ハクロは、マスタングの後任として東方司令部へ就任した軍人です。周りがどんどん出世しいくのを見てかなり焦っているキャラでもあります。そんなハクロについて、特徴や性格などを詳しく紹介していきます。
ハクロの基本情報
名前 | ハクロ |
性別 | 男 |
所属 | 東方司令部少将 |
能力 | 無し |
誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 堀川仁 |
初登場 | 第4話「車上の戦い」 |
家族 | 妻と子ども2人 |
ハクロの特徴
軍部の少将
ハクロは、東方司令部ニューオプティン支部勤務の少将です。マスタングが元々東方司令部にいたのですが、本部に呼び戻されたことにより、後任としてそのポストに就くことになりました。
ハクロからすると、自分よりもずっと若いマスタングが本部で活躍することを快く思っていなかったので、妬んでいます。
家族旅行中に襲われる
ハクロが家族旅行中に東部過激派「青の団」に襲撃されることになりました。走っている列車を乗っ取られ、真っ先に狙われて人質に取られることに。しかし、エドワードとアルフォンスが偶然同乗していたことで「青の団」は後方車両から少しずつ倒され、状況が変わります。
うろたえ出す「青の団」を見てハクロは、強気に降伏を勧めるのですが、相手も聞く耳を持ちません。それどころか、ハクロの左耳を撃ち抜いてしまいました。これにはハクロも驚き、ただ大人しく従うことしかできません。
その後、エドワードとアルフォンスによって「青の団」は無事に捕まえられることになりましたが、ハクロの面目は丸つぶれのような形となりました。
グラマン中将が嫌い
ハクロは、マスタングのことを嫌っていますが、上司のグラマン中将のことも気に入りません。そのため、グラマンの動向を伺い、東方軍と北方軍の合同演習の視察に訪れたブラッドレイに、マスタングの陽動にグラマンが囮になっていることを密告。
しかし、この密告することもグラマンの計算の内だったので、手のひらで踊らされているのがよく分かります。
ハクロの性格
器が小さい
ハクロは、とにかく器が小さいので、自分の気に入らない人間が軍部にいると、その存在を認めようとしません。マスタングのことは若造で意見を聞き入れないため気に食わないと感じていましたし、グラマン中将のこともきな臭いとずっと思っていました。
そのため、太いものに巻かれろの精神でいるため、ブラッドレイに忠実とも言えるでしょう。その一方で、自分の意見を持っていないので、上に立つ人間には相応しくもありません。
家族思い
仕事では嫌われそうな立ち位置にいるハクロですが、家族の前では優しい父親でいます。家族のことを第一に考えているからこそ、強盗団に襲われた時も毅然とした態度で構えていました。
しかし、実力が伴わないため、返り討ちにあったりと悲惨な目に…それでも家族を思って行動していることが分かります。
ハクロの能力
ハクロは、周りが国家錬金術師ばかりなので、何か能力を、持っているのでは?と思われますが、何もありません。錬金術に関しても特に知識もないので、軍人としてただ指揮を取るだけの存在です。
しかし、少将でもあるので、指揮官としての能力はそれなりにあるのだと思われます。残念ながら、指揮官として活躍している場面は見られません。
ハクロの声優は堀川仁さん
ハクロの声優を担当するのは、堀川仁さんです。
ハクロ以外にも「スーパーロボット大戦OG-ジ・インスペクター-」のテツヤ・オノデラ、「BLUE DRAGON」のサーベルタイガー、「湾岸ミッドナイト」の城島洸一、「新釈 戦国英雄伝説 眞田十勇士」の宇喜多中納言秀家、「神魂合体ゴーダンナー!!」の芝草、「デジモンアドベンチャー」のデジタマモンなども担当しています。
ハクロの名セリフ・名シーン
ハクロは、能力を持たない普通の軍人だからこそ、性格を表したセリフや場面があるので紹介していきます。
「今のうちに降伏することを考えておけ 下衆どもめ」
青の団に銃を突きつけられた状態でも、あくまでも強気でこのようなセリフを口にしました。しかし、相手を逆撫でさせるだけで、耳を撃ち抜かれてしまうことに。
自業自得とは言え、銃を構えている相手に向かって、ここまで話せるハクロのハートの強さに感心します。
ブラッドレイに密告
出世街道から外れてしまっているハクロが、どうにかしてブラッドレイに認めてもらうために、グラマン中将とマスタング大佐の計画のことを密告します。
小者だから、自分の保身のために動いているのですが、軍人にもいろいろな人間がいるのだから、このようなことが起こってもおかしくはありません。
ハクロは分かりやすい普通の人間!
「鋼の錬金術師」には、能力を持つことで苦悩している人物がたくさんいます。しかし、そんな中で軍人の中でも全く能力を持たず、出世のことばかり考えている人物もいるのです。
それがハクロですが、能力者同士の争いの中で淡々と上を目指しているのがよく分かります。しかし、そんな小者感が漂っているので、周りの人間もそれを利用して上手に動かしていました。
悲しい存在ですが、人間らしいと言えば人間らしいと言えるでしょう。