【ジョジョ】メローネのセリフが気持ち悪い!スタンドが異端すぎる!?

メローネは、「ジョジョの奇妙な冒険 第5部~黄金の風~」に登場するスタンド使いで、暗殺チームの一員。暗殺チームは、ボスの娘トリッシュを奪ってボスの弱点を探ろうとしており、ボスにとっては裏切り者です。メローネは他に類を見ないようなスタンド使いであり、その性格もかなりヤバめ。誰とも組まず一人でブチャラティらに挑戦しており、自分への自信に満ち溢れているようです。

メローネとベイビィ・フェイスの基本情報

【ジョジョ】メローネのセリフが気持ち悪い!スタンドが異端すぎる!?

©荒木飛呂彦 / 集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会

メローネの特徴

メローネは、タイツのような服装を筋肉質の身体にピッタリと纏っています。半透明のアイマスクは、片目だけが見えるようにしてあり、上半身のタンクトップも半分だけ露出気味です。

スタイル抜群のその姿は、性格云々を考えなければ、暗殺チームの中でも容姿端麗のイケメンでしょうか。メローネとはイタリア語で「メロン」ですが、メローネ自身にはメロンらしい特徴はありません。

メローネの性格

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©荒木飛呂彦 / 集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会

重要なのは、メローネの見た目ではなくその性格です。そのままでいれば色男部類ですが、その性格と行動の変態ぶりに、ドン引きです。列車の中で物色した見ず知らずの女性の個室に入り、いきなり「好きな体位は?」と訊きながらキスの一覧表を見せるなど、恐ろしい言動を嬉々として行う危険人物です。

自身のスタンド能力を遺憾なく発揮するため、口癖である「ディ・モールト(非常)」に「良好」である女性を強引な方法で探し出し、その後、スタンド「ベイビィ・フェイス」を仕込むのです。狙われたターゲットからしてみれば恐怖でしかなく、メローネはただの変態ではなく、ただただ非情であり、嫌悪されるべき性格をしています。

ベイビィ・フェイスの特徴

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©荒木飛呂彦 / 集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会

メローネのスタンド「ベイビィ・フェイス」は少々複雑で、メローネの手元にあるノートパソコンのような「親」と、自動追跡遠隔操作型スタンドの「息子」の2体に分かれています。

「息子」は、先ほど見出された「ディ・モールトに良好な」女性から短時間のうちに産まれ、彼女に寄生しながら育っていきます。「息子」は、女性の遺伝子を受け継いでいるので、健康で強気で攻撃的な性格であれば「ディ・モールト」というわけです。

メローネは、パソコンの「親」を媒体として、細かな指示で「息子」を教育し、その「息子」はブチャラティらだけでなく、ありとあらゆるものに憎しみを抱き、攻撃的になっていきます。そして、最終的には母親である女性を殺害するような凶暴性を持つ「息子」を、ブチャラティらへと暗殺者として向かわせるのでした。

ベイビィ・フェイス「息子」の特徴

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©荒木飛呂彦 / 集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会

「息子」は、生物や物体を分解して組み換え、別の物質に変化させる能力を持ちます。自分自身も分解することができるので、あらゆる形に擬態し、どんな場所にでも潜入可能です。成長後、ブチャラティとトリッシュが隠れていた亀(ココ・ジャンボ)に潜入し、即効で2人を解体・確保しました。2人は小間切れにされ、家具に変えられていたのです。

メローネは、「親」を通じてメールを打ち、遠隔から意思疎通を図っていましたが、「息子」の成長は著しく、自分の能力を過信するようになっていました。メローネに指示を仰ぎながらも、この頃には、「息子」の成長も思春期に突入したのか、時折反抗したり苛立ちを見せたりし始めています。そこに、ジョルノが現れます。

「息子」とジョルノの戦い

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©荒木飛呂彦 / 集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会

ジョルノはすぐに異様な雰囲気に気が付きました。ベイビィ・フェイスの「息子」は、ジョルノの喉の一部を細切れにして切り取り、呼吸を奪い取ります。続けて、右目・足首を奪い、ジョルノの意識は吹っ飛びます。「息子」は様々な物体に変化しながら攻撃を続け、ジョルノを瀕死状態まで追い詰めたように見えました。

ココ・ジャンボをさらってメローネの元へ走り去ろうとする「息子」は、目の前に立つジョルノのスタンド能力と再生力に愕然とします。ジョルノは、ベイビィ・フェイスの能力が自分の能力に類似していることから、そこから強い影響を受け、自身のスタンドが変化していく様を感じ取りました。皮肉なことに、ベイビィ・フェイスの能力がジョルノを刺激し、更なる強さを生み出させたのです。

メローネに対しても半ギレになった「息子」。これこそが自動追跡スタンドの欠点そのものです。暴走の挙句に自信過剰の戦いでジョルノに敗北を喫した「息子」の死に気付いたメローネは、次のスタンドを産ませる母親を物色し始めますが、ジョルノが「息子」の本体を毒蛇で追跡し、最期はその毒蛇に噛まれて絶命しました。

この戦いを独りで乗り切ったジョルノは、ベイビィ・フェイスからヒントを得て、さらに成長した実感を得ることができました。

メローネの声優について

アニメでのメローネの声優は、間島淳司さんです。アイムエンタープライズ所属し、劇団東京都鈴木区朗読文化協会会長を務めています。主な出演作品としては、「神無月の巫女」の『大神ソウマ』や、「モンキーターン」の『洞口雄大』など。 また、「とらドラ!」で演じた『高須竜児』との共通点が多く、共演者から「リアル竜児」「竜児を演じるために生まれて来た男」と言われたエピソードがあります。

メローネの名シーン・名言

ここでは、メローネの名シーン・名言の紹介をしていきます。

「ディ・モールト ディ・モールト (非常に非常に)良いぞッ!良く学習してるぞッ!」

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©荒木飛呂彦 / 集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会

【ジョジョ】メローネのセリフが気持ち悪い!スタンドが異端すぎる!?

©荒木飛呂彦 / 集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会

一癖も二癖もあるキャラクター揃いの中、メローネの言動は気持ち悪さで群を抜いています。「ディ・モールト」を連呼し、女性を物色するこの変質者には、どうやら長所は見つからないようです。

「スゴクいい!いいビンタだ!!手首のスナップといい腰の入れ方といいこういう元気なビンタをくり出せるんなら君の健康状態はまちがいなく「良好」だ! 」

【ジョジョ】メローネのセリフが気持ち悪い!スタンドが異端すぎる!?

©荒木飛呂彦 / 集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会

物色後、スタンドの餌食になってしまった女性からのビンタをくらいながらも、恍惚の表情を見せるメローネ。もはや恐怖でしかありません。

メローネとベイビィ・フェイスの連携は崩れた…。ジョルノは彼らにより更に強くなる!

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©荒木飛呂彦 / 集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会

メローネのスタンド「ベイビィ・フェイス」は、母親探しから受胎、そして成長と教育が必要であり、かなり手間のかかるスタンドです。そのうえ、遺伝子の仕業や教育の不備でスタンドが暴走する可能性もあり、なかなかに博打的な能力とも言えるでしょう。

ただ、ジョルノはベイビィ・フェイスとの死闘から、大きな刺激とヒントを得、更に強く、攻撃の幅を拡げました。これ以上不幸な女性の被害者が出ないためにも、メローネは死んで当然のスタンド使いでしょう。