「HUNTER×HUNTER」ヨークシン編にて登場する、マフィアン・コミニティーのトップ10人で構成される「十老頭」に雇われるマフィア専属の殺し屋部隊である《陰獣》。
構成員10名がそれぞれ念能力者であり、かなりの実力者でもあります。
その中でも一際大柄な、アロハシャツを着たどこかだらしない風貌をした男が「梟」です。
ヨークシンで開催されるオークションのお宝を秘密裏に運び上げ、そして一度はあの幻影旅団の一人ノブナガすらも手中に収めた「梟」の念能力と、彼の生存or死亡説について迫ります。
梟のキャラクター
名前 | 梟(コードネームであり本名は不明) |
性別 | 男 |
所属 | 陰獣 |
念能力系統 | 具現化系と推定 |
念能力名 | 不思議で便利な大風呂敷(ファンファンクロス) |
念能力 | 対象を念で具現化した大風呂敷のサイズに縮小し閉じ込める事ができる能力 |
声優 | 鈴木淳(第1作1999年から放送) / 山中真尋(第2作2011年から放送) |
初登場 | 9巻 |
ハンターランク | 不明 |
その他 | 競売任務では念能力から主に運搬を担当していた |
梟の所属する陰獣とは?
まず、梟が所属する陰獣という組織についてご説明しましょう。
陰獣とはマフィアによって構成されるマフィアン・コミュニティーの上層部10人《十老頭》に雇われる特殊殺し屋部隊の事を指します。
マフィアとはあくまで殺しを脅しの材料に使うのであって、殺し自体は得意ではないのです。そのため、有事の際に動くことができる殺しに特化した部隊として彼らは雇われています。
各マフィア組織のトップが選出した武闘派の強者揃いということもあり、彼らの念能力は非常に強力です。それぞれが動物のコードネームを持ち本名を伏せて活動していました。
間違いなく念能力者としては一流の腕ではありましたが、圧倒的な力を持つ幻影旅団の前に陰獣は壊滅してしまいます。
梟の念能力《不思議で便利な大風呂敷》について紹介!
それでは、陰獣の一人である梟の念能力についてご説明していきましょう。
梟の念能力は《不思議で便利な大風呂敷》、通称ファンファンクロスという具現化系の念能力。
能力は具現化した大風呂敷で対象を捕獲し、包まれた相手を持ち運びできる程の小ささに縮小してしまう能力です。
梟の念能力の使い方①競売での運搬
梟は開催されるオークションでは主に出品物の運搬と管理を担当していました。
原作8巻でオークション会場を襲撃した幻影旅団は出品物がなくなっていることに気が付きます。それは既に梟が能力で移動させた後だったからです。
金庫に保管していたオークション出品物を全て収める事が出来ることから、梟の念能力でもある大風呂敷はかなりの容量があることがうかがえます。
梟の念能力の使い方②vs幻影旅団
梟はウヴォーギンを捕らえたクラピカ達の車を追う幻影旅団一向の前に現れ、自身の念能力を発動します。
すぐにマチやフェイタン、シズク、シャルナークの4人は相手に気付き車を脱出します。
ですが、車の後方座席の中央にいたノブナガと車本体は大風呂敷に捕縛され、そのまま小さくなってしまいました。
また梟が手にした小さくなった大風呂敷の中でノブナガの叫ぶ声が漏れている所を見ると、大風呂敷に包まれたからといって命を奪う力ではないようです。
梟の生死は、生存説or死亡説!?
梟を含む陰獣は、ウヴォーギンとその後を追う幻影旅団によって壊滅させられてしまいます。
ですが、梟だけは情報を引き出す捕虜として捕縛されフェイタンに拷問を加えるシーンがあります。顔に袋をかぶされていますが、その服装から梟と見て間違いないでしょう。
梟はクロロに能力を奪われていた!
拷問後の梟の生死について明確な描写はありませんが、その後幻影旅団の団長であるクロロと、キルアの祖父であるゼノ、父であるシルバと対決する際彼の念能力である《盗賊の極意》の一ページに梟らしい男の姿が載ったページが映ります。
クロロの念能力《盗賊の極意》は相手の念能力を奪い、本の中へ収め、自身で使う事ができる能力です。
最強に思えるその力ですが、使用に辺り厳しい条件があり①相手の念能力を実際に自らの目で確認する②奪う相手の念能力についてを質問し、相手がその問いに応える③念能力で具現化した本の拍子にある手形に、奪う相手の手形を合わせる④上記3つの条件を一時間以内に完遂するという非常に難易度の高い制限があります。
また、最大のデメリットとして念能力を奪った相手が生きている事が前提であり、奪った相手が死亡するとその念能力は使用不可になってしまいます。
梟は生きている!?
最強の暗殺一家であるゼノと対峙した際、クロロはゼノを生け捕りにするためにと盗んだ念能力の一つを本から取り出します。
正式に念能力の名前は明記されていませんが、直前のクロロが開いたページに載っていた男の顔と特徴ある大風呂敷から梟から盗み取った念能力《不思議で便利な大風呂敷》とみて間違いないでしょう。
クロロの念能力は、念を奪い取った相手が生きている状態でないと引き出すことができません。
つまり、この時点では梟はあくまで「生きている」(生存状態は不明)とみて間違いないでしょう。
尚、この後梟がどうなったのかは本編では描かれておらず、生存しているのか死亡しているのかは不明となっています。
梟の名台詞と名シーンについて紹介!
ここでは梟の名台詞と名シーンについて紹介していきましょう。
やっぱタダ者じゃねーなお前ら、あの一瞬に扉をあけて脱出する反応の鋭さはよ。警戒に値するぜ
この台詞はウヴォーギンを捕らえたクラピカ達を追う幻影旅団の車の前に、梟が念能力《不思議で便利な大風呂敷》を発動した際に口にしたものです。
この時、圧倒的な力を持つ幻影旅団と対峙しながら梟は幻影旅団の一人であるノブナガの捕縛に成功しています。
ノブナガが車の後部座席中央という脱出しづらい場所に座っていたことを考えても、幻影旅団メンバーを無傷で捕縛に成功したことを考えると彼の能力が非常に強力であることがうかがえます。
また、他の陰獣たちがウヴォーギンを含む幻影旅団に対してどこか舐めた態度を取っているのに対し、彼は相手を見極め警戒するべき相手だと即座に判断しています。
このシーンから梟は非常に冷静で、かつ実力のある男であることが分かります。
梟はかなりの実力者!
ヨークシン編で登場し、幻影旅団を前に壊滅してしまった陰獣の一人≪梟≫。
幻影旅団の圧倒的な強さに、一見念能力者としても実力は低く見られがちですが間違いなく彼の能力はかなり強力です。
事実、ゴンやキルアですら歯が立たなかったノブナガを一瞬で捕らえることに成功しています。
念能力としてもかなりユニークであり、気にいった念能力しか奪わないクロロがその力を欲したことからも梟の実力が分かりますね。