【ジョジョ】リゾット・ネエロが強い!スタンドはメタリカ!ドッピオと闘った経緯は?

リゾット・ネエロは、「ジョジョの奇妙な冒険 第5部~黄金の風~」に登場するスタンド使いの暗殺者です。ボスの元で暗殺チームを率いていましたが、ボスに対して疑問を抱くようになり、裏切りに転じました。

ボスの娘トリッシュを奪うことでボスの弱点を探ろうとしている裏切り者の暗殺者たちは、ブチャラティらによって次々消されていきますが、リゾット・ネエロはブチャラティではない相手と闘うことになります!

リゾット・ネエロとメタリカの基本情報

【ジョジョ】リゾット・ネエロが強い!スタンドはメタリカ!ドッピオと闘った経緯は?

©荒木飛呂彦 / 集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会

 

リゾット・ネエロの特徴

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©荒木飛呂彦 / 集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会

リゾット・ネエロの眼は白目と黒目が反転しており、はっきり言ってかなり不気味です。
ただ、佇まいは紳士的で、長身で筋肉隆々。登場時のいきなりのジョジョ立ち(リゾット立ち)には目を奪われます。
物腰は柔らかく、しかし冷静沈着なので、他の血走ったスタンド使いとは一線を画しています。さすが暗殺チームのリーダー。

ネエロはイタリア語で「黒」を意味し、リゾットはご存じの通りイタリアのお米料理の1つです。イカ墨リゾット…?美味しそうな名前ですが、リゾット・ネエロのパッショーネでの役割は「暗殺」。しかし、ボスは暗殺チームを常に道具としてしかみておらず、業務内容の割には不当な扱いを受けていたようです。

トリッシュの存在を知った今、彼女からボスの弱点を掴み、ボスの地位を狙おうとするリゾット。サルディニア島で、偶然にもボスの化身であるドッピオと対峙することになった際も常に冷静でした。

リゾット・ネエロの過去と現在

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©荒木飛呂彦 / 集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会

リゾット・ネエロは、暗殺チームの中でも唯一過去が知らされている人物です。
彼が14歳の時、いとこが酒酔い運転によって死んでしまいましたが、犯人はたった数年の刑に処されただけでした。
それを許すことができなかったリゾットは、その4年後、18歳になった時にその犯人を暗殺します。もう裏世界でしか生きられないと覚悟の上だったのでしょう。

その後、21歳の時にスタンド使いとなり、そのスタンド能力が暗殺に適していたのもあって、組織の邪魔になる政治家や大物ギャングを「消す」担当になります。過去一度も失敗はなく、暗殺チームのリーダーとして暗躍してきました。しかし、ボスやパッショーネからの信頼を得ることができず冷遇されるという現状。

そんな中、暗殺チームの2人がボスの正体を探ろうとして、見せしめに残虐な処刑が行われました。リゾット・ネエロは完全にボスの監視下に置かれていたのです。トリッシュが現れるまでは…。

リゾット・ネエロの性格

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©荒木飛呂彦 / 集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会

過去の出来事からは、冷酷な暗殺者になる前のリゾット・ネエロの性格が垣間見えます。
いとこの死の原因が許せず犯罪に手を染めてしまった経緯は、ある意味、リソット・ネエロが正義感を持っていたことが伺えます。

また、チームリーダーであったことは、部下を指導できる統率力や冷静な判断を持ち合わせているという判断力、暗殺に必要な警戒心や洞察力ももちろん備わっているのでしょう。

ドッピオとの闘いの中でもこの性格の特徴が随時出てきて、ドッピオが2つの矛盾を抱えた危険かつボスに近い存在であることを瞬時に見抜きます。闘いの中でドッピオはかなり追い詰められます。もう少しでボスの首に手が届くところでした。

メタリカの特徴

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©荒木飛呂彦 / 集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会

リゾット・ネエロのスタンド、メタリカは、リゾットの体内に潜む極小の群れが、射程内に近づいた人間や動物から体内要素である鉄分を体外にはき出させてしまう能力を持っています。
血液中の鉄分が失われると、酸素を体中に運ぶ機能が失われてしまいます。
酸素不足が続くと、人間はどんどん弱っていき、死んでしまいます。

