【ジョジョ】エンヤ婆のスタンドが強い?息子との関係は?声優や名セリフを紹介

第3部より登場したエンヤ婆は、スタンド能力の始まりや敵であるディオとの関わりを語る上では、必要な存在となります。

そんなエンヤ婆がどのようにしてスタンド能力に関わったのか、エンヤ婆の持つ「弓」と「矢」とはどんな物であるのか、気になるのではないでしょうか。今回はその点を踏まえて、エンヤ婆の名台詞・名シーンなども紹介します。

エンヤ婆の基本情報

【ジョジョ】エンヤ婆のスタンドが強い?息子との関係は?声優や名セリフを紹介

©荒木飛呂彦 / 集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会

エンヤ婆の特徴

通称は「魔女エンヤ婆」、本名はエンヤ・ガイルで画集で初めて本名が判明します。アイルランド出身の女性歌手のエンヤが由来です。ディオに弓と矢を与えて、スタンド能力の発現方法と存在について教えるだけでなく、更にディオと結託して承太郎達にスタンド能力を持つ刺客を差し向けました。

老婆に削ぐわない程の驚異的な体力を持っています。初登場時は一般的な老婆のような体型をしていたものの、回を追うごとに頭身が低くなったデフォルメされた小柄なおばあさんの姿として描かれるようになった。

第3部以降の物語の根幹を成す「スタンド」の要素を語る上では欠かせない存在であり、第4部の「ダイヤモンドは砕けない」でも名前が登場し、平行世界が舞台であるはずの第7部にも酷似する人物がいます。

エンヤ婆と息子

息子には「ハングドマン(吊るされた男)」のスタンド使いのJガイルがいて、非人道的な男にも関わらず溺愛しており、息子共々、両手が右手になっています。Jガイルの死を知った時には「心の清い誠実なお前が死ぬなんてさぞ卑劣な真似をされたんだろうね」と発現する程、息子を愛していたようです。

ポルナレフの妹をなぶり殺しにしたJガイルが仇討ちされてからはポルナレフだけではなく、Jガイルとコンビを組んで承太郎達を倒しに行ったホル・ホースにも息子を見殺しにして逃げたという見解を持っていました。

憎悪と恨みしか感じていなかったホル・ホースが、承太郎達より先に1人でやって来た時はスタンドで殺害してしまいました。

「スタープラチナ」との戦闘

ディオにエンヤ婆は心酔したことで人生を見守る為に仕え、ディオ自身が承太郎らに手を下そうとするのを止め、7人のスタンド使いを刺客として送ります。しかし、誰1人として帰らなかったことで取り乱し、復讐として抹殺に向かいます。「ジャスティス」による幻覚を使って、おどろおどろしい墓場を一見すると普通の町に見せかけ、宿屋の女主人を装って承太郎達に近づきました。

死人までもを操って、特に恨みを持ったジャン・ピエール・ポルナレフを追い詰めたところに、追いついた承太郎をその時使っていた偽名でなく本名で呼んでしまう失態を侵します。

化けの皮が剥がれたエンヤ婆は、承太郎と闘います。物理攻撃の通らない「ジャスティス」は承太郎の「スタープラチナ」に有利と思われまていたものの、スタンドそのものを頭部から吸引されたことで呼吸困難になって敗北することになります。

敗北したエンヤ婆

エンヤ婆はディオの情報を吐かせる人質として殺されずにいましたが、口封じに出現したスティーリー・ダンのスタンドで、エンヤ婆の体内に埋め込まれていた肉の芽をを成長、そして暴発させられます。

これはエンヤ婆の異常な性格を知っていて、制御を失った歳の為の抑止力であったのでしょう。肉の芽は信じて敬愛までしていたディオに信用されていなったことの現れであっても、エンヤ婆はディオの能力について語ることなく死亡していきました。

第4部のエンヤ婆

第4部「ダイヤモンドは砕けない」では、撃った相手にスタンド能力を目覚めさせる「矢」は、主人公の東方仗助の敵となる虹村形兆や音石明などを経由し、吉良吉影に与えていたとして回想にて登場しました。その「矢」は何人もの人に撃たれ、新たなスタンド使いを生み出しました。

