始めは互いを気遣うばかりの毎日でした。母親を人体錬成したことが関わってくるのですが、旅の最中に腹を割って話したことで、お互いの気持ちを知ることができ、負い目を感じることも無くなりました。

そこからは、ブレることも迷うこともなく、アルフォンスの身体を取り戻すという目的に向かって、真っ直ぐ一緒に突っ走っていたのです。

アルフォンス・エルリックの声優は釘宮理恵さん

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アルフォンス・エルリックの声優を担当するのは、釘宮理恵さんです。

アルフォンス以外にも「灼眼のシャナ」のシャナ、「ドキドキ!プリキュア」の円亜久里、「ゼロの使い魔」のルイズ、「THE IDOLM@STER」の水瀬伊織、「とらドラ!」の逢坂大河、「東京喰種トーキョーグール」の鈴屋什造、「銀魂」の神楽なども担当しています。

アルフォンス・エルリックの名セリフ・名シーン

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『鋼の錬金術師』(C)荒川弘/スクウェア・エニックス

アルフォンスには、肉体を失ってしまったからこその、孤独や希望のセリフがあるので紹介していきたいと思います。

「自分の非力のせいで人が死ぬなんてもう沢山だ!守れたはずの人が目の前で死んで行くのを見るのはもう我慢できない!」

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ラストとの戦いの中で、リザがどん底に叩き落され、戦うことを諦めてしまったのですが、アルフォンスはそんなリザを守ろうとします。

ラストは、リザは死にたがっているのに何故庇う必要がある?と話すのですが、アルフォンスはこのように返しました。

「…でもやっぱりダメだ もう…もう…一人の夜はいやだよ…!」

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アルフォンスが初めて本音を漏らした時のセリフです。肉体を失ったことで、寝る必要がなくなったのですが、それによりみんなが寝ている時間は一人ぼっちでした。

毎日それが続いているとなると、精神が病んでしまうのも無理はありません。そんな孤独を抱えていたことをエドワードも知らないので、衝撃と言えます。

「なんで「元の身体を取り戻してかつ皆も救う」が選択肢に無いんだよ」

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キンブリーに何かを得るためには何かを切り捨てるしか無いと言われるのですが、アルフォンスはこの言葉で返します。等価交換が錬金術の原則とされているのですが、その縛りに囚われない考え方が必要だというです。

アルフォンス・エルリックは、人の絆で身体を取り戻した

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アルフォンスは、人体錬成によって肉体を失うことになりましたが、そこからエドワードと旅をすることでたくさんの人と出会いました。それにより、新たな関係が出来たり、見聞を広めたり、心の成長にも繋がっていったのです。

そんな人との絆があったからこそ、最後の戦いでは多くの人間が集まり、肉体を取り戻すことになったと言えるでしょう。それもアルフォンスの人柄の部分が大きかったのも見ていて分かります。