メタリカの見た目は、小さな虫…例えると、ムーミンのニョロニョロのような感じです…それらには目と口があり、中には傷があるものもいて、見ていて気持ちのいいものではありません。メタリカを身にまとうと、背後を保護色にして姿を消すことができます。

また、周囲の鉄分を物質変化させることができ、ドッピオの体中の鉄分を利用して、胃の中に大量のカミソリを発生させたり、口の周りを針山にしたりしたのです。

体内の鉄分を武器に変えることで相手を傷付け、鉄分を失わさせて弱らせていくというダブル、いやトリプルの効果を持つスタンド能力に相手は何も成すすべもなく死んでしまう、まさに暗殺に適したスタンドです。

名前の由来はアメリカのヘヴィメタル・バンド「metallica」です。実はスタンドが発している「ロォォォォ(ド)」という呻き声も、バンドのアルバムである「Load」に由来するらしいです。

リゾット・ネエロとドッピオの闘い

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リゾット・ネエロは、トリッシュを追ってサルディニア島にいたところ、偶然ドッピオと遭遇しました。最初はそこらにいる観光客程度に思っていましたが、ドッピオがナランチャのスタンド、エアロスミスの音に微かに反応したため、スタンド使いと見破りました。メタリカの能力でドッピオを追い詰めていくリゾット・ネエロ。

ドッピオは口や胃の中にカミソリや針が突き刺さり、喉にハサミが食い込むという出血多量の重傷を負いながらも、ボスの助けを借りながら闘い続けます。
リゾット・ネエロはその能力にすぐに反応し、ドッピオはボスに近い人物だと確信するのです。
絶体絶命の状況まで追い込まれながらも、未来が見えるボスの「キング・クリムゾン」の能力で、最後はドッピオが勝利します。

それは、リゾット・ネエロが投げたメスを拾い、ナランチャの方にそれを投げることで、エアロスミスの二酸化炭素追撃能力をこちらに向けるというドッピオの作戦でした。
皮肉にもメタリカの能力で息も絶え絶えになったドッピオは攻撃されず、リゾットだけがエアロスミスに撃たれてしまうのです。

勝利を確信していたリゾット・ネエロは、ドッピオに向かって叫びます、「…ボス」と。ドッピオがボスであると確信していたのです。ボスは息絶えたリゾット・ネエロに対して「しかし…くそ…みごとだ リゾット・ネエロ…」と言わずにはいられませんでした。

リゾット・ネエロの声優について

アニメ版でリゾット・ネエロの声優を担当しているのは、黒田崇矢さんです。黒田さんは2000年までは舞台などに出演していた俳優でしたが、体調不良のため休業された際、声優に強く誘われ、このお仕事をされることになりました。

2013年に『ファミ通アワード2012』で「キャラクターボイス賞」を受賞している実力派の声優さんです。現在はアクセルワンの事務所に所属されています。

リゾット・ネエロの名シーン・名言

ここでは、リゾット・ネエロの名シーン・名言の紹介をしていきます。

「オレはおまえに…近づかない」

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©荒木飛呂彦 / 集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会

いきなりリゾット立ちで降臨してくるリゾット・ネエロの登場シーン。
謎に満ちたドッピオという人物に最初に近づき闘った相手はなんとボスの部下だったという展開に、読者もビックリだったでしょう。

「ひょっとしてオレは…自分が気づいていない以上に!!オレが求めるべきものに!近づいているのかッ! 」

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©荒木飛呂彦 / 集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会

そう、それは最期に確信に変わりました。しかし、リゾット・ネエロは死闘の末敗れてしまいます。一見ボスとは何の関りもなさそうなそばかすの少年…実はボスなのでは…?という戸惑いが表れているこの名言は、スタンド能力を持つもの同士でしか分からない世界観を感じさせます。
暗殺チームの闘いは、リーダーであるリゾット・ネエロの死で終わりを迎えました。

サルディニア島での静かなるリゾット・ネエロの闘い

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最後の最期には、とうとうボス自らキング・クリムゾンを発動させるまでに至ったリゾット・ネエロの能力!組織のボスと暗殺チームのリーダーの闘いは、見るものを熱くさせました。

リゾット・ネエロの過去や、暗殺チームの仲間の死など、それぞれの組織・仲間にはそれぞれの世界があるのだと我々に教えてくれた場面でもありました。

ナランチャのエアロスミスが2つの大きな局面に関わっているのも皮肉であり運命を感じさせましたね。