第5部のエンヤ婆

第5部の「黄金の風(ゴールドエクスペリエンス)」では、ボスであるディアボロが以前にエジプトで6本の「矢」を発掘し、それをエンヤ婆が高額で5本も買いとる場面があります。ディアボロの元に残った1本はその後、ポルポの元へ行き、5部の主人公ジョルノが行方を追いました。

第7部での登場

ポコロコに「人生最高の至福の時期がやってくる」という不思議な占い結果を残した「ジプシーの女」が登場します。エンヤ婆として登場する訳ではないので名前は不明であり、恐らくエンヤ婆の生まれ変わりであるか似た別の人物であるかと思われます。ここでは3部のような悪事は一切働いておらず、ポコロコに助言を残す以外の登場場面はありません。

ジャスティスの能力

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©荒木飛呂彦 / 集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会

王冠を頭に乗せた巨大な骸骨の外見をした霧のスタンドです。スタンド名はタロットの大アルカナ11番目のカード「ジャスティス(正義)」が由来です。

霧を操ることで人々に幻覚を見せられ、効力は実に広大で強力なものであり、荒野の墓地に町自体を1つ丸ごとに再現可能です。

また、死んでいても対象の傷からその体に侵入し操ることができ、操る時は傷口の血液を蒸発させて穴を作り、中に霧の糸を通して操ります。同時に使う体の数に制限はないようで、本人としては1000体でも操れるだろうという認識を持っているようです。

身体の一部が僅かでも傷つけられると傷口から侵入されます。なおかつ「ジャスティス」の支配下に置かれるので予防や対策が難しく、本体を狙っても幻覚と大量の死人に阻まれ、捕らえるのは困難です。

純粋なパワーだけで見ても劇中でトップクラスで、スタンド自体が霧の性質であるので、物理攻撃は全て無効化されてしまいます。よって、射程距離と持続力に関しては優秀であるが、逆に「ジャスティス」自身にも基本的には攻撃力はなく、成長力や機動力も劣ります。

エンヤ婆の声優

エンヤ婆の声優は、メディアによって異なります。格闘ゲームでは高木早苗さん、オールスターバトルでは三輪勝恵さんです。

OVAでは「美少女戦士セーラームーン」のセーラーヴィーナスの深見梨加さん、テレビアニメでは「電脳コイル」のメガばあなど多くのおばあさんを演じた鈴木れい子さんです。特にテレビアニメでは主人公である承太郎の声優よりも先に決まったそうです。

エンヤ婆の名台詞・名シーン

「かわいい息子よォ~体中にこんな傷を負って死んでいったのだね~~ッ!お前と同じ苦しみは!お前と同じこの聖痕の痛みで感じるよぉぉぉぉぉぉ!!さぞつらかったろうねえ――――!!」

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©荒木飛呂彦 / 集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会

老いてもなお最愛である息子のJガイルの死を知ったエンヤ婆は、同じ痛みを体に感じた上で、心底息子の死を悲しみました。

「おのれッ!憎っくきポルナレフッ!花京院ッ!そして承太郎に老いぼれジョースターッ!今度はこのエンヤ婆が貴様らの相手じゃッ!わし自身のスタンド!「正義」のカードがのォォォォォォォ~ッ!!」

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©荒木飛呂彦 / 集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会

Jガイルの死んだ原因である承太郎の一行は、エンヤ婆にとって仇以外の何者でもありませんでした。自らの手でその仇をとる為に、エンヤ婆自慢の「ジャスティス」のスタンドの力を行使して、承太郎一行を皆殺しすることを誓いました。

スタンド使いを生み出した存在

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©荒木飛呂彦 / 集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会

ジョジョの3部以降で使われてるスタンドを生み出す原因となった弓と何本もの「矢」を所持していたエンヤ婆はディオに協力し、ディオがいなくなった後もジョースター家の物語が続く要因となりました。

そして、スタンド使いとしても非常に強力であり、ディオの次に恐ろしい敵であったと言えるのではないでしょうか。